与那国旅紀行ー太古のロマン、そしてハンマーヘッドを求めてー

ダイビング 2 日目:晴れ

 2002/3/17 1 本目

西崎(南の根)

潜水時間 35 min

最大水深 26.6 m

透明度 25 m

乗船時間 片道 5 min

 

 

 念願のハンマー狙いのポイントです。この日は昨日とうって変わって西崎周辺はなぎです流れもほとんどありません。ただ穏やか過ぎてハンマー狙いには厳しいようです。とは言っても入って見ないことにはわかりません。わくわくしながらドボン。中層 15 m 付近に集合し沖に向かって流します。周りはすべて青、ハンマーはおろか小魚すら見えませんひたすら青い世界が続きました。ようやくギンガメアジがちらほら、ウメイロモドキが散在し始め、底の方には根も見え始めました。またしばらく泳ぐと、2 匹のバラクーダがこちらに向かってきました。でもあくまでもハンマー狙い。ハンマーを見逃すまいとバラクーダは追わず、ハンマーを探しました。ハンマーは一向に現れません。そのうちメンバーの一人が残圧 70 を切り、また一人 70 を切り、あーここまでかこのポイントはハンマーが出ないとなんとおもしろくないポイントだーと思いつつ渋々安全停止のため  5 m まで水深を上げると、ガイドさんが我々の背後を“あっ”といわんばかりに指差しました。あわてて振り向くと 2 m はゆうに超えると思われるハンマーヘッドです。ちょうど方向転換し、離れようとするところでした。トンカチの部分はあれかなという程度ではっきり見て取ることはできませんでしたが、あの体のうねり方、尾の部分、そして泳いでるさまはなんともいえないかっこよさを感じました。一瞬の出来事でしたが感動です。

 

残念ながら、ハンマーヘッドの写真は撮れませんでした。他の魚もハンマーに集中してたため撮ってません。これは、ハンマーヘッド目撃時の再現画像です。ちょっと迫力に欠けますが・・・

ダイビング 2 日目:晴れ

 2002/3/17 2 本目

遺跡ポイント

潜水時間 44 min

最大水深 16.0 m

透明度 30 m

乗船時間 片道 20 min

 

 西崎が穏やかなうちにもう一度、ハンマー狙いで!というのが 5 人中 4 人の願いだったのですが、飛び込みでこられた沖縄離島めぐりをしている学生の希望でこの旅 2 度目の遺跡ポイントです。コースは昨日と同じでしたが、天気がよかったので、遺跡がだいぶ明るく見えました。今回は 2 度目だったので遺跡の魚ウォッチングしたりいろいろ遊んでみました。

 その他、水面ではギンユゴイがきらきらしていてきれいでした。

サザナミヤッコ(でかい!)

メインテラスに群れるニザダイ ボーッとうかぶオニカマス(わかるかな?)
メインテラスのKAN

遺跡全景

城門の出口

拝所(水底は10〜12m)

KAN 柱穴にはまる!

 

ダイビング 2 日目:曇り

 2002/3/17 3 本目

サバチ

潜水時間 41 min

最大水深 27.4 m

透明度 30 m

 乗船時間 片道 13 min

 

 3 本目こそ西崎!と意気込んで入ったのですが、休憩中の 1 時間ほどで急に西よりの風が強くなり、西崎が荒れ始め、この先もっと荒れるとのことで残念ながら西崎は断念しました。仕方なく島の南側の地形ポイントサバチに行きました。潜行すると人一人が入っていける程度のクレパス状の割れ目からさらに潜行し、ちょっと開けたトンネル内で、イセエビを見ました。そしてトンネルを抜けるとそこは・・・エイリアンの大群がーではなくてでっかいコブシメ大群でした。50 cm 以上はあろうものが 20 匹いやそれ以上いました。サービスの人もこんな大群は初めてだとおっしゃっていました。この時期はコブシメの産卵期間らしいです。コブシメと戯れたあと水深を上げクマノミガーデンでクマノミウォッチング、このたび最後のダイビングも透明度がよく気持ちよかったです。

 

エイリアン襲来!逃げるエイリアン、最後は友好関係を・・・コブシメです。

サバチのトンネル水深 27 m

クマノミ畑に群れるクマノミたち

ヒレグロイットウダイ