みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。

目 次 
 お彼岸も過ぎ、やっと涼しくなってきました。永かった夏も、やっと一段落したかなと思っています。日本の台風もさることながら、米国では大型のハリケーンに見舞われ、政治問題化しているようです。
1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  最近読んだ記事の中で、ご参考になると思われるものをご紹介します。
2. 9月のトピックス
 9月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 大和郷幼稚園の同窓会(右の写真は神宮外苑の銀杏並木で突き当たりに絵画館が見えます)
  9月10日、大和郷幼稚園の同窓会があり、二人の姉と参加しました。
 2.2 古代エジプト展
  9月17日、ルーブル美術館所蔵、古代エジプト展に行って来ました。
 2.3 岩戸山ハイキング
  元の会社の山岳会で、箱根の六国峠から岩戸山のハイキングをしました。
 2.4 文京シビック合唱団
  文京区のシビックホールで、第3回定期演奏会があり、聴きに行きました。
 2.5 合唱団「森」演奏会(右の写真は演奏会のプログラムです)
  コーラス仲間の演奏会があり、参加しました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  「本の紹介」の「114 風車小屋だより」は、プロヴァンスに関する本のご紹介です。先月の「プロヴアンス」が紹介している本で、お読みになった方も多いかと思います。
  「6 クラシックの名盤」として紹介した「6 Transformations」は、武満徹さんが作曲・編曲したギター曲などを、村治佳織さんが演奏しています。
  「5. 演劇」の「26 アルトゥロ・ウイの興隆」は6月に見た公演のご紹介です。

 1.2 新聞の記事から ナチ・ドイツと言語 「単純化」「断定化」の政治効果 池内 紀(ドイツ文学者) 半歩遅れの読書術
 はしがきのところで政治学者はまず述べた。
 「政治の世界では、言葉という武器が大きな働きをする」
 当然である。言葉によって民衆の支持をとりつける。あるいは誘導する。それは民主国家であれ、独裁下であれ、変わりはない。武器としての政治的言語への関心から、宮田光雄『ナチ・ドイツと言語』(岩波新書)は書かれた。2002年の刊行。
 そのときは、よくまとめてある本だった。2005年9月の時点で読むと、実に的確な予告の書になった。痛烈な時代批判ともとれる。
 1930年代のドイツにおいて、ナチズムは圧倒的な力で大衆に働きかけた。そこに見てとれる典型的な言葉、また語り口のこと。
 簡潔で《断定的》な語法によって細かい議論を拒絶したり、『悪の枢軸』との対決といった《単純化》した論理で、あれかこれかの《二者択一》を迫ってみたりする…」
 ナチ党の集会に多くの聴衆を引きつけたのは党の政治的プログラムよりも、ヒトラーの演説だった。痩せぎすで、がらがら声。大衆の「情緒的な感受性」にこたえるには、何が一番効果的か?
 「論点を黒白図式で《単純化》して示すこと、それを《くり返し》訴えつづけること、断固とした口調で大胆に《断定化》すること……」
 ヒトラー自身が政治的宣伝の基本原理として公表したところであって、ナチス・ドイツの15年間を通してつづけられた。
 単純化と、くり返しと、断定化が効果を発揮する土壌があった。当時、ドイツは第一次世界大戦の敗北のあと、とめどない不況と失業者に苦しんでいた。先の大インフレによって、中産階級のおおかたが、せっせとためてきた貯蓄を失った。年金はパン一つ買うにもたりない。
 生きがいの喪失と将来への不安。そのような精神状況のなかで、ナチ党は「救済役」としてあらわれた。旧弊をたち切って明るい未来を実現する。それをジャマだてする敵は何か。断定し、くり返し、またくり返し、名指しする。
 その言語と語り口が同時に「政治的現実をカモフラージュ」する効用をおびていたことも具体的に示されていく。さらに自分の「カリスマ性」を自覚しはじめた人物に生じた特長。討論を拒み、異論に耳を傾けず、まちがいは一切認めない−−。
 本日はアメリカにとって9.11の日、そしてわが国には総選挙の日。
(出典 日本経済新聞 2005.9.11)

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2. 9月のトピックス
 9月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 大和郷幼稚園の同窓会
  JR駒込駅の近くに六義園という公園があります。その南側に大和郷(やまとむら)幼稚園があり、建物の新築を記念して、同窓会を開いたので卒園以来初めて参加しました。約百名の参加者の内、同期の方が3名おり、親しく話ができたのには感激しました。私は5人兄弟で、全員がこの幼稚園の卒業です。その頃は本郷の湯島に住んでいたので、市電で通った記憶があります。
 2.2 古代エジプト展
  パリには約半年いたのでルーブル美術館には何回か通いました。ダヴィッドの「ナポレオン一世の戴冠式」などの大型絵画も素晴らしいが、エジプト彫刻にも見るべきものが沢山あります。上野の東京都美術館で開かれた「古代エジプト展」はルーブル美術館の所蔵品を幾つかの種類に分類し、系統立てて見られるように展示しています。それと同時に、いかにフランス人がエジプトの古代の遺跡発掘とその研究に貢献してきたかが理解できました。
 2.3 岩戸山ハイキング
  元の会社の山岳会では、今でも春秋にハイキングに行っています。しかも現役とOBの両方が参加します。今年は伊豆山の上にある会社の保養所に一泊し、近くの山を歩きました。箱根の六国峠まではバスを利用し、ケーブルで山頂に上がり、そこから岩戸山を経て、保養所に向かいました。秋晴れの良い天気に恵まれ、昔の仲間と歩き、飲み、話をする楽しい一日でした。
 2.4 文京シビック合唱団
  テニス仲間の石場さんは文京区のシビック合唱団のメンバーです。第3回定期演奏会が文京シビックホールであり、仲間6名で聴きに行きました。曲目はF.シューベルトのドイツ・ミサ曲とW.A.モーツアルトのレクイエムです。レクイエムは文京区に住み、東京芸大の教授である佐藤功太郎さんが指揮をされ、東京芸大管弦樂研究部オーケストラと芸大在学生が独唱で出演しました。ドイツ・ミサ曲は指揮が三矢幸子さんで、オルガンが伴奏は中川紫音さんでした。
 今年が3回目の定期演奏会ですが、週に1回練習を続けているようで、毎年レベルが上がっているようです。
 2.5 合唱団「森」演奏会
  9月27日に大田区民ホールのアプリコ・小ホールで合唱団「森」の演奏会を開きました。今年はメンバーが自主的に企画・実施し、各人が独唱・重唱・合唱の3種類を披露しました。曲も自分たちで選ぶようにとのことで、私は独唱曲に武満徹さんの「小さな空」を選びました。この曲は指導者の岩森先生のお嬢さんの美里さんが、リサイタルのアンコールに屡々歌う曲です。発表直前の練習で先生から「発声が良くなった」とほめられ、自信が付きました。たまたま家内が風邪をひいたため、予定していた重唱が発表できなくなり残念でした。なお写真のプログラムも会員の手作りです。

3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 5 本の紹介
  「5 本の紹介」で平川 南編「古代日本の文字世界」(大修館書店)をご紹介したいと思います。
 3.2 飛鳥旅行
  中旬にNMCの仲間との飛鳥旅行を予定しているので、前回の案内に追加できると思います。
 3.3 興味あるリンク
  毎月、少しずつ追加して行く予定です。

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[Last Updated 10/31/2005]