みんなの広場
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アクセスされた方々との交流の場にしたいと思い、2000年9月から、新たに設けた「みんなの広場」です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。

目 次 

1. 「春を待つ」など
 この季節に感じることと、気になった新聞記事のご紹介です。
2. 1月のトピックス
 1月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 東海七福神巡り
  元旦に姉二人と、東海七福神巡りに行きました。
 2.2 山下洋輔
  東京オペラシティーのコンサートホールで開かれた山下洋輔の新春コンサートに、NMCの荒川氏と行きました。
 2.3 日本の音楽展
  日本の音楽展が赤坂の草月会館で開かれ、第5夜に岩森榮助先生が出演されたので、家内を始めコーラスの仲間と聴きに行きました。
 2.4 NMCスキー(右の写真は白馬で泊まったロッジの写真です)
  今年、初めてのスキーとして、NMCの仲間と白馬に行きました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「春を待つ」など
 寒の季節に感じることと、目に触れた新聞記事をご紹介します。
1.1 春を待つ
 
今は一年で一番寒い季節です。節分を過ぎると、寒も終わり春めいてきます。家の近くの池上梅園を覗いたら、梅は一分咲きというところでした。
  週に一度通っている本門寺での朝の体操会も、年寄りが多いせいか人がまばらで、参加者は通常の1/4程度でしょうか。
  春は確定申告の季節でもあり、準備を始めています。パソコンで普段からデータを入力しているので、余り手もかからず、青色申告会に早めに相談に行っています。
  冬にはスキーというスポーツがあるのですが、図書館通いなどに自転車に乗ると、寒風が身に沁みます。万歩計を付けてのウオーキングも、この季節は億劫になりがちです。

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1.2 「歴史学とは何か 社会科学として考える」 阿部 謹也(歴史学者) (新聞の記事から)
 わが国の歴史教科書問題は両派が対立したまま解決の見通しも立ってはいない。おりしも9・11テロをきっかけとしてアフガニスタン戦争が起こり、イラクに対するアメリカの攻撃が間近に迫っているにもかかわらず、私たちの歴史意識には何の変化も見られない。拉致問題を契機として政治も国際感覚も大戦時とほとんどかわっていないことを露呈している。日本の歴史学会は日本人の歴史意識のありかたについて何の提案も出来ずにいる。
 しかしイギリスのエリック・ホブズボームは『歴史論』(原剛訳、ミネルヴァ書房・2001年)を書き、現在の世界の歴史学のあり方を全面的に検討している。ホブズボームにとって歴史学とは「現代世界の社会システムの成り立ちを説明し、私たち自身の社会を含めて、全ての社会を理解しようとする」営みである。したがって著者は歴史家と経済学者、社会史、フランスのアナール学派などのほか、マルクスと歴史学などについても論じている。とりわけ「ヨーロッパ史の特異な性質」において、十七世紀以来出現した新しいヨーロッパについて論じ、国際的な国家間のシステムとしてのヨーロッパ、知識人の共同体としてのヨーロッパ、教育と文化のイデオロギーの都市的な形のヨーロッパを識別している。著者は歴史学を社会科学の一部門として考え、これらの論考の中でそのあるべき姿を考察しており、私たちにとっても大いに参考になるものである。
 ところで京都大学の西洋史研究室が「21世紀の西洋史研究のために」と題する冊子を刊行している。そこでは教官と大学院生達が西洋史のありかたについて感想を述べているが、全体として展望は暗い。現実からの乖離を指摘する声もある。かって原勝郎が創立した京都大学の西洋史研究会の状況を知るにつけ、大きな議論があるところではあろうが、社会科学としての歴史学について再び論ずる必要があるのではないかと考えている。ついでにいえば、大学改革が学問のありかたを問わなかったために、歴史学をどの学部に置くべきかというような議論も全くなされていない。
 ホプズポームも「もはやヨーロッパ中心的でなくなった世界の中のヨーロッパを一体どのように扱えばよいのか、私たちにはもはやわからない」と述べている。しかし彼は地域史及び地球史の両方としてのヨーロッパ史の未来について再考する必要性を訴えているのである。
(出典 日経新聞 2003.1.5 半歩遅れの読書術)

