みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「11 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 6月は、梅雨というのに、割に暑い晴天の日が続きました。つつじは終わりましたが、アジサイ、ハイビスカス、サルビヤなど、色鮮やかな花々が咲いています。
1. 今月の追加内など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  今月は三村 将(みむらまさる)慶大教授の「あるがままの美しさ」と題するコラムを載せました。
2. 6月のトピックス
 6月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 小曽根真・読売日本交響楽団のコンサート
  15日、蒲田のアプリコ大ホールで開かれた、小曽根 真(おぞねまこと ピアノ)と山田 和樹の指揮する読売日本交響楽団のコンサートに行きました。
 2.2 古径公園
  16日、我が家の近くにある古径公園に行きました。右の写真は滑り台のある公園の庭を撮したものです。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 今月の追加内など
 1.1 「今月の追加内容」
  「9 趣味」「3. 美術」「2. 絵画作品集」に追加した「45 東京駅」は5月に開催した第13回サークルトライ油絵展への出展作品です。
  「11 興味あるリンク」に追加した「16 人」の「16.29 小林 古径」は、2.2項「古径公園」との関連です。

 1.2 新聞の記事から
  「あるがままの美しさ」 慶応大学医学部精神神経科教授 三村 将氏
  先週末、学会出張の合間を縫って、1年ぶりに唐招提寺を訪れました。6月初旬の鑑真和上(がんじんわじょう)の命日に、開山忌として鑑真の坐像が特別開扉されます。今年も御影堂には長い焼香の列が絶えることがありませんでした。静かに閉じた鑑真の目には何が映っているのでしょうか。5回の渡航に失敗し、失明してもなお日本へ渡る決意と情熱を失わず、65歳を過ぎてついに来日を果たした鑑真の透徹した姿は強く心を打ちます。大学の私の部屋には鑑真の大きな写真が飾ってありますが、心が倦(う)んだとき、その静謐な横顔はいつも私を勇気づけてくれます。
 初夏の唐招提寺はつつじが咲き乱れていました。国宝の仏が立ち並ぶ寺の中で、私が好きなのは新宝蔵に人知れずたたずむ如来形立像です。両腕と頭部のない姿は「唐招提寺のトルソー」として知られています。身体の一部が欠失している彫像(トルソー)としては、ルーブル美術館のミロのビーナスやサモトラケのニケが有名ですが、唐招提寺のトルソーも昔から多くの文人や芸術家を魅了してきました。なぜでしょうか。
 白洲正子氏は著書「十一面観音巡礼」の中で松尾寺のトルソーに触れ、「朽木と化したその姿は、身をもって仏の慈悲を示しているような感じがする」と述べています。私はトルソーを見るたびに「あるがまま」ということの美しさを考えるのです。彫像は損傷を受ければ普通それを修復します。その方が見栄えもいいし、保存面でも優れているでしょう。しかし、長い年月を経て手を加えずにある不完全な姿は、ときに人に強い感動を与え、元の姿への想像力をかき立てます。
 医学は実学です。福沢諭吉は北里柴三郎に向けた「贈医」という七言絶句の中で、医師は自然の家来に過ぎないなどと言わずに、あらゆる手段を尽くしてこそはじめて医業の真諦が生まれるのだと謳(うた)っています。欠けているものを補い、余剰なものをそぎ落とすのが医学です。
 今やこれまで夢物語たった臓器移植や再生医療も可能になってきました。それ自体は素晴らしいことですし、私自身も日頃は神経再生にかかわる研究を行っています。しかしあるがままの状態を受け入れる姿勢も忘れてはいけないのではないか。特に精神科領域の問題は、性格や考え方にしても、完全無欠なものはなく、人それぞれだからこそいいのではないか。「唐招提寺のトルソー」を見ているとそんなことを思うのです。
(出典 日本経済新聞 2014.6.12 夕刊 「医師の目」欄)

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2. 6月のトピックス
 6月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 小曽根真・読売日本交響楽団のコンサート
  小曽根真さんは、ジヤズピアニストで、FM放送でもパーソナリティーを務めています。今回、山田和樹の指揮する読売日本交響楽団をバックに、ラフマニノフ作曲の「パガニーニの主題による狂詩曲」のピアノを弾きました。ほかにチャイコフスキー作曲の交響曲第5番のオーケストラ演奏がありました。演奏の行われたアプリコは、我々も油絵の展示会や、コーラスの発表会を開いた建物です。指揮者として予定されていた井上道義さんは病気で出演できなくなり、山田和樹さんが急遽代役で指揮台に立ちました。
 2.2 古径公園
  我が家の近くに大森行きのバスの停留所「万福寺前」があります。そこから萬福寺の方へ坂を少し下ったところに、この古径公園(大田区南馬込1-59-22)があります。元々日本画家の小林古径さんのアトリエと住居があったところで、建物は郷里の上越市に移築され、跡地が公園になりました。今回はリニューアルされ、区報に載りました。公園の一郭には児童館があり、公園の前には教会(大森聖公会)もあり、爽やかな感じのする公園です。

3 来月の予定
 3.1  油絵
  「9 趣味」「3. 美術」「2. 絵画作品集」に5月の油絵展への他の出展作品を、今月に続いて載せる予定です。
 3.2 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 7/31/2014]