9 フル・ハウス
ウエス・モンゴメリー



「ジャズの名盤」の目次に戻る

トップページに戻る

総目次に戻る

  目 次

1 タイトル、曲名、演奏者
 CDのタイトルと収録された曲をご紹介します。
2 CDの紹介
 ライナーノートに載っている、ウエス・モンゴメリーを始とする演奏者と、曲についての紹介です。
3 CDの聴き方
 「ジャズ完全入門 !」に載っている内容で、このCDの聴き方が判ります。

1 タイトルと曲名
FULL HOUSE/WES MONTGOMEY
フル・ハウス/ウエス・モンゴメリー +3

1.フル・ハウス
 FULL HOUSE (Wes Montgomery)‥‥‥‥‥‥‥‥‥9:11
2.アイヴ・グロウン・アカスタムド・トウ・ハー・フェイス
 I'VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE
 (Lerner Loewe)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3:28
3.プルーン・ブギ
 BLUE 'N' BOOGIE (Gillespie-Peparelli)‥‥‥‥‥‥  9:36
4.キャリバ
 CARIBA (Wes Montgomery)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9:38
5.降っても晴れても(テイク2)
  COME RAIN OR COME SHINE (Take 2)
(Mercer-Arlen) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥   6:56
6.S. O. S.(テイク3)
  S.O.S. (take 3 Wes Montgomery) ‥‥‥‥‥‥‥‥  5:02
7.降っても晴れても(テイク1)*
  COME RAIN OR COME SHINE (Take 1)
(Mercer-Arlen)* ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  7:15
8.S. O. S.(テイク2)*
  S.O.S. (take 2) (Wes Montgomery)* ‥‥‥‥‥‥‥  4:45
9.ボーン・トウ・ビー・ブルー*
  BORN TO BE BLUE (Torme-Wells)*‥‥‥‥‥‥‥‥7:24

目次に戻る

*  CDボーナス・トラック
*  Additional tracks not on original LP
■ウエス・モンゴメリー(g)
■ジョニー・グリフイン(ts) 1,3〜8
■ウイントン・ケリー(p) 1,3〜9
■ポール・チェンバース(b)
■ジミー・コフ(ds)
1962年6月25日 バークレー、ツボにてライヴ録音
FULL HOUSE/
I'VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE*,**/
BLUE 'N' BOOGIE/CARIBA/
COME RAIN OR COME SHINE (take 2)/S.O.S. (take 3)/
COME RAIN OR COME SHINE (take 1)/S.O.S. (take 2)/
BORN TO BE BLUE*

Wes Montgomery (g), Johnny Griffin(ts) ( * -out),Wynton Kelly (p) * * -out), Paul Chambers(b),Jimmy Cobb(ds)
Recorded in Performance at the "Tsubo", Berkeley, Ca ,
June 25, 1962

Original recordings produced by Orrin Keepnews
Original recordings engineered by Wally Helder

This album is remastered using 20bit A/D converter with K2 interface

Mastering engineer : Tamaki Beck for JVC Studios
Cover design by Ken Deardoff

NOISE INFORMATION:
This recording is taken from the original analog 1960's source material and therefore contains inherent tape flaws, such as hiss, distortion, and analog dropouts.
These tape flaws become more evident on low level passages and on most fades.
このCDを制作するに当たっては、20bit K2スーパー・コーディングを用いてCD化致しました。

尚、この際に1960年代のアナログ・マスター・テープを使用しておりますので、アナログ・マスター・テープ固有のテープ・ヒス・ノイズ、歪み、ドロップアウ卜といった瑕を含んでおります。御了承下さい。

