みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場にしたいと思い、2000年9月から、新たに設けた「みんなの広場」です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。

目 次 
 4月は雨が多く、気候も安定しませんでした。それでも天気のよい日は風がさわやかで、散歩に、読書に、活動しやすい季節を迎えました。
1. メールと新聞の記事から
 長谷川陽子さんから頂いたメールと新聞の記事です。
2. 4月のトピックス
 4月の主なトピックスをご紹介します。なお、シオサイト汐留のビル群には新橋の地下街から直接行かれるようになり(都営地下鉄の切符売り場の有楽町寄り)、ちょっと覗いてみましたが、六本木ヒルズにも近く行ってみようと思っています。
 2.1 板谷波山展
  出光美術館で開催されている板谷波山展に行きました。
 2.2 油絵グループ展
  油絵仲間「サークル・トライ」のグループ展を開きました。今年で第5回です。
 2.3 ジャズ・バー「佐和」
  大森に「佐和」という、ジャズ・バーがあり、V Age Club仲間の三人で、行って来ました。
 2.4 美濃焼見学旅行
  V Ageグループの仲間と、土岐市へ美濃焼の勉強に行きました。右上の写真は2日目に見学した登り窯です。
 2.5 ヨットの初乗り
  4/29(金)、佐島に仲間10人とヨット乗りに行きました。

3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 海外からのメールなど
 今月は長谷川陽子さん(家内のいとこ)から頂いたメールと、目に触れた新聞記事をご紹介します。長谷川さんは毎月熱心に私のホームページをご覧になり、感想を寄せて下さいます。
1.1 姉の旅行記
鈴木様
 お元気でご活躍のご様子何よりでございます。今私は、ジョルジュ・シムノンの本をいくつか、読んでおります。メグレ警視ものの「仕掛けられたわな」、メグレものではない「13の秘密」とか「猫」です。猫は「楽しい小説ではないけれど人生のひとつの真実をついている」との訳者のあとがきに、まったくうなづけました。メグレものは楽しいですが、いかにも訳文が古い感じがして・・・。原作は読めないので、フランス語がどうなっているのかわかりませんが、鈴木さんはいかがですか。原文とつき合わせて読んだりなさいますか。今度大江さん[長谷川さんの友人]に聞いてみよう、と思っています。大江さんのご主人がフランス語が堪能と承っていますので。浦さんという方のメールも読ましていただきました。やはり大勢メグレ警視のファンがいらっしゃるのですね。お姉さまの旅行記も相変わらず楽しいです。読みながら、涙がこぼれました。次のを期待しています。[後略]
 

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1.2 「日本外交の過誤」 薬師寺克行(やくしじかつゆき 「窓 論説委員室から」 新聞の記事)
 吉田茂首相の指示で1951年に作られた外務省の秘密文書が、最近、公開された。「日本外交の過誤(かご)」というタイトルが興味をそそる。
 作成の経緯(けいい)がおもしろい。元国連大使の斉藤鎮男(しずお)氏の著書「外交」によると、この年の初め、当時、政務局政務課長だった斎藤氏が突然吉田首相に呼び出された。
 首相は「日本外交は満州事変、支那(しな)事変、第二次世界大戦と失敗を重ねた。原因を調べて後世の参考に役立てたい」と、若手課長を中心に報告書を作成するよう指示した。
 彼らは多くの先輩(せんぱい)外交官から聞き取り調査をした。出来上がった報告書は大胆(だいたん)な批判にあふれている。
 内容を少し紹介(しょうかい)すると、日独伊三国同盟については「都合の悪いことに目をつぶった、現実に立脚(りっきゃく)しない砂上の楼閣(ろうかく)」と言い切っている。
 日本軍の仏印(ふついん 現在のベトナムなど)進出は「かえって自分ののど元を締(し)め付け、揚(あ)げ句の果ては元も子も失う戦争に追い込まれた」。
 そして、対外政策全体を「対華(たいか)政策の根本が改められない限り、本省や現地の事務当局がどんなに努力しても外交的には無に等しい。枝葉末節の苦心は、単なる自慰(じい)に等しい」と分析した。
 安易な前例踏襲(とうしゅう)の誘惑(ゆうわく)をはねつけ、不断に外交政策を検証する知力やエネルギーが今の外務省にあるだろうか。
 長い間眠(ねむ)っていた報告書は、幸い、他ならぬ外務省内の若手の間で話題になっているという。
(出典 朝日 2003.4.23 夕刊)

