みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「11 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 2月は立春を過ぎても、寒い日が続いています。先日は庭にあったバケツに、厚さ1センチメートルの氷が張っていました。我が家の近くの池上梅園では、やっと梅が見頃を迎えました。紅や白の梅が、良い香りを漂わせています。
 枯れた芝生の間からは、緑の雑草が顔を覗かせています。
1. 今月の追加内容など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  今月は池澤夏樹さんの「沖縄、根拠なき負担 構造的な差別の先には」という記事を載せました。
2. 2月のトピックス
 2月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 山岳部スキー
  9日〜11日、元勤めていた会社の山岳部の仲間で川場に泊まってスキーに行きました。右の写真は丸沼スキー場から見た日光白根山です。中央の木々の上に顔を出しています。
 2.2 池上梅園
  20日、観梅に行きました。
 2.3 台湾旅行
  24日〜27日、大学のクラスの有志で台湾に行きました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 今月の追加内容など
 1.1 「今月の追加内容」
  「9 趣味」「3. 美術」「2. 絵画作品集」に追加した「41 おうぎばしょう」は昨年秋に開催した油絵展への出品作品の3枚目です。
 「11 興味あるリンク」には、「11 趣味2−旅行」に「11.94 国立故宮博物院」と、「11.95 太魯閣(タロコ)渓谷」を追加しました。両項共、このページの2.3項の記事との関連です。

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 1.2 新聞の記事から
    「沖縄、根拠なき負担」
 構造的な差別の先には 池澤夏樹
 政治の課題は重要か緊急か、あるいはその両方である。
 安倍内閣が自分のサイコロと国民の金で大ばくちをするのはずいぶん危険なことだとぼくは思う。インフレに苦しんで借金が残るだけにならないといいが、結果が出るのはまだ先だろう。
 沖縄は緊急にして重要。
 1月27日、沖縄の41の市町村ぜんぶから首長、議長、県議140人が上京して、オスプレイ配備の撤回と普天間基地の県内移転反対を訴えた。この人たちは烏合(うごう)の衆ではない。公正な選挙によって選ばれた県民の代表である。
 また、この二つについて、琉球新報と毎日新聞による世論調査では県民の9割が反対という意思表示をしている。9割は普通ならばあり得ない数字だ。
 日本国の一つの県が一個の事案についてここまではっきり嫌だと言ったことはかつてなかった。
 しかし彼らの声は届かない。国、ならびに1都1道2府42県、また本土のメディアの多くはこれを完全に無視している。
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 沖縄が普天間の海兵隊基地を撤去してほしいというのは感情論ではない。ただ危険だからということではない。
 現実の話、沖縄に海兵隊を常置させる根拠はないのだ。
 尖閣諸島を巡る防衛問題について沖縄の海兵隊は抑止力にはならない。もしもアメリカ軍に出番があるとしたら(ありえないけれど)、それは空軍か海軍第7艦隊であって海兵隊ではない。仮に海兵隊が出るとしても、発進するのは強襲揚陸艦の基地である佐世保からであって普天間からではない。
 今、沖縄の海兵隊はフィリピンやタイ、オーストラリア、韓国などを巡回して、各国の軍と共同訓練をすることを主務としている。これまた沖縄を基地にする必要はない。
 沖縄経済は米軍基地がなければ成り立たないというのも過去の話だ。返還された土地の活用はどこもうまく行っているし、雇用者数が何千倍にもなったところが少なくないや実例としては那覇の新都心を見ればいい。ハブしかいなかった荒れ地が繁華街になった。
 オスプレイの配備で沖縄人が怒るのは、日、米両方の政府があからさまに嘘(うそ)をついているからだ。
 ハワイ島で、この飛行機が飛ぶ経路から1,600メートルのところにカメハメハ大王の遺跡があるというので、海兵隊は訓練飛行を止めた。滑走路への進入コースから130メートルのところに学校と幼稚園がある普天間への配備は止められなかった。沖縄の子供たちの命はそこまで軽いのか?
 軍隊は若い者たちを集めて毎日のように喧嘩(けんか)の練習をさせる。暴力沙汰や無分別な行いが生じるのは当然だろう。基地の中に閉じ込めておけるものではなく、外へも滲(にじ)み出す。沖縄で米兵がらみの犯罪は少なくない。
 それを抑え込むために日米地位協定があるのだが、これが日本側にとって圧倒的に不利。沖縄は何十年も前から地位協定の改定を日本政府に求めているが、今もって何の動きもない。ドイツでも韓国でも改訂は実現したのに。アメリカはけっこう柔軟なのに。
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 これだけカードが揃(そろ)うと一つの結論が見えてくる。
 日本人の大半は沖縄人を別種の人間と見なしている。すばらしい観光地、癒やしの島、定年後は移住もいいかもしれない、歌手と俳優の供給源。そして基地を置いておくのに便利なところ。
 沖縄の側から構造的差別という言葉が出てきている。差別といっても、日常の場でちょっと嫌いとか、あいつはねとか、そのレベレの差異感ではない。
 このカテゴリーの人たちは同じ日本国民でも一段下だからこのくらいの負担は当然、という思い込みが1都1道2府42県の側にある。その現物が普天間でありオスプレイなのだ。
 ここまで嫌だと言っているのに、理をつくして海兵隊が沖縄にいる必然性はないと説明しているのに、アメリカ側にもそれを支持する意見が少なくないのに、なぜ政府は無視するか。国民(マイナス沖縄県民)は目を背けるか。
 国の中の地域対立は国を揺るがす。
 1980年、韓国光州事件の遠因はこの地域への構造的な差別ではなかったか。
 縁起でもないことを敢(あ)えて言う。
 2004年8月の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事件で米軍はまこと横暴にふるまったが、幸いこの事故では住民への被害はなかった。今もしオスプレイが墜ちてもし1959年の宮森小学校米軍機墜落事件のようにたくさん死者が出たら(小学生11人、一般住民6人)、抗議する沖縄人は基地になだれ込むだろう。米兵は彼らを撃つかもしれない。
 小説家が大げさなことを言っていると笑ってほしい。しかしこの恐ろしい妄想には現実的な土台があるのだ。
(出典 朝日新聞 2013.2.5 夕刊)

