Speak about Speech: Shuno の方言千夜一夜




第699夜

出かけようか - My Old NX and New Polo (8)



 さて、あれこれ考えた末 (そうでもないか) ポロの購入を決心した。

 納車日は大雪だった。出かけようとして雪を払い、中のものを全部取り出して、一緒に廃棄するノーマルタイヤを載せ、で、部屋で身支度して戻ってきたらもう車の上に雪が積もっている。
 道が大渋滞。走ってて前が見えなくなるくらいだったから、休日の午前中だっていうのにまるで通勤ラッシュみたいに詰まっている。
 で困ったのがガソリン。手放す車を満タンにする必要はないのでメーターとにらめっこしながら走っていた。実は数日前に「3 リットルだけ」とセコい給油をしている。スタンドのお姉ちゃんが聞き返してきたのはしょうがあるまい。
 そういう大渋滞では燃費は悪くなる。途中でガス欠になったらどうしよう、と思いながらハンドルを握ってたが、一向に進まないのでアイドリング ストップとばかりエンジンを止めてみた。
 するとどうなるかというと、ワイパーもエアコンも止まるので、車の中も外も大変なことになる。これでは危険だ、ということで、大回りになるが一応は流れているコースに切り替えて、なんとかディーラーにたどり着いた。

 まぁ、ないだろうなとは思いつつ「油 AND 方言」でググってみたがやっぱりない。この、俚言形の有無と、ありそう・なさそうと想像する根拠なんかは、なかなか面白いネタなのではないか、という気がする。
 油そのものではないが、こんな記事を見つけた。
油売ってやばせ」というのは「油売って行きなさい」ということらしいのだが、これ秋田弁の「あべ (行きましょう)」と同じじゃないのかな、と思った。ただ、ちょっと意味がわからない。飲食店とかなら「一休みしていけ」ということだろうと想像できるが。あるいは、車のスピードを出すな、ゆっくり走れ、という意味だろうか。

 ディーラーでさらにハンコを押し、一通りの説明を受け、二台並べて写真を撮る。幅は同じなんだが、高さが全然違うので、ポロはかなり大きく見える。
     

 納車記念ということで花束貰ったりする。柄じゃないので、それは実家に直行ということにした。
 まず向かったのは電器屋である。
 オーディオは、今までカセット+CD だったのだが、今度は CD しかない。CD-R を大量購入した。あと、外部入力端子があるので、そこにつなぐケーブル。音楽プレイヤーとしての携帯電話をつなぐこともできるし、カセットテープはまだ存在しているのでウォークマンをつなぐのにも使う。
 それにしても、パソコンがないと音楽を外に持ち出せない、という現状はどう考えてもいびつだと思うのだがどうか。MD が主役から転落するの、早かったよなぁ。
 物色しているとディーラーから電話。NX クーペに雪を払うブラシが残ってたらしい。しょうがないので取りに戻る。みっともないったら。

 で、大雪の中を実家へ。いきなり ABS だの EPS だのが作動して大いにビビる。
 前に、音と振動で大まかにスピードを検知している、と書いたが、それも含め色々と感覚が異なる。ブレーキの効きとか発進時の加速の感じとか。これには早く慣れねばなるまい。
 笑ったのはスタート時の足。前は、ブレーキとクラッチの両方を踏み込んだ状態でキーを回していたのだが、何も考えずにそれをやって両足でブレーキを踏んでいた。
 それから、ディーラーに忘れた雪を払うためのブラシ。これは、後部座席の足元に置いてあるのだが、NX クーペは 3 ドアだったから、出し入れは運転席のドアを開けて、ヘッドレストの上からやる。今回は 4 ドアなので黙って後部のドアを開ければいいのだが、どうしても運転席から入れてしまう。しかも、上が高いのに、座席もそれに負けず大きくなっているらしく、上から投げ入れるのに苦労する。
 助手席の足元が狭い、というのもある。そこはカセットの束と買い物した際の荷物を置く場所だったのだが、満タンのトートバッグを置くとおしまいである。まぁこれも後部座席に置けばいいのだが。

 納車から 3 ヶ月になるが、走行距離はやっと 800km というところである。フォローの電話をくれたディーラーの営業の人がびっくりしていた。まぁ、俺の場合はそんなものである。
 メーカーの保証期間は 3 年、つまり、3 年の間に故障を出し切ってしまうとお得なわけだ。それには今のうちにたくさん乗っておくのがいい、ということになる。その内、ラーメン食いに湯沢まで、とかいうことをする予定である。
 ただし、自転車シーズンが始まったところでもあるので難しいところではある。




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