下谷七福神

   目 次

1. まえおき

2. コース概要

3. コースの詳細

   茅[ち]の輪*(元三島神社)
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*茅輪神事は、「ちのわしんじ」と読んで、他に「輪越祭」「茅の輪くぐり」とも言われています。茅(ち=かや)とは、茅萱(ちがや)菅(すげ)薄(すすき)などの総称で、この輪をくぐり越えて罪やけがれを取り除き、心身が清らかになるようにお祈りするものです。
(出典 http://www.shinmeisya.or.jp/html/tinowa01.html)

1. まえおき
 この数年来、毎年正月には七福神巡りをしています。今年(2012[平成24]年)正月の七福神巡りは、下谷を選びました。

2. コース概要
 始点はJR山手・京浜東北線の鶯谷駅(上野駅から大宮方向の1駅目)とし、終点は三ノ輪駅(東京メトロ日比谷線)としました。最初の4箇所は、鶯谷の近くにまとまっており(住所は根岸または下谷)、次の2箇所は竜泉(樋口一葉の住んでいた場所)で、最後は三ノ輪です。このコースは、昭和通りまたは国際通りにほぼ沿っており、最後の3箇所は、東北方向を目指しています。寺社が割合と狭い地区にまとまっているので、1時間半位で歩けます。

下谷七福神コース         



詳しくは地図を参照して下さい。

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3. コースの詳細
1 元三島神社 【寿老人】 台東区根岸1-7-11 TEL 03-3873-4976

 鶯谷駅の北口(日暮里寄り)の改札口に地図が置いてあります。駅のホームから日暮里に向かって右側(東側)を見ると朱塗りの社殿が目に入ります。改札口を出て線路と直角の小径を進むと大きな道(言問通り)に出ますが、その手前の細い道を右折します。すると右側に社(やしろ)が見えてきます。
 寿老神は延命長寿の神で中国道教の神、又老子の化身の神ともいわれています。
 寿老神は杖を手にし、杖に結びつけられた軸物は人命の長寿をしるした巻物といわれ、伴っている鹿は長寿をつかさどる神使とされています。元三島神社は弘安の役の折勇将河野通有、四国の大山祇神社に必勝祈願、出陣をなし、神恩加護の下武功赫々として帰陣したところ夢中に神のお告げを得て大山祇神を武蔵国は上野山中に鎮座申したことに始まったと伝わっています。
 参拝が終わったら来た小道を進んで行くと、直ぐ言問通りに出るので、右(上野)方向に歩きセブンイレブンの先に鬼子母神が望めます。約600米、8分程度です。
2. 入谷鬼子母神  【福禄寿】  台東区下谷1-12-16     TEL 03-3841-1800

 福禄寿は中国の道士(仙人)で、その姿は短身、長頭、多髪で杖に巻物を結び鶴を伴い三徳具備の相を表しております。
 尚、当山には安産、子育の鬼子母尊神を勧請しております。又当地は江戸末期より朝顔造りが盛んであったので朝顔市が毎年7月6〜8日とり行われます。
 参拝後には、前の言問通りを渡り、少し駅の方に戻って、根岸1丁目の信号のある交差点を右折し、少し歩くと右側の道路の奧に英信寺が見えます。約350米、4分程度です。 
3 英信寺  【大黒天】  台東区下谷2-5-14  TEL 03-3872-2356

 古くから、坂本大黒堂の英信寺と言われた当山に安置されている弘法大師御作と伝えられる三面大黒天は、ほんとうの有福(心の豊かさ)を育ててくださる、あたたかい御尊体で、右に弁財天、左に毘沙門天の三ツの顔を持つ大黒さまです。
 合掌をして、「オンマカキャラヤーソワカ」と、となえて、心を豊かにしていただき、出世・開運・商売繁盛等の手助けをしていただきます。大黒天・弁財天・毘沙門天は仏教の守り神(天)です。
 そのまま、東の方に歩き続けると、約100米、2分程度で次の法昌寺に着きます。
4 法昌寺 【毘沙門天】 台東区下谷2-10-6 TEL 03-3872-5891

 その昔、日蓮聖人が現世安穏を祈願して開眼された毘沙門天のお堂のかたわらには、コメディアンたこ八郎改め、たこ地蔵が皆様の無病患炎を祈願して合掌しております。
 人生に勝て! 毘沙門天は必勝開運の軍神です。大慈大悲の下谷観音堂で懺悔滅罪を祈願しましょう。
 次の弁天院までは少し距離があります。東に向かって歩くと昭和通り(国道4号)に出ます。道を渡って北進すると左手に区立柏葉中学校が見え、右折した後、左折すると約600米、8分程度で次の弁天院に着きます。
5 弁天院  【弁財天】 台東区竜泉1-15-9  TEL 03-3875-0478

 当山の開基は備中松山城主水谷伊勢守勝隆で、寛永初年(1624年)、不忍池に弁財天を建立すると同時にその下屋敷であった水の谷の邸内の池にも弁財天をまつり、朝日弁財天と称しました。弁財天は芸道富有結縁を授ける神として知られています。
 尚、境内に聖観世音菩薩像が建立されています。
 参拝した後、そのまま東進すると国際通り(国道462号)にぶつかります。道を渡ったら北に向かって少し歩き、竜泉の信号の少し手前を右折します。すると飛不動正宝院が見えてきます。約500米、7分程度です。
6 飛不動正宝院 恵比寿 台東区竜泉3-11-11     TEL 03-3782-3311

 恵比寿様はもともと漁の神様でした。豊漁は航海安全によってもたらされ、安全航行は商売繁昌につながり繁昌すれば笑顔になり、エビス顔の喜結良縁・敬愛富財の神様として知られるようになりました。ご縁日は10月10日です。10月(神無月)は神様達が縁結びの相談のため出雲に出かけます。その留守を預かるのが恵比寿様です。10月10日はすべての願い事をキク「菊恵比寿の日」です。「願い事がよくキクように」菊を供えてお参りする日です。
 飛不動の前の道は国際通りと並行して直線で延びています。約500米、7分程度で右側に区立東泉小学校があり、その前に寿永寺があります。
7 寿永寺 布袋尊 台東区三の輪1-22-15 TEL 03-3873-2402

 寿永寺は、寛永七年(1630)の開山です。
 寿永法尼という尼さんが、徳川二代将軍秀忠公の菩提を弔うため、この地に庵室を営み現在に至るまで法灯が続いています。当山七世敬首和上が、放生会という動物慰霊の文を発願しました。また、弥勤菩薩の化身といわれる布袋尊を崇敬して、庶民の幸福を願いました。布袋尊は中国に実在した高僧で、清廉度量の神として、我が国では七福神の一人に数えられています。
 木彫りの布袋様は本堂の向かって左側に飾られていますが、庭には写真のように大きな石の布袋様が安置されています。少し通り過ぎて左折すると、昭和通りに出た角に東京メトロ三ノ輪駅のエレベータがあります。この間、約100米、2分です。

(出典 鶯谷駅で配布しているリーフレット)

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[Last Updated 1/31/2012]