「ホタルノヒカリ」(13.6%)は、「ハケンの品格」の系列の作品。まるでマンガみたいなドラマだと思ったら、原作がマンガだった。せっかく干物女という素敵な設定なのに、初回から恋愛モードに入ってしまった。惜しい。

だが演技力の乏しい綾瀬はるかが生きるドラマだった。アホミヤは、記憶に残る役となるだろう。

「キッズ・ウォー」(99年)で暴れまわっていた井上真央が、今や大学生で月９「ファースト・キス」(14.1%)の主演だよ。隔世の感あり。ストーリーがつまらないのでリタイアしたが、配役は悪くない。劇団ひとりと阿部サダヲに囲まれて、伊藤英明が沈んでた。

ドラマもすっかり悪い冗談ばかりになってきたなあ。ますます客が逃げる。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの二宮和也でさえ、「山田太郎ものがたり」(15.2%)に出ざるを得ないんだもの。テレビは子どもとじいさん・ばあさん以外は見てはいけないのか。

やはり、ドラマよりもアニメか。「精霊の守り人」は終わってしまった。続編が見たい。

ドラマなら再放送という手もある。「タイガー＆ドラゴン」(TBS)は、やっぱりおもしろい。海外ドラマ「アグリー・ベティ」(NHK)だってあるし。

(2007-10-01)