ドラマ07年1−3月



一番ヒットした「華麗なる一族」(23.9%)に迫る勢いだった「花より男子2」(21.7%)。こういうのをパート2でやられると困る。義理堅くチャンネルを合わせるのがいるんだもの。

「東京タワー」(14.9%)は、街場のあんちゃんたちに人気があったもよう。しっかりニーズにこたえている。私は見ないけど。

「anego」の続編みたいな「ハケンの品格」(20.1%)は、現代に必要なドラマ。ストレス発散で酒を飲む、カラオケに行く、その他もろもろあるだろう。テレビの前で何も考えずぼーっとしているのも、お金がかからなくていい。それにぴったりのドラマだ。

恋愛ごっこをしないところが特に良し。せっかくアクシデンタル・キッスをしても、「ハエがとまったからといって、気にする人がありますか!」というトックリとくるくるパーマのかけあいドラマでした。

マイケル・J・フォックス主演の「摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に」では「スーツ」と呼ばれていたが、日本では「ネクタイ」なのね。

「拝啓、父上様」(13.2%)は、「前略おふくろ様」の続編を作ってどうするのかと思いつつ見ていると、3回目からやっとドラマが動いた。

「拝啓、父上様」の黒木メイサや「東京タワー」の香椎由宇など、85年組より下の世代も元気なのがうれしい。

「TVBros」恒例の'06年ドラマ版日本ラジー賞は、
ワースト作品賞:「演歌の女王」
ワースト男優賞:速水もこみち(「東京タワー」)
ワースト女優賞:藤原紀香(「だめんず・うぉ〜か〜」)
ワースト脚本賞:北川悦吏子(「たったひとつの恋」)
おおむね順当。

(2007-04-02)