みんなの広場
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改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)07に戻る

 アクセスされた方々との交流の場です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
  2月は暖かい日がありましたが、3月に入ってスキー場には雪が降りました。桜の開花予想が何回か変わりましたが、月末になって東京の各地で桜が満開になっています。
目 次
1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  最近読んだ記事の中で、ご参考になると思われるものをご紹介します。
2. 3月のトピックス
 3月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 3月歌舞伎公演
  5日、家内と歌舞伎座夜の部に行きました。
 2.2 スキー
  BSAスキー焼額山(志賀高原)講習会に友人と参加しました。
 2.3 岡部嶺男展
  東京国立近代美術館工芸館へ陶芸の「岡部嶺男展」を見に行きました。
 2.4 オルセー美術館展
  3月27日、上野にある東京都美術館で開催中のオルセー美術館展に、家内と出掛けました。右の写真は、上野動物園の前で撮った満開の桜です。

3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  「5 本の紹介」に「29 風に立つライオン」を追加しました。これは友人から送られた本で、彼の息子が企画に参加し、一部執筆しています。
  「6 私の愛読書」「7 遠藤周作氏 深い河ほか」「9. 私が愛した小説」の「3. 概要」に「W マイナスはプラスになる」を追加しました。
  「9 趣味」「4. 音楽」「7 ジャズの名盤」を「7 ジャズ等の名盤」に変更し、「19 さだまさし/ベスト」を追加しました。「風に立つライオン」に関連したCDです。
  「11 興味あるリンク」には、今月見に行った二つの展覧会と関連して、「10.1 陶芸」に「10.1.8 岡部嶺男」を、「10.2 絵画」に「10.2.11 オルセー美術館」を追加しました。
  「総目次」を見直しました。アクセスした方には余り関係ないことですが、ファイルが大きくなりすぎたのと、一部リンクに誤りがあったためです。
  また次項の「新聞の記事から」は「ベルト・モリゾ」の紹介ですが、今回の「オルセー美術館展」には彼女の作品「ゆりかご」と、彼女をモデルにしたエドゥアール・マネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」の二点が出品されています。

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 1.2 新聞の記事から 『印象派ベルト・モリゾに脚光 女性画家の先駆 美術史検討も』
 印象派の女性画家、ベルト・モリゾへの関心が高まっている。展覧会や関連書籍の相次ぐ刊行によって、美術史の谷間に埋もれていた画家の再評価が進んでいる。
ベルト・モリゾ(1941〜1895年) フランス・プールジュ生まれ。父は県知事。繊細な筆遣いと白の清澄な表現で印象派を代表する女性画家となる。姉や娘ら親族の親密な情景や、身近な生活空間を描いた作品で知られる。

 小学館は「西洋絵画の巨匠」と題した画集のシリーズを、昨年2月から刊行している。モネ、ゴッホ、ダリ、フェルメール、ピカソ、レオナルド・ダ・ヴインチら高い人気を持つ11人の画家たちに並んで、第6巻に『モリゾ』を刊行した。
 それほど知名度がないベルト・モリゾをあえて選んだのはなぜなのか。
 「一人は女性画家を入れたかった。何人か候補があがったが、最終的にモリゾが今の時代に合うと判断した」。歴史美術編集部の高橋建編集長はそう話す。

代表作読み解く
 画集だけでなく研究書や評伝も昨年来、出ている。坂上桂子・早稲田大学助教授による『ベルト・モリゾ』(小学館)は、代表作十点を時代を追って読み解きながら、女性が職を持つことがタブー視された時代に職業画家となったモリゾの葛藤に迫っている。
 ドミニク・ボナ著『黒衣の女 ベルト・モリゾ』(持出明子訳、藤原書店)は、フランスの作家による評伝で、マネをはじめファンタン=ラトウール、シャヴァンヌ、ルノワール、ドガといった同時代の画家、マラルメ、ゾラら文学者との交遊を生き生きと描き出す。
 展覧会の企画も進む。東京・新宿の損保ジャパン東郷育児美術館では9月から11月にかけて油彩、水彩など合わせて60点余を集めたベルト・モリゾ展を企画している。モリゾ一人に焦点をあてた本格的な回顧展は日本で初めてとなる。
 現在、東京都美術館で開催中の「オルセー美術館展1-19世紀 芸術家たちの楽園」にも、1874年の第一回印象派展に出展した代表作「ゆりかご」が展示されている。マネが描いた著名なモリゾの肖像画が出品されていることもあって、おのずと関心が向く。
 モリゾが脚光を浴びる理由は、印象派の画家としての魅力と同時に、彼女の生き方にもある。モリゾが生きたのは、フランス19世紀後半、官展(サロン)の権威がまだ根強い時代である。女性が職業画家になるのが極めて困難だったころにプロの画家となり、モネやルノワール、ドガといったきら星のような才能に伍して新しい絵画の創造に精魂を傾けた。同時にマネの弟、ウジェーヌと結婚し、娘を生み、幸福な家庭を築いた。「これまでの女性芸術家といえば、恋多き女といった異端の人が注目を集めるケースが多かった。モリゾはそれとは違い、成熟した女性像のモデルにもなる」(高橋編集長)という。
 従来の美術史のゆがみを指摘する声もある。海外の女性画家で美術史上、広く知れているのは、米国のジョージア・オキーフ、メキシコのフリーダ・カーロ、フランスのマリー・ローランサンといったいずれも20世紀に活躍した画家。ところが19世紀以前だと米国出身で印象派の運動に加わったメアリー・カサットがわずかに知られるぐらいで、巨匠の名で呼ばれる女性画家はまずいない。

