みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「11 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 7月は、月の半ばに梅雨明けを迎えました。東京は、空梅雨に近かったと思いますが、熊本、大分など九州では大雨に見舞われました。暑い日が何日かありましたが、少しずつ身体が暑さに慣れてきたように思います。
 月末にはロンドン・オリンピックが始まり、時差の関係から寝不足になりそうです。
 朝顔の種を蒔いたのが遅かったのですが何とか咲き出しました。萩が咲き、ゆりの花も咲きました。芝の雑草を抜き芝を苅るととに、あまりはげた芝は植え替えました。
1.「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  今月は柳田国男の生誕50年を記念して、震災後の見直しの必要性に関する記事を載せました。また、貞山堀という記事も追加しました。
2. 7月のトピックス
 7月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 東京スカイツリー
  1日、押上から東京スカイツリーに行きました。右の写真はその折の1枚です。都営地下鉄銀座線または京成電鉄押上駅近くの京成橋から撮ったもので、北十間川に映った東京スカイツリーとイーストタワーです。
 2.2 ボランティア懇談会
  8日に、ボランティア懇談会が池上特別養護老人ホーム長寿園で行われ、施設側の説明とボランティア仲間の意見とを聞きました。
 2.3 初島遠航
  22・23日、佐島にヨット仲間で相模湾を横断し、熱海の沖に浮かぶ初島に行きました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
  「3 ボランティア」に「3.2 絵画ボランティア」を追加し、以下の項目を1ずつ増やしました。これは最近のボランティア内容を実状に合わせて更新するものです。
  「5 本の紹介」に追加した「40 タモリのTOKYO坂道美学入門」は、都心の坂を中心としたウォーキングガイドで、この本に出ているコースを歩いてみたいと思っています。
  「11 興味あるリンク」には、「11 趣味2−旅行」に「11.90 東京スカイツリー」を、「12 歴史・地理」に「12.11 貞山堀(ていざんぼり 貞山運河)」を追加しました。前項は、このヘージの2.1項の記事との、後項は1.2.2項の記事との関係です。
 1.2 新聞の記事から
  1.2.1 「柳田民族学 震災後を問う」 
 没後50年、現代性を再考
日本の民俗学の創始者、柳田国男(1875〜1962年)が亡くなって、この8月8日で50年。長年の業績を振り返り、その学問の現代性を問う動きが、相次いでいる。新たな柳田論からは、日本の郷土を深く考えた柳田民俗学を、震災後の日本を再考する手掛がりにしたいという意図が伝わってくる。

 岩手県遠野地方に伝わる伝承を集めた「遠野物語」で知られる柳田国男の研究は、何も昔話や伝説にとどまらない。祭りや年中行事、婚姻、恋愛、食物、衣服、言葉など、日本各地に暮らす人々の生活に光を当てた膨大な文章が残されている。
 日本民俗学の父として尊敬を集めてきた柳田の思想も、都会化と伝統的な村の消滅、グローバル化の進行につれ、過去の学問と見なしたり、日本だけを対象にした「一国民俗学」にすぎないと批判したりする言論が、1980年代から90年代にかけて目立つてきた。
 「柳田国男の本を問いかけの本として読み直す必要がある」。東京都内で先月開かれたフォーラム「柳田国男没50年を問う」で、石井正己・東京学芸大学教授はそう語りかけた。

魂の通路考える
 石井教授のいう「問いかけ」とは何だろうか。例えば「遠野物語」。ここに集められた民話は、河童(かっぱ)や天狗(てんぐ)、雪女、ザシキワラシといった妖怪や精霊を巡る奇譚(きたん)にとどまらない。母殺しがあれば嬰児殺しもある。60歳を超えた老人を家から離れた土地に追いやる話も出てくる。「真実の刃物が無造作に抜き身で置かれている」。三島由紀夫がそう評した物語は、幼児虐待、老人介護といった問題を抱える現代人が立ち返って見つめるべき問いに満ちている。
 さらに石井教授は講演で、1896年(明治29年)の明治三陸大津波や関東大震災を題材にした柳田の文章を紹介し、そこから心の復興にかける柳田の強い意志を読み取っている。
 「柳田国男の学問は、経世済民という特色が強い。『世のため人のために』ということを柳田は常に考えていた」と民俗学者の福田アジオ氏は語る。直ちに政策立案に役立てるという意味ではない。普通の人々の生き方、考え方を深く知ることで、従来気づかれない歴史を発見し、社会の発展に寄与するという意味があった。
 そんな柳田の姿勢を、よく示す例が、1945年4月から5月、東京の片隅で連日の空襲警報の中で書き継いだ「先祖の話」である。季刊誌「考える人」(新潮社)に「柳田国男、今いずこ」を連載している宗教学者の山折哲雄氏は、次のように書いている。
 「この廃墟(はいきょ)のような大東京において、死者たちの魂はどこに行ってしまったのか。どのようなタマシイの通い路をたどって、あの先祖たちの憩う世界に還っていくのか、柳田の思いはしだいにその一点に収斂(しゅうれん)していったにちがいない」
 日本の祖霊信仰を姿を説く「先祖の話」は、戦死者の霊を鎮め、動揺する人心を慰めたいという思いに支えられていた。
 「今、柳田を読む意味は『魂のゆくえ』にある」と赤坂憲雄・遠野文化研究センター所長は話す。震災で非業の死を遂げた多くの人々がいる。伝統的な村や家の風習が崩れていく中で、死者の魂との通路をどう見いだしていくのか。柳田が敗戦時に投げがけた問いは、今、改めて強く響く。

