MTC報告書No.19
MTC初・実体験レポート付情報
情報提供者:高田幹生

今回は果敢にも情報提供者自身がその実験を行ってくれた。 実はちょっとした手違いがあって、私がこの実験を行った後で、このレポートが届いたので、そちらを優先して掲載したいと思う。 彼が情報提供並びに実験を行ってくれたのは
カレーヌードルにコーヒー牛乳を入れるとビーフシチューの味になる
というものである。何でも地方ローカルの深夜番組でも取り挙げられたことがあるらしく、結構好評だったようだ。
というわけで今回の「試食」のコーナーは、彼のレポートを中心にまとめて、その後で私の実験結果を述べたいと思う。
食材 (Ingredient)
今回もお手軽な食材である。
  • 日清・カレーヌードル
  • 明治・コーヒー牛乳

調理方法 (Recipe)
温めたコーヒー牛乳をお湯の代わりにカレーヌードルに注ぐ。約3分間待つ。食べる。うなる。考え込む。 今後の身体のことを心配する。

試食 (Taste)
では彼のメールをそのまま引用させていただきます。私の解説はその後で。

ここから
先日、MTCに対して「カレーヌードルにコーヒー牛乳を入れるとビーフシチューの味になる」という情報を提供した者です。 その時、早速お返事をいただき、もっと詳しい情報がお知りになりたいとの事でしたので、結局、自ら試してみることにしました。

メールをいただいてから、「やはり、人に勧める以上、確かな情報でないとな。」 と考え直して、コンビニに行って明治のコーヒー牛乳と、日清のカレーヌードルを買ってきたのですが、 なかなか行動を実行に移すことは出来ませんでした。 しかし、とうとう昨日、お腹の空いた時を見計らって実行に移してしまいました。
まず、コーヒー牛乳を鍋に空け、ガスコンロにかけて暖めました。 この時、ちょっと目をはなした隙に中身を吹きこぼしてしまうというハプニングはあったものの、 カップヌードルを作るには十分の量が残っていたので、これを注いで調理しました。 そしてその三分後に出来上がったわけですが、まず、見た目としてはやはり茶色いです。 元々カレーヌードル自体茶色い色をしていますが、これはまんまコーヒー牛乳の色で、 具であるビーフとジャガイモの区別が付かないほどでした。 まあ、見た目より味が肝心だからな、と思い直し、おそるおそる麺を口に運んだのですが、「うーん」って感じでした。 そこで、さらにスープをズズっとすすったのですが、「う〜〜〜〜ん」って感じになってしまいました。

 正直に言いましょう。

はっきり言ってまずいです。

お腹が空いていたこともあって、何とか麺だけは完食できましたが、 スープに至っては、甘いのと苦いのと辛いのがごちゃ混ぜになって何だか分からない味になってしまいました。 さらに問題なのが匂いで、カレーのスパイシーな香りにコーヒーの香ばしい香がブレンドされて、 鼻孔から後頭部にまで突き抜けるような臭いになってしまいました。

一体、何がいけなかったのでしょう。コーヒー牛乳百パーセントで作ったのがいけなかったのでしょうか。 それとも、甘くないコーヒー牛乳を使えば良かったのでしょうか?

まあ、いずれにしても、結果は失敗と言うことなので、情報は撤回させていただきます。 しかし、もしそれでもこの組み合わせに勇敢にチャレンジしていただけるのであれば、 何とか美味しい組み合わせを見つけて、今回のかたきを取ってやって下さい。
ここまで

いやー、どうですか皆さん?よくやって下さったというのが正直な感想です。 私も同じ実験をしているので、言葉の節々に見えかくれするものまで分かるような気がします。 私もコーヒー牛乳を温めた時に吹きこぼしてしまいましたし、やっぱりまずいと思いましたし、 スープは口当りが甘くて後味がカレーのスパイシーな味という変な味でした。 ちょっとだけ違うところは私はスープも残さず飲んでしまったということぐらいでしょうか。 書いてある通り、本当に甘いです。 ただ、カレーヌードルにはないコクのようなものを感じたので、あんまり甘くないコーヒー牛乳を使えば、 もしかしたらビーフシチューになるかも知れませんが、まず無理でしょう。


今だから話せる主宰ウラ話
ふに〜、これも思い出したくない部類に入る1つです。 味はそんなにまずくない(でもやっぱりまずい)のですが、カレーの甘口ではなくて甘くてカレー味、 この絶妙なアンバランスが後から堪えてくる一品です。 こんなことしてたら本当に怒られますよ!の見本のようなものです。 でも必ずどこかに「究極の組み合わせ」があるはずです。 それを求めて今日も混ぜ混ぜ道は続くのです。なんじゃこりゃ?

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