MTC報告書No.5
混ざってしまう自販機の謎
情報提供者:石田輝一

前回の情報が届き、気が滅入っている時に今度は暗闇の中の一筋の光のような情報が届いた。 「神楽坂の自動販売機では『混ざってしまうモード』があるんですけど、 マスカットジュース+リアルゴールド=メロンだったっけ?わかんなくなってしまった」 というようなものであった。こ、これは
「MTC始まって以来のマトモな情報」
である。早速実験に取りかかる。おいしいものが待っているというのであれば、体も軽い。
食材 (Ingredient)
今回は食材が以下のものしか入手できなかった。
  • マスカットジュース:サンキスト・マスカット果汁30%
  • リアルゴールド:(参考までに)利根コカコーラ製

調理方法 (Recipe)
マスカットジュースとリアルゴールドを1:1で混合し、飲む。

試食 (Tasting)
今回はおいしそうな題材なので、心も身体もなんとなく軽やかである。 何の違和感もなく、コップにマスカットジュースとリアルゴールドを注ぎ、まず一口。あっ

「初めておいしいと言えるものが来たぁ」

思わず感激してしまった。おっと、いけない。 ここではメロンの味がするかを確認しなくては。もう一口。

「メロンの味はしないなぁ。でもおいしい」

確かに、メロンの味はしないと断言してよい。 しかしおいしいのである。 マスカットのあのしつこい甘さがリアルゴールドによって緩和され、 しかもリアルゴールドの薬臭さをマスカットが消し去っている。 これは本当においしい。是非だまされたと思って試して欲しい。

混ぜ混ぜ自販機について (About Mix-type Vending machine)
これを知らない人のために補足説明しておく。 混ぜ混ぜ自販機はコップのジュースの自動販売機にたまに存在し、 ボタンを続けて押すことによってその2種類のジュースが混ざったものが味わえるという 画期的なものである。 王道としては「カルピスとハイシーグレープフルーツまたはピーチ」 のミックスカルピスなどがある。 私は予備校生時代にこれのいろいろな組合せを楽しんでいた。 中でもおすすめだったのは
シャッセのアップル味とシャッセのマスカット味
の組合せで、飲み口はアップル味で、後味がマスカットという 画期的な飲みものに生まれ変わる。 思えばこのころからMTCへの布石が始まっていたのかも知れない…。


今だから話せる主宰ウラ話
かなり気持ちが滅入っていたこの頃、理由は「ゾウキン」。 これでこっち関係のネタしか来なかったらどうしようという状況でした。 この頃は「みんなが知っているような古典的ネタはなるべく避けよう」と 考えていたので、メールで届いたネタをやるしかなかったのです。 そんな中での「おいしい」ネタ。いやー、感謝感謝です。

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