RIVERSIDE

目次に戻る

2 CDの紹介
■不滅の名声に輝くウエスの代表的なライヴ・セッション!
 1968年6月15日、故郷インデイアナポリスで、心臓発作のため43歳の生涯を閉じたウエス・モンゴメリーは、惜しんでも余りある偉大なミュージシャンの1人であった。特に彼の場合、訪れた死が突然過ぎたことと、外見的には非常に頑強そうであり、音楽的にいっても、まさに栄光の中を歩いているかの観があっただけに、その反響は大きく、いまだにウエスの死が本当であったのかと信じられないままの気持を抱いている人もかなりいるのではあるまいか。事実、当時の雑誌などの記事を読み直しても、誰の口からも「あんなに健康そうだったウエスが・・・・・・」といった言葉が聞かれるが、こうした心情は、生前の彼の演奏に耳傾ける時、必ずといっていいほど起こってくるものであって、そこにウエスに対するファンの共通した哀惜の念を強く感じさせる。
 本アルバム『フル・ハウス』は、今や伝説的となった傑作盤『インクレディブル・ジャズ・ギター』に次ぐウエスの代表作で、ここではライヴというセッティングを通じて、彼の持つ魅力の全貌が生々しく捉えられている。知られるように、彼は、上記の作品以前にライオネル・ハンプトン楽団での演奏をはじめ、兄のモンク・モンゴメリー、弟のバデイ・モンゴメリーと組んだ"ザ・マスターサウンズ"での吹き込み、さらにリパーサイドにもデビュー盤である『ウエス・モンゴメリー・トリオ』といったアルバムを残している。だが、このうち内容的に見ても、また人気の点からいっても、 2作目の『インクレディブル・ジャズ・ギター』と本作品が飛び抜けた地位を持っており、この2作を聴かずしてウエスのギターは語れないという定説(?)さえも生んでいる。もっとも、ウエス自身は、 リパーサイドを離れてから、新たな出発といえる『California Dreamin'』や『A Day in the Life』といった大ヒット作を生み出し、よりポピュラーな線を強く打ち出したアルバム作りに向かっていたが、ひとたびジャズ的な密度という点からすれば、やはり彼を売り出した、これらリパーサイド時代の諸作にとどめをさすようだ。
 もともと、プロデューサー、オリン・キープニュースがキャノンボール・アダレイやガンサー・シュラーの推薦でウエスを聴いたのはインディアナポリスにおいてであって、当時の彼は主に同地のクラブTurf Barを根城にレギュラー出演していた。この時キープニュースは噂以上の才能をウエスに認めたわけで、最初のトリオ・アルバムが吹き込まれたのはその後間もなくのことであった。それだけに彼はこうしたクラブでのウエスのセッションをいつか実現させてみたいと思っていたようで、キープニュースの表現を借りれば、最良の時期と場所と共演者をずっと計画していたという。折しも62年6月初旬、カリフォルニアにいるウエスから彼の許に電話が人り、全ての条件が揃った旨を知らせてきた。ウエスの話では丁度サンフランシスコにマイルス・デイビス六重奏団がおり、ウイントン・ケリーをはじめとするリズム・セクションが使える上に、ジョニー・グリフィンもつかまえられるとのことで、さらにこれら五重奏団のためにピッタリの新曲も用意しているという。好機来る! もちろん、レコーディングの準備がすぐに始められたことはいうまでもない。結局録音日は6月25日に決定。選ばれた場所はパークレイにある"Tsubo"と呼ばれるコーヒー・ハウスで、ここは以前ウエスが兄弟と共に出演したこともあり、音響施設の面でも満足できる条件を持っていた。

