Speak about Speech: Shuno の方言千夜一夜



第900夜

それマジ?



 また妙に忙しくなってきたので、記念すべき 900 回目であるのだが、今回も薄めの文章でお茶を濁す。

 放送大学の試験が 2/1〜2 にあったので、一月はいつもにましてバタバタしていた。
 そのニ週後にビジネスキャリア検定というのを受けた。ジャンルは「労務管理」。これは、以前から、年齢なりに管理職みたいな仕事せぇ、と会社から言われていたことによる。せぇ、と言われても、よその会社に一人で派遣されている身なのでどうしようもなく、かと言って「プレジデント定期購読してます」では話にならないので、なんか結果が残るものを、ということで受けてみた。
 で、次は友人の来秋。秋田に来るだけじゃなくて、勇敢にも俺のアパートに泊まるという。本を筆頭にモノが増えまくって床が見えなくなっているので必死こいてお片付け。と言っても、ベらっと広がってる本を見栄えよく積みなおしただけ。それでも床が顔を出すと片づけたように見えるから不思議である。まぁ、一部のオタク雑誌は密封した上で物置に移動した。このまま一年、「読みたい」と思わなかったら捨てる予定。実は百科事典がその期限を迎えている。こっちは、地図だけ残して捨てるつもりである。
 そのお片付けにすべての週末をかけられるのだったらここまで忙しくはならないのだが、実は今さっき、大阪から帰ってきたところである。
 これはゴダイゴのライブが目的。去年の秋、日比谷であったのだが、そこで大阪公演のチラシをもらって、熱狂冷めやらぬままに決めてしまった。早々と予約したので飛行機代は大変に安いのだが、こんなに忙しくなるとは思わなかったので、ちょっとまずかったかなと思っている。
 いや、本当は東京の王子での公演もあったのだが、これは放送大学の試験当日で、さすがに見送った。
 ゆっくりできたのは 2/10 くらい。ここは飛び石連休だったが、派遣先の社員が揃って休むと言い出し、部外者である俺だけいるというのもおかしな話なので、流されて休んだ。溜まっていた漫画がここで消化できたのはラッキーではあった。
 その友達の件が終わったら暇かって言うと、今度は 4 月に情報処理技術者試験。俺、何やってんだ、って気がちょっとしてきている。

 試験から学校に連想を飛ばす。
 フジテレビで日曜の夜に「日本語探Qバラエティ クイズ! それマジ?! ニッポン」という番組をやっている。
 日曜の夜はオタク番組を見るのに忙しいのだが、一応、第一回は見てみた。
 で、去年の流行語大賞を取った例の塾講師がレギュラーで出ているのだが、あの人の暑苦しさが苦手なので、見ないことにした。しかし、HDD レコーダーには「方言」という自動録画用のキーワードが登録されているので、毎週、録画してしまう。しょうがないので、方言のところだけ見ている。
 島根のときには「たばこする」が取り上げられていた。これ自体は「休憩する」という意味で学校とは全く関係ないが、小学校のブラバンでこれが使われているのでビックリ、という線をねらったわけだ。
ばんじまして」は知ってる表現なので特に驚きもしなかったが、よく考えたらこの「」ってなんだろう。「晩ず」という動詞があるのだろうか。
まくれる」はちょっとびっくり。秋田弁の「まぐいる」と同じ語だと思われる。
 鹿児島では「ラーフル」。黒板消しだが、あれを掃除する道具は「黒板消しクリーナー」だそうである。
さんごじゅうご」というのは初めて聞いた。昔、妊婦が出産した後、十五日は大人しくしていたことから、「遅い」「だらだらしている」という意味なのだそうだ。なんか、民間語源っぽい感じがしないこともない。
 それ以前に、産後に体を休めていることがネガティブな表現に変化するとは、さすがに尚武の国と思ったことであった。
 オフィシャル ホームページがあり、過去放送分のまとめもあるのだが、方言だけオミットされてるのはなんで。

 番組全体について言えば、「ひとつ」「ふたつ」を「1つ」「2つ」って書く感覚に鳥肌が立つ。まぁ、画面を作った時の仮名漢字変換ソフトがそんなのを出してるんだろうけど、言葉に関する番組をやるんなら、そこもうちょっと注意してほしい。

 今後の見通しだが、ネタはたくさんあるんだけども、それを文章に起こす暇がなかなか見つからない。
 今月下旬の三連休に期待しているのだが、そんなものあっという間に終わる、ということはこれまでの経験でよくわかっている。




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