みんなの広場
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改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)12に戻る


 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「11 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 今年の春は寒い日が多く、桜の開花も遅れました。それでもこのところやっと暖かくなり、夜の暖房は要らなくなりました。コートも不必要で、何となく明るい気分です。白とピンクのアメリカ花水木、黄色い山吹、紫色のクレマチス、赤のマーガレットなどが咲き、バラも蕾をふくらませています。
1.「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  今月は千住 明さんの「音楽と美術の間で」という記事を載せました。
2. 4月のトピックス
 4月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 お花見
  今年は、お花見に行く機会が多く、洗足池、江戸川公園、称名寺の3ヶ所に行きました。
  右の写真は江戸川公園から少し上流の神田川両岸の桜です。
 2.2 東京ゲートブリッジ
  夢の島にある熱帯植物園に行くために、東京ゲートブリッジを初めて使ってみました。
 2.3 ヨット
  15日に、ヨット船底の塗装を行い、29日には初乗りに行きました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
 
「5 本の紹介」の「39 幸福大国ブータン」に追加した「5 内容(一部)」は、ブータンを知る上で大切な項目です。
 「9 趣味」「5. 演劇」に追加した「54 荒川の佐吉ほか」は、先月(2012.3)見た新橋演舞場の3月大歌舞伎です。
  「11 興味あるリンク」には、「11 趣味2−旅行」に「11.88 東京ゲートブリッジ 道路」を、「16 人」に「16.22 千住 明」』を追加しました。このページの1.2項と2.2項との関連です。

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 1.2 新聞の記事から 「音楽と美術の間で」 千住 明さんに聞く 魂に響く「アート」を追求 自分のブランドで
[音楽より美術の方がわかりやすさで先をいく]
 作曲家の千住明さんは、日本画家の博さんを兄、バイオリニストの真理子さんを妹に持つ芸術3兄弟の真ん中で育った。NHK「日曜美術館」のキャスターの経験を通じて改めて美術も勉強した。音楽と美術の間を行き来するなかで、自分が次になすべきことを見つけたという。
 「音楽と美術は歴史、背景などを考えれば双子のように育ちました。(日曜美術館を通じて)改めてもう一つの地球を、向こう側から見ているような気がします。音楽については、僕は職人というか専門家になったわけですが、同じように成長した美術はどうだったのか。これだけ掘り下げて勉強したことはなかった」
 「バッハが生きたバロックの時代にはどういう美術があったとか、あるいはクラシックの時代にはどういう絵があったとか。近代、現代におけるわれわれの時代につながるところでは美術の世界はどうだったのか。そんなことを学びました。音楽の世界は現在、混沌としていますが、美術の世界を見て音楽の行き先がみえた気がします」
 「美術の世界は音楽より先をいっている。一人での活動が多いから、なんの負荷もなく思うところにいってしまうアーティストが多い。感覚的にも素直にしかも活気のある美しさを追っている」
 「1950年代、60年代、われわれの先輩が西洋音楽を非常に難しいものにしてしまった。難しい教養であることは確かですが、そこにスノッブな、気取った感覚をいれた。それがアバンギャルドというか現代音楽のスタイルだったからです。非常に理論的だったり、数学的だったりした。音楽芸術という壁をつくってしまった」
 「美術はどうか。岡本太郎さんのように、美術の石器時代は自分で終わりだ、自分が壊すと宣言するようなスターが現れた。活気のあるアートを身近にしようとした。岡本さんが美術でやったことを僕はやろうとしている。音楽をアートにすることです」

[兄も僕も25年間、「千住真理子の兄」だった]
 千住3兄弟は、いずれも幼稚舎から慶応育ち。父の故鎮雄氏は慶応大学工学部教授だったが、博さん、明さんは東京芸術大学に進んだ。
 「最近でこそ千住3兄弟といわれるようになりましたが、僕と兄貴は25年間ほど、千住真理子のお兄さんと言われ続けてきました。真理子は12歳でデビューしましたから。僕と兄貴は、それぞれ自分はなんぞやと思うようになりました」
 「大学(工学部)2年までは父の後を継ごうと思っていたのですが、隠れて音楽やっているのをみて兄貴から『日陰の身の音楽を日なたにひっぱりだせ。それにはパスポートが必要。慶応にない学部に行け、そして学費が安くなければいけない』といわれました」
 「そうなると東京芸大しかない。僕はポップスのアーティストになるつもりでしたから、改めてクラシックを勉強しました。20歳からです。深さに驚きました」
 「真理子はクラシックの難しい世界でぼろぼろになり、いったんバイオリンをやめるんです。僕と兄貴が自分のものをつかんだのをみて20歳過ぎてからもう一回バイオリンを自分の手でつかみました。それから本物になった」
  「5年以上前は、僕も兄貴もバイオリンをやってたので、真理子のバイオリンはどきどきして聞けなかった。兄貴の絵を見ても、迷ってるなとかわかるんです。僕の音楽聞いてもふたりは思ったでしょう。この5年でふたりともぶれなくなった」
 「妹はとんでもない化け物になっている。ストラディバリウスというじゃじゃ馬をきっちり鳴らしている。博は滝の絵を描いていましたが、新シリーズで滝を超えた。クリフ(崖)です。よくここまで到達したと思います」