京都学派に影響
 柳田の学問の広範な影響力を検証する動きもある。3月に亡くなった評論家の吉本隆明が、柳田民俗学を自らの理論構築のよりどころとしていたことはよく知られている。それだけではない。
 作家の中野重治や福本和夫らの転向マルクス主義者、さらに人類学の今西錦司、フランス文学の桑原武夫、民族学の梅棹忠夫といった京都学派の強い個性にも、様々な影響があったことを、早稲田大学の鶴見太郎教授らが明らかにしている。
 催しは続く。遠野市立博物館は柳田の書簡や原稿、著作で生涯を振り返る「柳田国男の生涯」展を9月30日まで開催。生まれ故郷の兵庫県福崎町では8月4、5日に没後50年を記念した「山桃忌」で講演や昔話の語りなどを催す。遠野市の遠野文化研究センターは8月23、24日、海外の研究者5人を招き国際フォーラム「21世紀における柳田国男」を現地で開く。
 「民俗学の落日」がいわれた時代を経て、柳田の思想を、現代と世界にどう開くのか、震災後の今、新たな挑戦が始まっている。
 (編集委員 宮川匡司)

 やなぎた・くにお 兵庫県生まれ。東京帝国大学卒業後、農商務省に入り、貴族院書記官長などを務める。1910年「遠野物語」を発表。日本民俗学会初代会長、51年、文化勲章受章。著書に「山の人生」「雪国の春」「民間伝承論」「海上の道」ほか。(出典 日本経済新聞 2012.7.21)

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  1.2.2 貞山堀  作家 佐伯一麦
 先週の土曜日、宮城県気仙沼の離島で、2年ぶりに県内唯一の海開きがあった。
 仙台で生まれ育っだ私には、海岸へと出る前には、小さな水路を渡るものだという感覚かある。水泳部だった高校生の頃、水泳大会で東北各地の海辺の町を訪れるようになり、競技が終わると、現地の海で泳ぐのが楽しみだった。そのときに、何の前触れもなしに突然海があらわれると、違和感を覚えることがあった。あたかも、プールに入る前には、消毒液臭い腰洗い槽に浸からなはればならなかったり、競技用のメインプールでのスタート前には、飛び込み用プールでウォーミングアップしなはればならなかったりしたように。
 私が、海の前には必ず存在しているもののように慣れ親しんできだのが、仙台平野の海岸線と並行して流れている日本最長の運河、貞山運河である。江戸時代に阿武隈川河口から名取川河口まで開削され、その後松島湾まで、さらに石巻の旧北上川との接点まで延長されて明治時代に完成されたいくつかの水路の総称として貞山運河と呼ばれるが、私には、貞山堀(もともと伊達政宗の命で造られたので、謐の貞山に因んで名付けられた)の名のほうに親しみかある。
 震災後に、名取市閑上や仙台市荒浜など、何度か津波の被災地を訪れたときにも、貞山堀を渡ることとなった。その折に、防潮林として植えられた松並木が、疎らとなり横倒しとなっている傍らに、実生の松の芽が出ているのが目に留まった。
 堤の海側には海水浴が出来る白砂青松が続き、反対側には青田が広がる中を、小舟が行き交う貞山堀の風景が戻ってくることを祈念している。
(出典 日本経済新聞 2012.7.28 夕刊)

2. 7月のトピックス
 7月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 東京スカイツリー
  約3年前、まだ基礎となる建物が建ち始めた頃、一度写真を撮りに行きました。今回はタワーも建ち、ビルも商売を始めた頃を見計らって、様子を見に行きました。西の東武線とうきょうスカイツリー駅(元の業平橋駅 東武線浅草駅から1駅目)と東の押上駅(都営地下鉄浅草線または京成電鉄 東京メトロ半蔵門線)との間にビル(東京ソラマチほか)があり、その中央にタワーが、押上寄りにイースト・タワーが建っています。
 2.2 ボランティア懇談会
  この数年、地元の池上特別養護老人ホーム長寿園で絵画のボランティアをやっています。この程、年に1回の懇談会に行ってみました。最初にこのホームの歴史などについて説明があり、続いて各参加者(ボランティア)から自己紹介と挨拶がありました。たまたま坐った席に施設長がおられたので、ボランティアでうまく行っていない点を説明して改善を依頼しました。またいろいろな種類のボランティアがあることを知り、有益な会でした。
 2.3 初島遠航
  今年初めての遠航として佐島のヨット仲間と相模湾を横断し、熱海の沖に浮かぶ初島行きました。往きは6名、帰りは5名でした。
 心配していた雨にも降られず往きは5〜6米の風を受け快調に走りました。夜はエクシブ(会員制ホテル)提供の花火を見て、夕食は中華のフルコースでした。
 帰路は北東の風でワンポイントリーフ(帆を一段短くする)で帆走で順調に佐島に戻りました。途中、釣りに行っていた仲間から携帯電話への連絡があり、ワラサが釣れたので届けるとのこと、ありがたく頂戴することにして、一人2本のワラサを頂きました。家に帰って料理し、新鮮な刺身に舌鼓みを打ちました。

3 来月の予定
 3.1  ウオーキング・旅行
  今月は本だけになってしまった「氷川神社ウオーキング」を載せたいと思います。
 3.2 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 8/31/2012]