みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 8月は前半に暑い日が続きましたが、中旬には気圧配置の関係で北方の涼しい空気が入り込み、9月の陽気になりましました。後半は暑さがぶり返しましたが、朝夕は過ごしやすい日が続いています。雨も適度に降るようになり、大雨による河川の氾濫被害もありました。
 朝顔も咲き続けており、バラは秋に向けて休みをとっています。セミも「つくつく法師(ぼうし)」が鳴くようになりました。
1.「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  今月は青山七恵さんの「ギタリストには優しく」を載せました。

2. 8月のトピックス
 8月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 初島遠航
  7/31〜8/1、佐島に係留してあるクルーザー「ノクチルカ」で相模湾を横断し、熱海の沖にある初島に行きました。今回は人数の関係で往路のみのヨットで、帰りは電車でした。
 右の写真は初島のハーバーから撮ったもので、樹木の上に顔を出しているのが、エクシブ初島クラブ(ホテル)です。
 2.2 軽井沢旅行
  8月4日〜6日、2泊3日で、家内と軽井沢に行きました。
 2.3 国立歴史民俗博物館
  8月7日、千葉県佐倉にある東京歴史民俗博物館に、NMC「歴史に学ぶ会」の有志で見学に行きました。

3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
 「6 私の愛読書」「9 南木佳士氏 阿弥陀堂だよりほか」に「10. ふつうの医者たち」を追加しました。
 「9 趣味」「3. 美術」「2. 絵画作品集」に追加した「36 ギタリスト」は、今年(2011年)春のグループ展に出品した油絵の4作目です。
 「11 興味あるリンク」には、「10.7 その他」に「10.7.20 国立暦史民俗博物館」を、「11 趣味2−旅行」に「11.84 初島」を、追加しました。2項目とも、このページの「8月のトピックス」の関連です。

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 1.2 新聞の記事から
 「ギタリストには優しく」 
――――――――――― 青山七恵(作家)
 友達からギターをもらった。ピカピカの新品で、ちょっと小さめの可愛(かわい)いギターである。私は「禁じられた遊び」の最初の8小節が弾けるだけで、まったくの初心者だったけれども、もらったからには一生懸命練習して上手になろうと思った。
 ギターが届いた日、チューニングを終えると早速練習にとりかかった。私はジョニ・ミッチェルの「ア・ケース・オブ・ユー」という曲が大好きなので、難易度はさておき、どうしてもこの曲から始めてみたかったのだ。3時間ほど経(た)ってどうにか前奏部分が弾けるようになったときには、(すごい、本当にジョニがいるみたいだ……)と一人で感激した。その日以来ほぼ毎日練習を続け、今は「ブラックバード」と「ラブ・ミー・テンダー」と「おおシャンゼリゼ」ができるようになった。コードも10個くらいは覚えた。ギターで歌うのは気分転換にとても良い。さっぱりするし、気持ちが明るくなる。ちょっと弾いちゃおうかな、と執筆のあいまに弾き始めるとあっというまに時間が経ってしまうけれど、決して仕事をさぼってる感じにならないところもとても良い。
 ギターを弾くよううになってから、街中で演奏しているアマチュア・ギタリストに対して優しい気持ちを持てるようになった。例えば新宿駅の周辺ではギターを持って歌っている人たちをよく見かけるが、以前は(何かやってるな)と一瞥(いちべつ)して通りすぎるだけだった。今はそういう人たちを見つけると(何かやってるな)ではなく何をやってるのかが気になって、じっと見る。目の前のギタリストが技術的にどれほどのレベルにあるのかはわからないが、少なくとも私よりは絶対に上手である。そのことだけで、私は彼らを尊敬する。何も見ずに難しいコードを次々押さえて、かつ人前で歌ったりシャウトしたりする、実際にやるかどうかはさておき、その段階に達するまで私はあとどれくらい練習しなければいけないのだろう。考えると気が遠くなるが、彼らにも私のような入門者時代が必ずあったはずなのだ。そう思うと、相手がどんなに風変わりな恰好(かっこう)をしていようが奇妙な連帯感のようなものが沸き上がってきて、走り寄って「がんばってください」と握手を求めてみたいような気持ちになる。
 自分で実際にやってみない限り知り得なかった世界というのは、意外に身近なところにあるものだ。去年初めてスポーツジムに通ったときには、けっこうな年齢の女の人たちが私にはとてもついていけない激しいダンスをガンガン踊っているのを見て、ここにまた1つ未知の世界があったと思った。それ以来、スーパーでレジの順番を待っているときも、(私の前に並んでいるこの中年女性は、これから家族の夕食を準備する一見なんていうことのない主婦に見えるけれど、本当はすごく踊れる人なのかもしれない……)と思ってしまい、すると前後に並んでいる中年女性が皆そういう人のように見えてくる。なんだかどきどきする。
 もしジムに行かなかったり、ギターをもらったりしなければ、私はこの世の大抵の中年女性と街頭ギタリストたちに対して、もう少しクールな感情を持ち続けていたに違いない。今この瞬間もどこかのスポーツジムで踊っている人たち、人ごみのなかギターを持って歌っている人たちを、私は静かに応援したい。
(出典 日本経済新聞 2011.8.4 夕刊)

