七月も下旬である。
大雨が降ったりはしたものの、どことなく空梅雨の雰囲気である。自転車通勤できなかった、という日はあんまりなかった。
これから暑くなる。
その「暑い」。
実は、「暑い」を取り上げたことは、意外に多い。本人も、確認してみてびっくりした。
そういや 2003 年は冷夏だったなぁ、とか振り返ってみたりする。
俺の住んでいるアパートのすぐ前に別のアパートが建ったのは、たしかその頃である。翌年、なんか今年はやたらと暑いな、風がないもん、と唸ってたのだが、よーく考えてみたら、そのアパートが遮っているのだった。建った時期と暑さを感じた時期がずれていたので気づくのに時間がかかった。気づいたって解決しないが。
俺の部屋は端っこで、かろうじて端の部屋
*1には風が通るが、寝るほうの部屋は全く風が入らない。それは見事にはっきりしているが、ほかの住人達はつらいだろうなぁ。
何度も取り上げたからと言って、繰り返しにはならない、というところがネットの便利なところである。新しいページがどんどん増えているので、新しい文章もどんどん増える。なくなってしまうページもあるわけだが、前は数例しかなかったから紹介するのに躊躇したような俚言も取り上げることができるようになるし、よくわからなかったことが、説明が豊富になったおかげで腑に落ちる、ということもある。
「
いきる」もその一つ。
長野、愛知、静岡あたりの文章が見つかるところを見ると、中部・東海地方の表現だろう。単に暑いのではなく、「蒸し暑い」という説明がなされている。前に、「暑い」の俚言形がない、と書いたが、探索する単語を間違っていたわけだ。日本の夏は「蒸し暑い」のである。
これもご多分に漏れず、「由緒正しい」という評価がされているので、またかよ、と思いながら辞書で確認してみてびっくりした。
大辞泉から引くと、