みんなの広場
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 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)07に戻る

 アクセスされた方々との交流の場です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 月の前半は寒い日が続きましたが、後半は暖かくなりました。天気は割に安定していたと思います。秋の冷え込みが遅れているせいか、都心の紅葉が遅いるようです。神宮外苑絵画館前の銀杏は、秩父宮ラクビー場裏口のほうは黄色くなりましたが、絵画館前は、やっと色づき始めた程度です。本門寺は桜などが紅葉してきれいです。
目 次
1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  俳人大高翔さんが母親となってどのように変わったかを書いています。
2. 11月のトピックス
 11月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 トップサンテ作陶旅行2
  先々月作った陶器に釉(ゆ)をかけるためトップサンテに行き、帰りは土浦に寄ってきました。
 2.2 河口湖旅行
  コーラスの仲間で河口湖に行き、オルゴールの森に寄りました。右の写真は久保田一竹美術館近くの紅葉です。
 2.3 セザンヌ4つの魅力展
  ブリッジストン美術館で開かれていた美術展の最終日(11月25日)にのぞいて来ました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
  「6 私の愛読書」の「9 南木佳士氏 阿弥陀堂だよりほか」の「6. 本の紹介」に先月に続いて芥川賞受賞作の「ダイヤモンドダスト」を追加しました。
  「8 ウオーキング・旅行」に「32 丸沼高原と奧利根周遊」を追加しました。
  「11 興味あるリンク」には、「10 趣味1−絵画ほか」「10.2 絵画」に「10.2.13 ブリヂストン美術館」を、「11 趣味2−旅行」に「11.54 予科練霞ヶ浦航空隊跡と自衛隊施設」を追加しました。両方とも、このページの「2. 11月のトピックス」と関連する情報です。

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 1.2 新聞の記事から 「こどもと育つ 受け渡す者として」   俳人 大高 翔
 「産みをへしことやすなはち花疲れ」。最新句集「キリトリセン」に収録したこの句は、娘の瑛菜(えいな、三歳)誕生の際に詠んだもの。その後、育児をしながらの作品は、言葉が平易になっている。「はいどうぞ しろつめくさといしころと」は、娘が一歳のころの作だ。
 娘が「ママ」 「パパ」という単語の次に口にするようになった言葉、それが「はいどうぞ」だった。よちよち歩きのころ、公園でシロツメクサを摘み、彼女が一番良いと思うものを選んで「はいどうぞ」と渡してくれた。それは彼女の宝物。同じようにして、小石も選んでくれた。絵本のことばのようにシンプルな句にするため、漢字だった「草」「石」はひらがなに改めた。
 瑛菜という名前は、夫の祖父の妹である「ゑい」さんから名付けた。早くに亡くなった祖母の代わりとして、親せきの子どもたちをかわいがり、皆に慕われた。晩年は穏やかだつた。三年前の一月に白寿(九十九歳)で亡くなり、同じ年の三月に娘が生まれた。まわりに尽くした「ゑい」さんの存在を忘れずにいてほしいという思いが、娘の名前には込められている。
 娘の想像力に驚くことは多い。ピンク色のクマのぬいぐるみがお気に入りだが、彼女はクマの名前を毎日変える。「アムコちゃん」だったり「チキちゃん」だったり。ままごと遊びを見ていると、私の口癖らしい「ちょっと待って」を連発し、クマを待たせては料理を作ったりしている。「私も普段、こんなに忙しそうにしているのかな」と、合わせ鏡を見たようで、反省させられる。俳句と同じく、子育ては物事を違った視点から見ることを教えてくれる。
 かつて、十代の私にとっての俳句は「自己表現」から始まった。しかし、子どもを得た現在、それは「伝わらなければならないもの」に変わりつつある。いつか、長い時間を経て、娘にも届くよう、私は言葉を吟味しては、俳句に託している。
 産後、うれしさや安堵(あんど)と共に、気の合う仲間と過ごす青春は終わってしまった、という複雑な気持ちも味わった。しかしそうした気持ちも、成長の過程ととらえて、正直に、自然体で、俳句に詠んでいきたい。娘は十年後、二十年後に私の句を読んで「こんなことを思っていたんだ」と感じるかもしれない。同じ女性の俳句として、娘の心に寄りそうことを願いながら、素直に、本音で詠み続けたい。今この時、かけがえのない瞬間を一句にすることで、口に出す以上に濃密なメッセージを伝えることができるのだと思っている。

 おおたか・しょう 徳島県生まれ、立教大卒。13歳から俳句を詠み始め、高卒時に句集「ひとりの聖域」を出版、NHK俳句番組の司会を務める。07年に「キリトリセン」出版。30歳。
(出典 日本経済新聞 2007.11.13 夕刊)

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2. 11月のトピックス
 11月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 トップサンテ作陶旅行2
  作陶は成形(ろくろを使って形を作る)、整形(底に台を付ける)、釉がけ(釉薬ををかける)などの順序で行いますが、今回は「釉がけ」です。この作業は半日ほどで終わるため、帰りは土浦を廻って帰ることにしました。土浦では昼食に鰻重をたべ、阿見町にある陸上自衛隊土浦駐屯地に寄りました。ここには庭にいろいろな型の戦車が展示してあるほか、雄翔館(予科練記念館)があります。建物の前には山本五十六元帥の銅像が建っており、館内には海軍飛行予科練習生の生活や、遺書、遺品等が展示されています。戦時中に歌った予科練の歌「若い血汐の予科練の 七つボタンは桜に錨 今日も飛ぶ飛ぶ霞ヶ浦にゃ でかい希望の雲が湧く」は、ここのことを歌ったのだと思います。
 2.2 河口湖旅行
  コーラスの仲間は年に一回、親睦旅行に行っています。今年は河口湖への一泊旅行でした。往きは東京駅八重洲口から東名高速道路経由の長距離バスで河口湖まで行き、帰りは同じバスですが、都内の渋滞が予想されるため、東名高速の市が尾で東急田園都市線に乗り換えて中延に出ました。
 天気は第一日目が曇り、二日目は小雨でした。泊まったのはホテル・サニーデヴィレッジで、河口湖駅からみると対岸の島津公別荘の跡にあります。
 行った日は湖畔を大石まで散歩し、河口湖自然生活館と大石伝統工芸館まで行きましたが、工芸館は閉まっていました。
 二日目はレトロバスに乗って久保田一竹美術館と河口湖オルゴールの森に行きました。レトロバスというのは昔の型のバスで千円払うと何回でも乗り降りできます。久保田一竹美術館は前に行ったことがあるので中には入らず、近くで紅葉をスケッチしました。オルゴールの森も前に行ったことがありますが、良かった記憶があるので、入りました。ながーいスイスホルンの演奏と、弦楽四重奏がとても良かったです。
 2.3 セザンヌ4つの魅力展
  ブリッジストン美術館で開かれていた美術展の最終日(11月25日)にのぞいて来ました。4つというのは人物、静物、風景、水浴で美術館の収蔵品を軸に、国内の美術館から借りたものを含めて29点が出品されています。セザンヌの作品だけではなく、影響を受け、または与えた作品も出品されています。
  時間があったので常設展も駆け足で見ました。青木繁の「海の幸」は石橋美術館にあるとかで見られませんでした。ルオーの作品が数点あり良い絵が多かったと思います。

3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 私の愛読書
  星野道夫さんの「旅をする木」を追加する予定です。
 3.2 ウオーキング・旅行
  「31 大田区の散歩道」に「洗足池と清水窪」を追加したいと思っています。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。
 

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[Last Updated 12/31/2007]