2. 8月のトピックス
 8月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 初島遠航
  我々のヨット仲間は年に数回、伊豆や房総半島に遠出を楽しんでいます。今年はノクチルカで初島に行きました。今回は参加者が10名を越えたで年長組は往路のみで、若手が復路に乗りました。ベテランの3人は往復です。泊まりはメンバーの一人が会員になっているエクシブ初島クラブでした。天候が危ぶまれましたが、なんとか雨にも遭わず、3時半頃、初島に着きました。2日目は朝早く起きたので、同室の小林君と散歩し、島を半周しました。ヨットで帰る連中とはハーバーで別れ、連絡船で熱海に出て、電車で帰京しました。
 2.2 軽井沢旅行
  往復自家用車で、1泊目は、軽井沢バイパスが国道18号と合流する地点から少し碓井峠寄りにある「旅籠屋(はたごや)」というロッジに泊まりました。友人の斉藤君夫妻がここに泊まるので一夜を共に過ごすためです。2日目は昼に他の友人の加藤君夫妻を南軽井沢の別荘に訪ね、そのまま4人で北軽井沢の我々のヒュッテに向かいました。ここで新田夫妻と合流し、三原で夕食を共にして、加藤夫妻は南軽井沢に戻りました。3日目は再び斉藤夫妻をピックアップし軽井沢に出て昼食を共にしました。その後、軽井沢銀座で買いものをし、夫妻をロッジに届けてから帰京しました。
 2.3 国立歴史民俗博物館
  8月は夏休みでNMC「歴史に学ぶ会」の例会はありませんでした。そこで国立歴史民俗博物館へ見学に行きました。京成佐倉駅に9時半に約10名が集まり、博物館は城址公園(佐倉城址)にあり高台なので、往きはバスに乗りましたが、帰りはぶらぶら駅まで歩きました。10時頃から入場し、13時頃まで見学し、昼食後に一応解散となり、残りたい人は午後も続けて見学しました。私は夕方用事があったので帰りました。「歴史に学ぶ会」では、今年の春から岩波新書のシリーズ日本古代史全6巻を読み始め、第1巻「農耕社会の成立」が終わり、これから第2巻「ヤマト王権」に入る所です。私は大分前に、一度行ったことがありますが、すっかり忘れており、とても勉強になりました。
 建物は1階と地階の2フロアで、1階に第1展示室(原始・古代)、第2展示室(中世)、第3展示室(近世)、地階に第4展示室(民俗 リニューアル工事中で閉室中)、第5展示室(近代)、第6展示室(現代)となっています。私は1階の3室だけを見たわけです。

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3 来月の予定
 3.1  本の紹介
  沖方丁(うぶかたとう)さんの「天地明察」を採り上げる予定です。
 3.2  趣 味
  「9 趣味」「3. 美術」に、2011年4月に開催した油絵展に出品した絵の5枚目を載せたいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 9/30/2011]