目次に戻る

 こうした背景の中で吹き込まれた本アルバムは、前述したようにライヴという要因も加わってか、ウエスの作品中でも、稀に見るスポンティニアスな魅力を生み出すことに成功している。おまけに、 リズム・セクションに起用したウイントン・ケリー(p)、ボール・チェンパース(b)、ジミー・コブ(ds)の3人にしても、さすがマイルス・デイビスのバックを支える名手たちだけに、ここでもひときわ見事な共演ぶりを展開、さらに加えて、強烈な個性で迫るグリフィンのテナーも素晴らしい興奮を聴き手に伝えてくれる。
 ウエスとグリフィンは、 共にライオネル・ハンプトン楽団に所属していたことがあるが、時期的にわずかな差があり、レコーディングの上では残念ながら共演が聴かれない。だが、ここでの顔合わせは、ブローイング・セッションを得意とするグリフィンだけに、ウエスとの相性も良く、極めてエキサイティングなプレイの交歓となった。これが契機となったかは知らないが、 65年3月にはパリで再び共演、フランス国営放送のテープから、レコードも発売されている。いっぼう、ウエスとウイントン・ケリーは、人間的にも、どこか人好きのする共通性があり、強烈なスイング感と天衣無縫さに満ちた演奏そのものをとっても、似たような音楽性を感じさせる。両者は、すでに61年に吹き込まれたリパーサイド盤『バグス・ミーツ・ウエス』で顔を合わせており、65年の有名なハーフ・ノートでのライヴ・セッションでは本アルバムのリズム・セクション全員とウエスとの再会が実現されている。もっとも、この頃になると彼ら3人もマイルスから独立した形のウイントン・ケリー・トリオとして演奏していわけで、ウエスを含むユニットで多くのクラブやコンサートにも出演している。いずれにせよ、本アルバムの5人のミュージシャンのうち、ウエス、ケリー、チェンパースの3人がすでに世を去っている。人の世は本当にはかなく、歳月だけがやけに速く過ぎていくものである。それだけに彼らの演奏に対するファンの愛着心は特に強いようで、本作品の再発売を願う声が大きい事実も、そうした背景のせいであろうか。
 最後にウエスの名声を決定づけた、オクターヴ奏法についてちょっとふれておこう。ギターにおけるオクターヴ奏法というものは、従来より至難の技といわれていたもので、 8度、つまりドレミファソラシドの下のC(ド)に対し、上のC(ド)といった具合に1オクターヴ離れた2つの音を同時に弾き、メロディーをユニゾンで綴る方法でである。ウエスのユニークさは、こうした奏法をピックに頼らず、親指で奏する点であって、まさにチャーリー・クリスチャン以降の革新的なギター奏法ともいえよう。聞くところによると、ウエスのギターは独学で習得したといわれており、楽譜が読めないという話もどうやら本当のようだ。この点に関して彼自身、以前米ジャズ誌のインタヴューで次のように語っている。
  「技術的には、楽譜を見て、初見で弾ける人は立派さ、だからといって自分をうまく表現できるとは限らない。 ……僕は完全に自分の耳に頼って演奏している。だから常に耳をすまして聴くことは怠っていない。この間バーニー・ケッセルと譜面についての話をしたんだが、彼は僕がこれだけ自分の耳を頼りにしていると、音符を頼りはじめたら、恐らく耳の力が弱まってしまうのではないかといっていたよ」。

目次に戻る

■演奏曲目について
フル・ハウス
 ウエスのオリジナル。当夜彼らが演奏したコーヒー・ハウスが聴衆で埋まったところから、この題名が選ばれた。印象的なテーマ部の合奏からすぐにウエスの魅力的なソロが聴かれる。特にコードとオクターヴ奏法を駆使して絶妙なフレーズを絞っていく見事さはまさに圧倒的だ。続くグリフィンのテナーも熱いムードを一杯に盛り上げ、軽妙なタッチのケリーのピアノに受け継がれる。全員の胸のすくような快演によって、記念すべき名演が生まれた。

アイヴ・グロウン・アカスタムド・トウ・ハー・フェイス
 ラーナー、ロウのコンビによるヒット・ミュージカル『マイ・フェア・レデイ』に挿人されたラヴ・ソング。ここではベースとドラムのバックだけで、ウエスのギターが情感溢れる美しいソロを歌いあげる。シングル・トーンに現れたデリケートな表現は彼のやさしい一面を見せると共に、ウエスのメロディ・センスの良さを見事に示している。愛すべき小品だ。