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2. 4月のトピックス
 4月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 板谷波山展
  出光美術館では、素描集全8巻の完結と没後40年を記念して、板谷波山展が開かれました。以前(1995.3〜5月)にも東京近代美術館工芸館で大規模な展示が行われましたが、今回は下絵と対比した展示のせいか、それとも自分が陶芸を始めたせいか、一層感銘が深かったような気がします。作品の表面にへらで凹凸を付け、その上にしっとりとしたパステル調の着色をして、しかも、これが大正6年45歳の時の作品とは驚きです。中でも代表作、葆光彩磁珍果文花瓶(ほこうさいじ ちんかもんかびん)は、素晴らしいの一語につきます。
 2.2 油絵グループ展
  油絵仲間「サークル・トライ」では毎年春にグループ展を開いており、今年で第5回になりました。会場はJR蒲田駅からほど近いアプリコの地下1階にある展示室です。各人が1年間に描いた約8点の油絵の中から、これはという作品を二点ずつ選び、展示します。今年は「本門寺五重塔」と「夏の終わり(ダリアなど)」の二点にしました。会期は5日間ですが、友人10人が見に来てくれました。
 毎年感じることですが、展覧会を開くと確実に腕が上がるような気がします。一生懸命に仕上げること、他人の絵と比較できること、見に来た人から助言が得られるなどの理由かと思います。
 2.3 ジャズ・バー「佐和」
  このところジャズのライヴに行く機会が増えていますが、V Age Clubの友人三宅川 崇氏から紹介して貰った大森の「佐和(ジャズ・バー)」に、仲間三人で行って来ました。土屋さん一家が経営、出演しており、楽しいひとときを過ごすことができました。今回は土屋さんのピアノ、長男のドラム、長女のヴォーカルでしたが、来月は招待コンボによるライブに行く予定です。
 2.4 美濃焼見学旅行
  V Age Clubの仲間とは、毎年トップサンテでの作陶に行っていますが、今回は土岐市へ美濃焼を見に行ってきました。8名が参加し、往復は車2台で、往きは東名高速、帰りは中央高速を利用しました。土岐市は名古屋の東北にあり、小牧から中央高速を少し走って土岐インターから降りたところです。一帯には美濃陶磁歴史館、伝統産業館、元屋敷窯(かま)跡(国指定史跡)、美濃陶芸村などがあります。生憎二日とも雨にたたられましたが、一日目は展示館を廻って志野、織部に代表される美濃焼の概要を掴み、二日目は陶芸村の二軒の窯元を訪ねて窯や実際の轆轤(ろくろ)を使っての作陶を見学し、貴重な話を聴くことができました。
 鬼岩城という山の中の旅館に泊まりましたが、新緑に囲まれ、土地で採れた山菜の料理を堪能しました。目的意識を共有した仲間との旅は楽しいものです。
 2.5 ヨットの初乗り
  季候もよくなり、4/29(金)快晴に恵まれて、今年初めてヨット乗りに行きました。風も程々で快適なセーリングでしたが、帰りに帆を下ろすためエンジンをかけようとしたところ直ぐに止まってしまいました。レスキューを呼ぼうかという声も出ましたが、ジブ・セイル(前の小さい帆)で入港を試みようということになり、メイン・セイル(後ろの大きい帆)のみを降ろし、無事に帰港できました。
 ヨットを海から揚げて、船底を見たところ、もやいのロープがスクリューに絡まっていたことがわかりました。海の上では思わぬことが起こるので、冷静に判断し、行動することが大切です。

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3. 来月の予定
 来月は月末にフランス旅行を予定しているので20日過ぎには改訂を行う予定です。今月載せられなかったのは、以下の三点です。
 3.1 河合隼雄、村上春樹共著「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」(岩波書店)。飯塚恒雄著「村上春樹の聴き方(角川文庫)」の、「あとがきにかえて/『海辺のカフカ』の地を訪ねて」。
 3.2 趣味
  文学座の「ドン・ジュアン」。
 3.3 趣味
  4月に油絵のグループ展に、出品した油絵二点。
 今月に続けて次の三項目も手掛けたいと思います。
 3.4 ウオーキング・旅行
  来月も上の姉が書いた「北海道(利尻−礼文−稚内)の想い出」の続き。
 3.5 興味あるリンク
  今後も、少しずつ追加したいと思います。
 3.6 古いページの更新
  毎月、少しずつ更新して行こうと思っています。
 なお新しい項目として、次項があります。
 3.7 近現代史
  ハーバード・ビックス著「昭和天皇(上)(下)」(講談社)をほぼ読み終えたのでその紹介か、1.2項で採り上げた「日本外交の過誤」が入手できれば、その紹介のいずれか。

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[Last Updated 7/31/2005]