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[空いた電車でグランドオペラ「滝の白糸」へ]
 「学者だった父が『空いている電車に乗れ』といったんです。皆がやらないことをやれということでしょうか。僕たち兄弟は群れるのが嫌い、ひとりで飛んでいる孤高の鳥でいたい。僕は空いている電車に乗ってたつもりです」
 「2005年から個展コンサートを毎年4月に開いています。その年に福知山線の事故で旧友を失い、翌年『プレイヤー』(祈り)というレクイエムをつくった。音楽の発祥は祈りです。反響があり、そこで考えた。博と真理子は自分のブランドでやっている。僕は修業のつもりでオーダー作家として他人のために何千曲と書いてきた。自分のブランドを出せるものを書かなければと思った」
 「それで数年前からオペラを始めた。日本の創作オペラは素晴らしいものがいっぱいあるんですが、こちらは文字通りの空いてる電車なんです。つまりお客さんがいない。いままで僕がやってきたものをここに注いでみようと思っています。能の『隅田川』、それからオペラ『万葉集』です。小さな演奏会形式で公演してきましたが、来年1月19日、フルオーケストラでやります。それからグランドオペラで泉鏡花の『滝の白糸』に取り組んでいます」
 「万葉集でご一緒した黛まどかさんが、福島の歌を合唱にしたいといわれ『そして、春〜福島から世界へ』を作曲しました。作詞は黛さんです。3月にニューヨークでアマチュア合唱団が歌いました。うまい下手を通り抜け、音楽とはなんぞやということが少しわかった気がします」  「知り合いのメトロポリタン歌劇場の演奏家も来てましたが、彼らが『あれは何だ』といっていた。魂を出せた。あの曲が魂を持った。会場にいた人たちは何かを感じた。これが僕が一生追っていくものの正体だと思う」   (特別編集委員 伊奈久喜)

[せんじゆ・あきら 作曲家]
 1960年東京生まれ。東京芸術大学作曲科卒。同大学院を首席で修了。修了作品「EDEN」は史上8人目の束京芸術大学買い上げとなった。南弘明、黛敏郎氏に師事。ポップスからクラシックまで、作曲家・編曲家・音楽プロデューサーとして世界的に活躍。
(出典 日本経済新聞 2012.4.21 夕刊)

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2. 4月のトピックス
 4月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 お花見
  今年は、お花見に行く機会が多く、洗足池、江戸川公園、称名寺の3ヶ所に行きました。
  1) 洗足池は4日でV Age Clubの仲間8名で出掛けました。まだ桜は4分咲き位でした。
  2) 江戸川公園には8日に2人の姉と家内との4名で行き、神田川沿いの公園の桜を眺めました。途中、椿山荘にも寄りました。
  3) 横浜金沢文庫にある称名寺には10日に、元の会社の仲間9名で行きました。北側にある丘にも登りました。山門から見た桜がきれいでした。この寺にはスケッチなどで何度か訪れています。池のある広い庭と裏山があり、建物も中々立派です。
 2.2 東京ゲートブリッジ
 東京ゲートブリッジ(橋の形から恐竜橋といわれている)は今年(2012)2月に開通しました。13号埋立地〜若洲間にかかった新しい橋です。海南島と13号埋立地はトンネルで連絡しているので、この橋ができたことにより、車で夢の島(新木場)に行くのはとても便利になりました。
 1月の末に熱帯植物園へスケッチに行ったのですが、その時は大井町から臨海鉄道に乗って新木場まで行きました。
 一度、利用してみようと思っていたところ、絵を描く上で夢の島に行く必要ができたので、21日に行ってみました。前回のスケッチと違い油絵の道具を持参したので、車の利用が便利です。環7を海の方に向かい、野鳥公園の辺りから海南島経由で13号埋立地に向かい、東京ゲートブリッジを通って新木場まで行きました。しかも夢の島の駐車場から歩くと熱帯植物園までの距離が3分の1程度に縮まります。橋の両側には歩道もあるので、今度は歩いて渡りたいと思っています。
 2.3 ヨット
  15日に、ヨットの船底の塗装を行い、29日には初乗りに行きました。昨年までやっていた船底の塗装の前の掃除は、今回はプロにまかせました。ふじつぼなどの貝殻落とし、海藻の除去、高圧洗浄などは大変だからです。
  初乗りは29日に8名で行きました。天気が良く、風も帆走に適した強さで、今年のシーズンの幕開けを楽しみました。

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3 来月の予定
 3.1  ウオーキング
  今月お花見に行った、関口町(江戸川公園ほか)のウオーキングを載せたいと思います。
 3.2 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 5/31/2012]