上橋菜穂子の『精霊の守り人』がアニメになった。てっきりジブリが制作するのかと思っていたら、テレビ版「攻殻機動隊」の神山健治が監督する。メイキング番組を見ると、脚本を集団で作っていて、スタッフの熱の入れようが伝わってくる。

初回を見たが、動きもいいし、映像も悪くない。でも、ちょっとつまらない。あたりまえ過ぎる。もっと冒険してくれればいいのに。

劇場版は、ぜひいしづかあつこに作ってもらいたい。原作は無視して、佐藤嗣麻子がひとりで脚本を書き、アクションそっちのけで作るアニメ。虫プロ制作の「哀しみのベラドンナ」をしのぐアニメを。

(2007-04-04)