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生前は評価高く
 モリゾの場合、実は印象派勃興(ぼっこう)期の同時代の評価は、今よりずっと高かった。坂上氏の著書によれば、12点を出品した1877年の第3回印象派展でモリゾは、セザンヌと並んで大きな壁の全面に作品が展示された。印象派の理論的支柱だった批評家、テオドール・デュレは1878年に出した『印象派の画家たち』で本当の印象派の創始者として、モネ、シスレー、ピサロ、ルノワールとともにモリゾの名を挙げていたほどである。
 それが20世紀に入り、欧米の美術史では脇役に追いやられていった。「ようやく再評価の機運が芽生えたのが1970年代以降」(坂上氏)。モリゾ再評価の動きは、男性中心だったこれまでの美術史の再検討をも促している。  (文化部 宮川匡司)
(出典 日本経済新聞 2007.2.20 夕刊)

2. 3月のトピックス
 3月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 3月歌舞伎公演
  3月の歌舞伎座は義経千本桜の通し狂言でした。夜の部だけでも行こうということになり、見に行きました。
  演目は四幕目 木の実・小金吾討死、五幕目 すし屋、大詰 川連法眼舘・奥庭で、出演者は仁左衛門、左團次、菊五郎、幸四郎などです。
  通し狂言はなかなか見る機会がないので、有名な戯曲の全体像がわかって楽しめました。
 2.2 スキー
  BSAスキー講習会はシーズン始めにルツスに参加しました。今回は焼額山(やけびたいやま 志賀高原)です。2月は雪が少なかったのですが、今回は講習会前日にかなりの雪が降り、絶好のコンディションでした。シーズンはじめに習った内容が、友人と出掛けた何回かのツアーで身に付いたかを確認するつもりでしたが、シーズン中にカリキュラムも改良され、実りの多い3日間でした。
 今シーズンはこれで終わりですが、蔵王、八方、志賀と名だたる三ヶ所のスキー場をシーズン中に滑ることができ、充実した内容でした。
 2.3 岡部嶺男展
  岡部嶺男(1919〜1990年)氏は加藤唐九郎の長男として瀬戸に生まれ、子供の頃から陶磁器に親しみました。軍隊から帰国後、作陶を再開し織部・志野・黄瀬戸・灰釉・鉄釉など地元の伝統技法を元に作域を拡げてゆきました。中でも器体の全面に縄文を施した織部や志野は独自性が高く、素晴らしいものです。
 2.4 オルセー美術館展
  東京都美術館では4月8日までオルセー美術館展−19世紀芸術家たちの楽園−を開催しています。オルセー美術館はパリ・セーヌ川ぞいにあり、印象派を中心に展示しています。今回の出展作の中では、エドゥアール・マネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」、ポール・セザンヌの「ギュスターヴ・ジェフロア」、フィンセント・ファン・ゴッホの「アルルのゴッホの寝室」、ポール・ゴーガンの「黄色いキリストのある自画像」などが素晴らしいと思いました。見に行った日が良かったのか、訪れた時間が良かったのか(会期の後の方の火曜日で、9時15分前位に到着した)、全く待つこともなく切符を買ったり入場することができ、有名な絵もゆったりと見ることができました。

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3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 本の紹介
  まだ、どの本にするかは決めていませんが、新書を取り上げたいと思っています。
 3.2 私の愛読書
  遠藤周作の「私の愛する小説」を、続けて採り上げたいと思います。
 3.3 演劇
  3月に見た歌舞伎の義経千本桜を採り上げたいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を少しずつ追加したいと思っています。
 3.4 古い記事
  毎月、少しずつ見直して行く予定です。

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[Last Updated 4/30/2007]