ドラマ05年4−6月



今クールは、大コケ番組が少なかった。それでも低値安定。例外は「エンジン」の22.4%。つねに若者は再生産されているので、この程度で満足する層が一定数いるということか。

久しぶりに皆勤賞の「恋に落ちたら」(16.3%)と、ストーリを気にせずに突っ走った「anego」(15.6%)の成績は良好だった。

ドラマじゃ一流商社の事務職だけど、あねごと言われて思い出すのは、ある零細企業に勤めていた人。事務をしきっていたのだけど、社長が2代目にかわり、そりが合わず退職。その後結婚したけど、だんなとうまくいかず離婚。「女はつらいよ」かな。

借景ドラマの「瑠璃の島」(12.6%)も記憶に残るドラマとなりそうだ。高齢者がぞろぞろと鳩間島に出かけて行って、ホームドラマを東京言葉で展開。おまけに竹野内豊のサスペンスモード入り。けっきょく、子役(成海璃子)一人でもたせたドラマだった。

質は低下しても視聴率は下がらなかった「離婚弁護士U」(13.2%)の天海祐希が気に入った人は、このキャラクターの元となった竹中直人監督の「連弾」もどうぞ。

(2005-07-12)