みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場にしたいと思い、2000年9月から、新たに設けた「みんなの広場」です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。

目 次 

1. ユビキタス・コンピューティングなど
 最近、新聞の記事でも採り上げられている言葉をご説明します。
2. 10月のトピックス
 10月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 ジューン・アンダーソン・ソプラノ・リサイタル
  10月4日、三鷹にある武蔵野市民文化会館に、米国のソプラノ歌手ジューン・アンダーソンのリサイタルを聴きに行きました。
 2.2 平和島近くの散策
  10月6日、V Age Clubの大森交流会で、平和島(大森海岸)近くの散策をしました。
 2.3 伝統工芸展
  毎年日本橋の三越で行われている伝統工芸展に行きました。
 2.4 玉子湯温泉−福島県高湯
  神宮クラブの仲間9名(家内も含む)で温泉に入りに行きました。
 2.5 歌舞伎座「仮名手本忠臣蔵」
  二人の姉と我々夫婦の4名で見に行きました。
 2.6 東海道53次(右上の写真は、箱根の猿滑坂[さるすべりざか]です)
  大学のクラス会の一環として、東海道53次を行い、初日のみに参加しました。
 2.7 あかんさす会
  10月26日コーラス仲間のソロリサイタルが、文化の森ホールでありました。
 2.8 近代版画にみる二つの潮流−新版画と創作版画
  我が家の近くにある太田区立郷土博物館で、頭書の講演会がありました。
 2.9 筑波山
   V Age Club大森交流会の行事で、筑波山に紅葉狩りに行きました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. ユビキタス・コンビューティングなど
 新しい言葉の解説と、ご紹介したい新聞記事を採り上げました。
1.1 ユビキタス・コンピューティング(ubiquitous computing; 最近、新聞でも採り上げられている言葉の説明です)
 今のところは携帯電話や車のナビゲーション・システムがわかりやすい例かと思っています。
 1) 人に意識されることなくコンピュータがどこにでもある、といった環境を指す。(英和コンピュータ用語大事典 紀伊国屋書店発売)
 2)  Xerox Palo Alto Research Centerのワイザー〔Weiser 91]らが提唱した概念。 tabやpadと呼ばれる小形可搬形のコンピュータ、あるいはboardと呼ばれる大形ディスプレイの付いたコンピュータ、さらには日常生活で用いられるあらゆる機器に埋め込まれたコンピュータがネットワーク化され、利用者はコンピュータの存在を意識せずに日々の仕事を行うことができるような状況をさす。
そこでは位置と環境に関する情報が重要であり、技術的には小形・低消費電力デバイス、環境変化に対応するソフトウェア、ネットワークデバイスプロトコルが重要な要素となる。 (高島) (電子情報通信ハンドブック 電子情報通信学会編 オーム社)

1.2 うたはめぐる 高橋順子 秋B 三夕、心の風景(「新聞の切り抜き」から; 今月の新聞記事から、心に触れたものを一つ採り上げました)
 庭先のすがれた小花朝顔の花がひとまわり小さくなり、夕方までしぽまないことがある。日が短くなってきた。
 「新古今集」に、「三夕の歌」として名高い三首がある。これは三首一連として読むように、編者の後鳥羽院や藤原定家らの意図があったろう。
 寂しさは その色としも なかりけり 槙(まき)立つ山の 秋の夕暮れ      寂蓮
  (寂しいのは、その色のせいというのではないのだ。秋になっても山には青々とした木が茂る、この秋の夕暮れ。)
 心なき 身にもあはれは 知られけり 鴫(しぎ)立つ沢の 秋の夕暮れ     西行
  (ものに動かされる心を捨てた出家の身にも、あわれをおぼえさせられる。鴫の飛び立つ沢の、この秋の夕暮れ。)
 見わたせば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋(とまや)の 秋の夕暮れ    定家
  (見渡してみると美しい花も紅葉もない。浜辺に漁師の小屋があるばかりの、この秋の夕暮れ。)
 この三首に共通するのは、ひびきの幽(かす)かな美しさはむろんのことだが、「けり」の三句切れ、結句がいずれも「秋の夕暮れ」であること、そしていずれにも「なかりけり」 「なき」と否定形の言葉が用いられていることである。
 否定形はそこに心の働きがあるということである。西行は「心なき身」の心にもしみるとうたっているので、心が見た風景でもあることが知れるのだが、寂蓮も定家も心の目によって現実の風景を選びとっているのである。
 もしも心が水をたたえた器であるなら、その水に屈折して映る秋が詠まれることになる。その屈折が個性といってもいい。
 寂蓮は知的な寂しさ、西行はおのずからなる寂しさ、定家は意識的に寂しさと華やかさを一首のうちにこめた。三人三様の歌いぶりがみごとな調和を見せる秋の夕暮れである。    (詩人)
[出典 日経新聞 2002.10.6]
。 

