本門寺松涛園

 
  松濤園(お庭)

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          目 次

1. 本門寺松涛園の概要
 松濤園の由来などのご紹介です。
2. 本門寺松涛園の茶室
 松濤園のお庭にある茶室のご紹介です。
3. 本門寺松涛園の入園方法
 松濤園への入園方法をご説明します。

1. 本門寺松涛園の概要
 松涛園は本門寺の旧本坊の奥庭として、桂離宮の建築と造園で名高い小堀遠州(1579-1647)によって作られました。作庭に当たっては、この4千坪に広がる庭に遠州茶道の極意を具現し、渓流と池を回遊する名園としました。それはまた本坊客殿より渓谷美を俯瞰できるように作られたものであるといわれています。宗祖700年遠忌の後期事業として修築され、平成3年5月に落慶しました。
◎西郷隆盛と勝海舟会見の碑
 慶応4年(1868)4月に西郷隆盛と勝海舟はこの庭のあずまやで江戸城明け渡しに関する会見をしたと伝えられています。(東京都史跡指定) 本門寺には当時、新政府軍の本陣がおかれていました(右の写真の真ん中の白い石がその碑です)。

2. 本門寺松涛園の茶室
1. 根 庵
 三井の祖、益田鈍翁(孝)庇護厚つかった陶芸家大野鈍阿の住いでした。この建物と、茶室「鈍庵」のニ棟を裏千家より寄贈され、移築したものです。 「鈍庵」に対して根庵と名付け、大運庵と三つの茶室を合わせ「運・鈍・根」の組合わせとなります。八畳間の茶室二間、一回の最大収容人数は50名です。
2. 鈍 庵
 四畳中板の茶室で、栗材を使った建物です。「鈍庵」の名は、大野鈍阿が自らの名にちなんで付けたものです。
3. 松月亭
 庭の西の小高い見晴しの良い場所に建てられたあずま屋で、茶会では立札席として使用され、床几等を配し、60名の席を作ることができます。
4. 浄 庵
 平成4年4月に完成した茶室で、庭園の一番高い所にあり、西郷、勝の会見したあずま屋のあった跡に建てたものです。国賓などを接遇できる茶室は、法華思想である「水」にちなみ「浄庵」と命名されています。
(以上の出典 朗峰会館発行 松濤園案内資料)

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3. 本門寺松濤園の入園方法
 今は朗峰[ろうほう]会館[中にレストラン「花むら」がある](寺の北側、川端茅舎住居跡へ行く途中の左側)の庭園になっています。
 松涛園は、本来非公開とされているため、園内に足を踏み入れることはできませんが、実は、散策できる特別な方法があるのです。その方法とは、まず池上本門寺発行の「本門寺散策リーフレット」を寺務所などで手に入れるのが先決です。そこに掲載されている本門寺クイズに答えて朗峰会館フロントに持参すると、リボンを渡され、それを胸に付けて入園するというシステムです。日を改めて見学する場合は見学券を渡してくれます。「松涛園」は、まさに知られざる観光スポットです。
朗峰会館 電話03(3752)3101
開園時間 午前10時〜午後4時
[出典 salus(サルース) 東急沿線の情報誌(2001.10月号) (株)東急エージェンシー]

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[Last Updated 2/28/2002]