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2. 1月のトピックス
 1月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 東海七福神巡り
  このところ七福神巡りが正月行事として定着してきました。今年も昨年と同様、二人の姉と、東海七福神巡りに行きました。出発は京浜急行の新馬場駅で品川から二駅目(北品川の次)です。第一京浜道路の新八山橋を北に向かい、山手通りと交差するあたりが新馬場駅です。ここを東に向かうと天王洲になります。駅の周りに四ヶ所(品川神社、養願寺、一心寺、荏原神社)あり、品川神社は第一京浜沿いですが、他の三ヶ所はほぼ旧東海道沿いにあります。また青物横町駅の海側に品川寺(ほんせんじ)が、二駅先の立会川駅に天祖諏訪神社があります。これらはみんな旧東海道に沿っており、再び第一京浜道路と合流するところが、鈴が森刑場跡です。さらに第一京浜を下ると、京急大森海岸駅の先に最後の磐井神社が見えてきます。
 2.2 山下洋輔
  山下洋輔氏はテレビ番組で何回か演奏を聴き、さらに上山氏のCDとVTRで接する機会があり、一度生演奏を聴きたいと思っていました。たまたま新聞で東京オペラシティーで新春コンサートがあることを知り、ホームページで調べて切符を買いました。申し込むのが遅かったので2階の前の方の席でしたが、NMCの荒川氏と行きました。
 第1部と第2部に分かれており、第1部では富樫雅彦氏(次項の新聞記事参照)の作品を山下氏が即興演奏し、第2部は山下氏の作品「即興演奏家の為のENCOUNTERU」が山下氏のピアノと「新春超風楽団(このコンサートのために特別編成された管楽器、打楽器奏者によって構成)」によって演奏されました。
 管楽器とピアノの共演は初めてですし、楽しいアンコール曲の5・7・5( → 俳句)を含めて、山下氏のエネルギッシュな生演奏は、矢張り違うと実感しました。
「ドラマ一富樫雅彦が作曲家に」(出典 日経新聞 2003.1.16 夕刊)
 日本のジャズ界を代表するドラム奏者の富樫雅彦(62歳)が昨年8月で演奏活動を停止、作曲家として再スタートした。1969年の事故で車いす生活となってから、独自のドラムセットを考案して活動していたが、脊髄(せきずい)損傷に伴う貧血で演奏が困難になった。
 11日、東京オペラシティ・コンサートホールで行われた「山下洋輔の新春超即興絵巻」では当初、山下と富樫の即興を予定していたが、山下のソロによる富樫作品の演奏に変更。代表曲「スピリチュアル・ネイチャー」などと並び、富樫が昨年書き下ろした新曲「マイ・ワンダフル・ライフ」を初演した。研ぎ澄まされた感性の中に、春の日だまりを思わせる温かさを持ち合わせた曲に観客は聴き入った。
  富樫はベース奏者の父の影響で幼いころから音楽に親しみ、14歳でデビュー。前衛的な即興演奏のフリージャズを開拓するなど最前線で活躍してきた。最新作のライブ作品「コントラスト」で共演した旧知のピアノ奏者、佐藤允彦は「上半身を垂直にしていると貧血になるためへ車いすに座ったまま移動できない。現在はベッドの脇にキーボードを置いて作曲している。仲間で彼の曲を発表してサポートしていきたい」と話している。      (の)

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 2.3 日本の音楽展
  日本の音楽展は指揮者の熊谷弘(くまがいひろし)氏が主宰する音楽会で、今年で25回目を迎えたそうです。日本人の作曲家の曲を日本人が演奏するコンサートです。第5夜に岩森榮助先生が出演され次の曲を歌われました。
平井康三郎(1910〜2002年) 酒の歌四章(1929〜33年) 若山牧水詩 T.白玉の U.かんがえて V.ちんちろけ W.鉄びんの
清瀬 保二(1900〜1982年) 足くび(1922年) 北原白秋詩
清瀬 保二 猫(1925〜45年) 長田恒雄詩
清瀬 保二 嫌な甚太(じんた 1928年) 山岸曙光子詩
清顆 保二 少年の日(1)(1922年) 佐藤春夫詩
清瀕 保二 海の若者(1933年) 佐藤春夫詩
 なおピアノ伴奏は河原 忠之さんでした。
 私が「日本の音楽展」を聴いたのは初めてですが、素晴らしい企画で、ほかにも狂言風な誦象やソプラノなど良い演奏がありました。

 2.4 NMCスキー
  1月25〜27日にNMCの仲間6名で、白馬の八方尾根へスキーに行きました。八方はこれで三度目で、社会人に成り立ての頃、山岳部としての合宿と、十数年前に結婚以来中断していたスキーに同じくNMCの連中と行きました。1998年に冬季オリンピックがあり、長野新幹線もでき、長野-白馬-八方に長距離バスができたので便利になりました。
 名木山(なぎやま)、白樺、国際、咲花(さっか)と四本のコースがあり、晴れていれば白馬三山(白馬岳、杓子[しゃくし]岳、鑓[やり]ヶ岳)の雄大な姿も眺められ、素晴らしいスキー場です。
 第一、二日は快晴で楽しいスキーが楽しめましたが三日目は山の下は雨になり、雪もしめっている上にガスで見通しが利かず、早く切り上げました。
 残念なことに二日目にI(アイ)さんが、ボーダーに後ろから体当たりされ、肋骨を折るというアクシデントがあり、先に帰りました。
 それでも気のあった連中とスキーをし、夜もロッジで話をするのは楽しいことです。

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3. 来月の予定
 3.1 私の愛読書
  塩野七生さんの「終わりの始まり ローマ人の物語11(新潮社)」を読み始めました。来月は無理かと思いますが、そのうちに採り上げたいと思っています。
 3.2 ウオーキング・旅行
  来月も上の姉が書いた「北海道(利尻−礼文−稚内)の想い出」の続きを、載せたいと思っています。また東海七福神には、地図を追加したいと思っています。
 3.3 趣味
  日生劇場の「恐怖時代」を見に行く予定です。演劇に追加するつもりです。
 3.4 興味あるリンク
  今後も、少しずつ追加したいと思います。
 3.5 古いページの更新
  毎月、少しずつ更新して行こうと思っています。

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[Last Updated 7/31/2005]