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2. 10月のトピックス
 2.1 ジューン・アンダーソン・ソプラノ・リサイタル
  NMCの岡田さんはクラシック・フアンです。今回は奥さんが行かれなくなったからと、このリサイタルに誘われました。三鷹にある武蔵野市民文化会館は有能なマネージャーがいるらしく、珍しい演奏会があるようです。前回は五明カレンさんのヴァイオリン・リサイタルでした。今回のソプラノ歌手ジューン・アンダーソンも、私には何の予備知識も無かったのですが、とくにアンコールの曲には馴染み深いものが多く、楽しみました。
 2.2 平和島近くの散策
  10月6日、V Age Clubの大森交流会で、平和島(大森海岸)近くの散策をしました。詳しい内容は 「8 ウオーキング・旅行」の「13 大森海岸付近」に載せました。
 2.3 伝統工芸展
  毎年日本橋の三越では伝統工芸展が開かれています。大森交流会の帰りにメンバーの田中さんと二人で出かけました。陶芸、金工、木工、漆器、竹細工、人形から和服まで、当代一流の作家の作品が鑑賞できるのが楽しみです。
 2.4 玉子湯温泉−福島県高湯
  神宮クラブのテニス仲間と家族連れで毎年旅行に行っています。今年は福島県高湯の玉子温泉に行きました。大浴場のほか野天風呂等五つの温泉が楽しめます。近くの吾妻山スカイラインから上は紅葉が始まっていました。我々は温泉から歩いて約1時間の所にある不動の滝を見に行きました。結構急な山道でしたが全員無事に往復しました。
 往復は東北新幹線なので乗車駅の東京駅近くにある新しい丸ビルで食事をしました。平日の午前なのにブティックやレストランは結構混んでいるのにびっくりしました。西側の汐留(新ビル群を建築中)などが見渡せ、東京の新名所として定着するかも知れません。

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 2.5 歌舞伎座「仮名手本忠臣蔵」
  二人の姉と我々夫婦の4名で見に行きました。忠臣蔵は子供の頃、見た記憶があり、有名な演目だけに見応えがありました。これも 「9 趣味」「5. 演 劇」に「13. 歌舞伎『「仮名手本忠臣蔵」』として載せてあります。
 2.6 東海道53次(右上の写真は、箱根の猿滑り坂です)
  今年は古希とあって幹事がいくつかのイベントを企画し、大学のクラス会の一環として、東海道53次を行いました。ところどころ歩いて、あとは乗用車というものですが、それでも8日かかります。初日の10月20日は雨の天気予報が曇りのウオーキング日和で、まず日本橋の袂で記念写真を撮り、新橋まで歩きました。小田原までは高速道路で往き、小田原で鰺寿司を食べた後、畑宿(はたじゅく)から旧道を歩きました。一里塚(道の両側に土塁ができている)と丸い石が敷いてある道は余り人が歩いていないようでした。甘酒屋からはまた車に乗り塔ノ沢の「一の湯」に泊まりました。準備をした幹事はさぞかし大変だったと思います。
 2.7 あかんさす会
  岩森先生が主催する「森の会」では、大田区の合唱祭のほか「あかんさす会」のソロリサイタルを行っています。今年は元の大田区役所(区役所は数年前に蒲田に移転した)の文化の森ホールで34回の発表会がありました。我々夫婦は2曲づつ歌いましたが、仲間の小石さんは娘さんのフルートとお孫さん三人とで3曲合唱しました。また昨年から参加した小川さんの「ぼくは鳥刺しパパゲーノ」は、ピッコロも自分で吹き好評でした。
 2.8 近代版画にみる二つの潮流−新版画と創作版画
  我が家から10分足らずの所にある大田区立郷土博物館では12月1日まで特別展「版画に見る東京の風景」−関東大震災から戦前まで−を開催しています。これに合わせて頭書の講演会がありました。東京文化短期大学の岩切信一郎先生が講師で、新版画と創作版画の説明がありました。私も年賀状には版画を使っているので大いに参考になりました。
 2.9 筑波山
  10月31日筑波山に紅葉狩りに行きました。総勢9人で、JR東京駅八重洲口から出るJRの長距離バスで、筑波山まで行き、そこから登山ケーブルの乗り口まで路線バス、ケーブルで男体山、女体山を結ぶ鞍部まで行き、男体山、女体山と往復し、女体山山頂でお弁当を食べました。各山頂まで400mと600mですが、標高はほぼ同じなので、男体山はかなり急な岩場の登坂でした。
 東京駅からのJR長距離バスは結構便利なので、知っておく価値があるのと、帰りに経由したJR上野駅は駅ビルアトレができ、すっかり変わっていました。駅は結構利用しているのですが、上野公園口が多く、昭和通りの方からは、めったに入ったことが無かったので気が付きませんでした。

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3. 来月の予定
 10月から囲碁教室に入門したので、趣味に室内遊戯(ゲーム)を加え、手始めに「囲碁」を採り上げようと思っています。
 その他、次のようなことを考えています。
 3.1 本の紹介
  村上春樹さんの「海辺のカフカ」に続いて「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読みはじめました。できれば採り上げたいと思います。
 3.2 ウオーキング・旅行
  「13 大森海岸付近」のコース案内と地図を追加したいと思います。
 3.3 興味あるリンク
  毎月、少しずつ追加したいと思います。
 3.4 古いページの更新
  少しずつ更新して行こうと思っています。
 

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[Last Updated 8/31/2005]