プルーン・ブギ
 ディジー・ガレスピーの作った有名なバップ・ナンバー。華やかなテーマから、ウエスのダイナミックなソロが先発。得意のオクターヴ奏法の神技を充分に発揮しながら展開される彼のギターは一種の凄みさえ感じさせる。続くケリーのピアノは彼本来のスインギーな歌心に溢れたもので大変に御機嫌だ。
 グリフィンのソロもこれまた強烈な刺激に満ちたものであって、文字通りエキサイティングな大熱演でファンを沸かせる。ラストのフォア・パースは、ケリーが間違って出たりするが、このへんがいかにもブローイング・セッションの醍醐味ともいえよう。

キヤリパ
 これもウエスのオリジナル。題名通り、ラテン調の明るい気分に溢れたナンバー。ウエスとリズム・セクションによる華やかなテーマから、ベースの打ち出すリズム・パターンを中心にケリーの颯爽としたピアノ・ソロが出る。続くグリフイン、ウエスのソロも共に魅力的で、ここでもウエスの卓絶したギター・ワークの妙技が披露されている。

降っても晴れても
 ハロルド・アーレンが46年のミュージカル『セントルイス・ウーマン』のために書いた曲で、ジャズのスタンダード曲としてもよく知られている。ここではミディアム・テンポのうちに力強いウエスのギターによるテーマから、グリフィン、ウエス、ケリーとスインギーなソロが続く。中でもシングル・トーンからコード奏法、さらにオクターヴ奏法と盛り上げていく。ウエスのギターがやはり素晴らしい。リズム・セクションの良さも、もちろん見逃せない魅力のひとつだ。

目次に戻る

S.O.S.
 これもウエスのオリジナル。快適なリズム・セクションに乗って出るグリフィン、ウエス、ケリーのソロは、いずれも流動感に満ちたもので、ユニゾン部の構成など、 曲としても実に愉しい展開を見せてくれる。息の合ったメンバー全員の熱気が聴き手側にも伝わってくるようなナンバーである。
                                                   [佐藤秀樹]
●本解説はLP発売時のものを使っております。

■ボーナス・トラックについて
 1回限りのライヴ・レコーディング・セッションのために特別にバンドを結成した場合によくあるように、この"ツボ"における一夜でも、ほんの限られた数の曲しか演奏されなかった。 正確には7曲が演奏されたが、 1枚のアルバムを満たすには、そのうちの6曲だけで十分だった。このCDの3つの追加トラックのうち、「ボ-ン・トゥ・ビー・ブルー」が、さしたる根拠もなしにオミットされたその1曲である。
−おそらくクインテット全員による演奏ではなかったためであろう(ジョニー・グリフインが抜けている)。きわどい、決定がなされた曲も2曲あった。私は今でも何故「降っても晴れても」の最初のヴァージョンのほうを良しとしたか、その理由を思い出すことはできないし、また「S.O.S.」の未使用テイクのほうも、力強い演奏ではないか. 3 曲のボーナス・トラックはすべて『The Alternative Wes Montgomery』(M-47065)と題されたマイルストーンの2枚組アルバムに収録されたことがあるが、 (*編註)オリジナル・アルバムへの追加という形では今回のCDが初めてである。
                                           −オリン・キープニュース[訳:坂口紀三和]
●訳注: 日本では既発売LP『ボーン・トゥ・ビー・ブルー/ウエス・モンゴメリー』(VIJ-4027)に収録。
●本解説はCD発売時のものを使用しております。

MANUFACTURED AND DISTRIBUTED BY VICTOR ENTERTAINMENT, INC , TOKYO, JAPAN  P&C 1997 STEREO/JASRAC〔DIGITAL REMASTER〕
FROM A MASTER RECORDINGS OWNED BY FANTASY, INC., USA
発売元:ビクターエンタテインメント株式会社
                                        (出典 ライナー・ノート)