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2. 2月のトピックス
 2月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 山岳部スキー
  元勤めていた会社の山岳部の仲間とは、毎年北軽井沢近くにあるヒュッテに泊まって、草津や万座へスキーに行っていました。我々夫婦の健康を考えて、今年から別の場所に行くことにしました。今回は沼田近くの川場の民宿に泊まって、尾瀬岩鞍と丸沼高原で滑りました。宿泊場所の変更は何とか順調に推移したと思っています。
 2.2 池上梅園
  我が家から歩いて10分足らずの所に池上梅園があります。今年は寒さのせいで開花が遅れたのですが、5分咲きになったので、行ってみました。この梅園は池を配した座敷のほか、本門寺に続く小高い丘の上にも梅林が広がっています。桜の名所は多いのですが、これだけの場所に約370本もの梅が咲く梅林は珍しいのではないかと思います。
 2.3 台湾旅行
  今回は、済州島、ベトナムに続き、3回目の旅行になります。大学の同級生10名(4夫妻と男性2名)が、3泊4日で台湾に行き、台北に宿泊して観光しました。日程は次の通りです。
 第1日 羽田−台北(松山空港) ホテルに到着後、夕食と士林(シリン)夜市に出掛けました。
 第2日 午前 国立故宮博物院 午後 九分(きゅうふん 分にはにんべん[人偏]が付く)観光。夕食はTAIPEI101(101階建てのビル)の85Fにあるレストラン「欣葉(きんよう)」でした。
 第3日 花蓮(かれん)経由太魯閣(たろこ)渓谷(列車と貸し切りバス)
 第4日 午前 台北市内観光(貸し切りバス) 午後 台北(松山空港)−羽田

3 来月の予定
 3.1  ウオーキング・旅行
  今月訪れた「台湾」を載せたいと思います。
 3.2 油絵
  昨年(2012年)10月中旬に開いたグループ展に出品した油絵の4点目をご紹介したいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 3/31/2013]