みんなの広場
(2008年12月に移動)

トップページに戻る

総目次に戻る

改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)08に戻る

 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 今月も、割合に暖かい日が続きました。ただ札幌では20日に20cm位の雪が積もり、除雪車も出動したようです。
1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  日本経済新聞の日曜版の最終頁に掲載された「漱石の俳句と鴎外の短歌」を載せました。この記事を選んだのは、先月たまたま奈良に行って、鹿を見て正倉院展を拝観したことが影響しているかも知れません。
2. 11月のトピックス
 11月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 日光・鬼怒川旅行
  11月19日・20日コーラス・グループ森の会で、日光・鬼怒川旅行に行きました。右の写真は鬼怒川上流の竜王峡です。
 2.2 高橋英子作品展
  青山の表参道のギャラリー412で、友人の金属レリーフ作品展があり見に行きました。
 2.3 神宮外苑いちょう祭り
  11月30日に神宮テニスクラブへ行きました。丁度、いちょう祭りの真っ最中で、かなり賑わっていました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
 「5 本の紹介」に追加した「32 iPS細胞(さいぼう)ができた !」は、近頃話題になっているiPS細胞を主題にした発見者との対談です。
 「9 趣味」「5. 演劇」に追加した「ミュージカル」の「38 シカゴ」と「41 シカゴ」の内容は一つで、ブロードウエイで見たものと、赤坂ACTシアターで見たものの両方を取り上げました。「一般 40 から騒ぎ」も項目だけ載せました。
 「11 興味あるリンク」には、「11 趣味2−旅行」に「11.62 東武ワールドスクウェア」と「11.63 龍王峡」を追加しました。両方とも、この頁の「2.1 日光・鬼怒川旅行」の関連です。

目次に戻る

 1.2 新聞の記事から 「漱石の俳句と鴎外の短歌」
    鹿 (うたの動物記) 小池 光

 夏目漱石は37歳のとき『吾輩は猫である』を書いて小説家として歩み出すが、その前はもっぱら俳句の人である。
 22歳のとき大学予備門で正岡子規と出会い、その影響をうけて俳句に熱中する。新進俳人として有力であった。知られている句もいくつもある。
 漱石全集の俳句に振られた通し番号は2527番まで。相当な量だろう。同時に本格的な漢詩もたくさん作り、卓越した漢詩人でもあった。でも短歌はほとんど詠まず、わずか10首程度が俳句のあとに付録のようにくっついている。
 文豪森鴎外はまた詩人である。日本語のあらゆる詩の形式をためした。『うた日記』『沙羅の木』などの詞華集には、旺盛な詩のフォルムヘの追究が今見ても清新な息づきを放つ。
 その中でもっとも愛好したのは短歌である。観潮楼歌会を主宰して斎藤茂吉や与謝野鉄幹、佐佐木信綱、また石川啄木などを呼び、流派間の交流と相互刺激に尽力した。また山県有朋の常磐会の常連として典雅な歌を大いに詠んだ。初期から最晩年まで千首近い短歌が残る。
 鴎外の無駄のないきびきびした文章はどちらかといえば俳句に通ずるかのように思え、また漱石の深遠多彩な語りの妙味からは短歌への距離が近いように思えるが、実際の趣味は全く逆になっているところが味わい深く、おもしろい。
 厠より鹿と覚しや鼻の息   漱石
 明治40年、朝日新聞に入社して後、関西に旅行し「鹿15句」を同紙に発表した中の一句。奈良の旅館で戸外の厠に入ったら暗闇から鹿の気配がした、という句。リアルでユーモラスだ。
 酔ひしれて羽織かづきて匍ひよりて鹿に衝かれて果てにけるはや  鴎外
 大正10年、帝室博物館長であった鴎外は正倉院曝涼に立ち会うため奈良に行く。その折りに詠んだ「奈良50首」の1首。当時酔っぱらいが鹿にちょっかいを出し、突かれて死んだ事件があったらしい。原敬暗殺の直後で、重ねて読めば意味深長な歌である。秋深まる日、両文豪の鹿2題いかが。    (歌人)
(出典 日本経済新聞 2008.11.16)

2. 11月のトピックス
 11月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 日光・鬼怒川旅行
  11月19日・20日コーラス・グループ森の会で、日光・鬼怒川に旅しました。12名が参加し、二日とも好天に恵まれました。
  第1日は浅草から東武線の特急で東武日光まで行き、タクシーで東照宮の近くまで行って昼食を食べました。東照宮、二荒山神社、輪王寺大猷院、輪王寺と廻り、最後は逍遥園を見物しました。
 ホテルのある鬼怒川温泉へは一度下今市まで戻り、鬼怒川温泉行きに乗り継いで、温泉駅からは迎えのバスに乗りました。
  第2日はホテルから歩いて行かれるワールド・スクエアを見物し、午後は鬼怒川下りと、竜王峡行きの二手に分かれて行動し、われわれは竜王峡を選びました。帰りは鬼怒川温泉駅から浅草まで特急に乗りました。
  東照宮には、見ザル、聞かザル、言わザルで有名な三猿(さんえん 神厩舎[しんきゅうしゃ]にある)、一日見続けてもあきないといわれる陽明門、左甚五郎の作とされる眠り猫(東廻廊にある)、絵の下で手を打つと残響が聞こえる鳴龍(なきりゅう 本地堂にある)など、有名な見どころがあります。
 逍遥園は輪王寺にあり、池を中心とした回遊式庭園で、苔の上の紅葉の落ち葉の緑と赤のコントラストが鮮やかでした。
 ワールド・スクエアには世界遺産や各地の有名な建物などが1/25の模型で示されています。人の群像も飾られているのと、電車や船が動くのが印象的でした。
 竜王峡に行くには会津田島行きに乗り、鬼怒川温泉駅から3駅目の竜王峡駅で降りて、河原に下って行くと虹見の滝、虹見橋、むささび大橋などがあり、この頁の写真のような渓谷美や紅葉を楽しめます。
 2.2 高橋英子作品展
  高橋さんは女子美術大学の名誉教授で、自宅のHIDE工房で幅の広い作品を作っておられます。元神宮テニスクラブのメンバーでしたので、何回か個展を見に行きました。今回は金属レリーフの作品で、女性の顔などの作品が目に付きました。銅板を叩いて凹凸を作り、いろいろな色を付けています。
 今回の会場は表参道ヒルズ同潤館の4階にあり、時間があればブラツキたいところでしたが、時間がとれずに残念でした。
 2.3 神宮外苑いちょう祭り
  神宮テニスクラブには、毎週1〜2回行っています。30日はメンバー4名、ヴィジター2名でゲームをしました。いちょう祭りは毎年11月15日〜12月15日開いているようです。テニスコートの東側と南北のコートの間に銀杏並木があり、ほぼ黄色一色で午後の陽に輝いていました。またま天気がよく暖かかったので、家族連れや写真を撮る人で賑わっていました。テニスの後、昨年のスケッチ会の時、描き残した銀杏並木をスケッチしてきました。

目次に戻る

3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 本の紹介
  「本の紹介」に佐野真一著「旅する巨人」を採り上げたいと思います。
 3.2 ウオーキング・旅行
  先月、行った「筑波山登山」をご紹介したいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)08に戻る

トップページに戻る

総目次に戻る

[Last Updated 12/31/2008]