目次に戻る

3 CDの聴き方
フル・ハウス/ウエス・モンゴメリー
 ギターはロックのメイン楽器なのでポピュラー・ミュージックのファンの方にも馴染み深いものだ。しかしその音色や演奏法はロックとジャズではかなり違う。これは一般にロック・ギターがソリッドなブロックで出来ているのに対し、ジャズではセミ・アコースティックと言って、内部に空洞のある構造のものを使うことが多いからだ。また、電気的に音量を増幅したり音色を変えるエフェクターのサウンドも、ロックとジャズでは傾向が違う。しかし近ごろはそういったオーソドックスな分類には収まらないジャズ・ギタリストが増えているので、あまり固定観念は持たないほうがいいだろう。
 また普通ジャズでは、ロックのようにギターだけが延々と弾きまくるというスタイルはあまり取らない。もちろんこれも1970年代以降のフュージョンでは、ギターのハイテク・ソロが聴かせどころになっているので一慨には言えないが、この作品が録音された1960年代頃までは、ギター以外にサックスなどが入っているケースが多いようだ。
 このアルバムは、ジャズの入門者がとりあえずジャズ・ギターについてのイメージを持ってもらうために最適の作品であるばかりでなく、モダン・ジャズの名盤としても名高いものである。ウエス・モンゴメリーはジャズ・ギターの大スターで、多くの影響を後世のジャズ・ギタリストに及ぼした。彼はオクターブ離れた音を同時に弾いてメロディを演奏してしまう「オクターブ奏法」や、コード(→用語解説)でフレーズを聴かせる「コード奏法」など、とてつもないハイテクニックの持ち主なのだが、ピックを使わないで親指の腹でギターの弦を弾くので、実に自然で柔らかい音がする。つまり聴いた限りではギンギンの超絶技巧というより、暖かく心地よいギター・サウンドに浸れるタイプの音楽なのだが、それを普通のギタリストが真似しようと思うととてつもなく難しいという、本当の意味での音楽的効果を狙ったテクニシャンなのである。
 このアルバムの聴きどころは、ミュージシャン全員の息の合った演奏の一体感だ。ボーっと聴いていると、ギターとテナー・サックスという、本来相当に違う楽器が、まるで一つになったかのような錯覚を起こすほど違和感なく同居している。ウエス・モンゴメリーが作曲した「フルハウス」では、ジョニー・グリフィンの吹くテナー・サックスのリズミカルなテーマ(→用語解説)の後、ウエス・モンゴメリーのギターが出てくるが、音に分厚い芯がありながら柔らかいウエスならではのギター・サウンドに乗って、前述のあらゆるテクニックを駆使したソロが展開される。続くグリフインも負けじとばかり技巧の限りを尽くすが、どちらも音楽の流れに来っているので、技術ばかりが表面に出るということがなく、聴き手は手放しで気持ちよく演奏に乗って楽しめる。
 このアルバムのもう一つの聴きどころは、マイルス・デイヴィス・バンドのリズム・セクション(ピアノ、ベース、ドラムス)をそのまま借りた強力なサイドマンたちである。とくにピアノのウイントン・ケリーは、華麗な音色、切れのよいリズム、そして高度の音楽性を備えた優れたミュージシャンだ。フロントの二人(ウエスとグリフイン)に安定したリズムを提供しつつ、自分の出番となれば、尽きることないアイディアをもってソロを展開する。
 このアルバムでウエスとケリーのコンビが気に入ったならば、同じライブ・アルバムの『ハーフ・ノートのウエス・モンゴメリーとウイントン・ケリー・トリオ』(Verve)をお薦めする。ウエスのギター・テクニックをじっくりと味わいたいギター・ファンは『インクレディブル・ジャズ・ギター』(Riverside)がいいだろう。        (出典 ジャズ完全入門 !)

目次に戻る

「ジャズの名盤」の目次に戻る

トップページに戻る

総目次に戻る

[Last Updated 2/28/2002]