みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「11 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 9月は、お彼岸になって、やっと涼しくなりました。また雨も降るようになったので渇水は解消されると思います。月末には台風が襲来しました。
 サルスベリの花は咲きつづけています。朝顔はそろそろ終わりでしょうが、萩は未だ花をつけています。
1.「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  今月は『木炭と砂鉄を原料にした日本古来の製鉄法「たたら」が人材養成の観点から注目されている』という内容の記事を載せました。
2. 9月のトピックス
 9月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 軽井沢旅行
  4日に1泊2日で軽井沢に行きました。短い旅でしたが、親友と一夜を過ごすとともに往きは御代田の浅間縄文博物館、帰路は下仁田ジオパークに寄ることができました。右の写真は軽井沢の雲間池です。
 2.2 三つのコンサート
  8日に目黒のパーシモンホールで今村洋子さんのピアノリサイタル、15日に文京シビック合唱団(テニス仲間が参加している)の第10回記念定期演奏会で「カルミナ・ブラーナ」ほか、29日に横浜の「赤いくつ劇場(人形の家)」で佐藤町子さん(ヨット仲間の友人)のシャンソン・デュオがありました。
 2.3 陶芸展
  29、30日の2日間、池上会館(本門寺の向かって右)で夢楽天の展覧会が開かれました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
  「8 ウオーキング・旅行」に追加した「58 大給(おおぎゅう)坂コース」は、7月に追加した「40 タモリのTOKYO坂道美学入門」の都心の坂コースの2回目です。
  「11 興味あるリンク」には、「1 役にたつホームページ」に「1.18 たたら製鉄」と「1.19 日本ジオパーク」を追加しました。前項は、このページの1.2項の記事、後項は同じく2.1項の記事との関係です。

 1.2 新聞の記事から
  「たたら製鉄」人を鍛える 危険を間近に体験し学ぶ


 木炭と砂鉄を原料にした日本古来の製鉄法「たたら」が人材養成の観点から注目されている。一筋縄にはいかない製鉄法を通じて自主性を養い、視野を広げる効果が期待できるからだ。

 実習室に築いた耐火レンガ製のたたら炉から炎が吹き上がる。リーダー役の高校生の掛け声で、待機していた若者たちが立ち上がった。長い柄の先に打ち付けた板に載せた1.5キロの砂鉄を炉内に振り落とす。

12時間以上の作業
 堺市の府立堺工科高校は7月下旬、今夏で6回目になるたたら製鉄の操業を行った。操業に参加したのは希望した高校生15人と一般参加の2人。3班に分け、4人1組で作業に当たった。操業を指導したのは堺打刃物伝統工芸士の味岡知行氏だ。
 操業開始は夕方4時。安全祈願の神事の後、60キロの木炭を炉に投入して着火、炉の底部に取り付けた羽口から空気を吹き込み炉底をセ氏1,300度以上に上げる。長さ90センチ、幅80センチ、高さ1メートルの炉に木炭と砂鉄を交互に投入する。1回の投大量は木炭が8キロ、砂鉄は6キロ。約10時間の作業で投入は計80回近くに及んだ。砂鉄は落下する過程で還元され、炉底にたまるノロ(鉱滓)の中で鉄塊を作る。
 最初は遊び気分が抜けないように見えた若者たちだったが、時間が過ぎるとともに表情が違ってくる。どの顔にも真剣さが加わっていくのだ。
 作業が終わったのは翌朝4時過ぎ。緊張の糸が切れ、危険な作業を無事終えた安堵感と徹夜作業の疲れからだろうグラウンドに倒れ込む生徒が何人もいた。「今の子供たちは情報を与えられ過ぎ。何が危険かも分からない。身をもって体験すると、受け身だった子供たちが能動的になる」と味岡氏は指摘する。
 現場の人材育成を目的にたたらを続けるのが新日本製鉄八幡製鉄所だ。始めたのは2002年12月。操業中の戸畑第4高炉の近くに炉を3基築き、3つのグループが古式製鉄に挑戦した。入社2〜4年目の若手チーム、協力会社と製鉄部門の若手管理者チーム、八幡以外も含む会社全体の製鉄技術者から選抜した若手チームの3つだ。

 高炉メーカーがなぜ、たたらか。鉄鋼業界は1985年のプラザ合意後の円高不況、長期の需要低迷で90年代前半以降、生産縮小を迫られる。韓国、中国の追い上げにも遭って苦境にあえいだ。
 新たな時代を切り開く気概をどう醸成したらよいのか。悩む製鉄所幹部に02年初め、一つの啓示がもたらされる。日本美術刀剣保存協会主催のたたら操業見学会だった。見学から帰った幹部は、「経験したことがないくらいの衝撃を受け、感動した」と話した。
 とはいえ、同じ鉄といっても知らないことだらけ。文献を読みあさり、研究者を訪ねて教えを請うた。暗闇のなか、手探りで進めた挑戦だったが、成果は少なくなかった。
 「いかに狭い範囲でしか製鉄を考えていなかったかが分かった」。当時、グループリーダーとしてたたら製鉄に取り組んだ桜木準一北九州環境プラントサービス社長は振り返る。たたら研修はその後も続き、新人社員対象の人材養成コースの定番となった。

一からものづくり
 たたらはとにかく手間がかかる。スイッチを押せば、後は"機械・計器任せ"の対極にある製造システムだ。感性を研ぎ澄まし、危険と隣り合わせで体験して初めて、ものづくりの真実が分かる。
 07年、東京工業大学教授(現東京芸術大学教授)の永田和宏氏を理事長に発足した特定非営利活動法人「ものづくり教育たたら」は半年がかりで小学校低学年にもたたらを教える。今年も7月末に教室をスタート、これまでに砂鉄採集や炭焼きを実地に体験した。09年の報告書には子供たちのこんな感想文が載っている。「ぼくは、昔の人があんな難かしい作業を一から考えて鉄を作ったのでおどろきました」(6年生)
                                              (編集委員 松岡資明)
(出典 日本経済新聞 2012.9.10 夕刊)

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2. 9月のトピックス
 9月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 軽井沢旅行
  軽井沢に行くときは、往復途中でどこかに寄るのに便利なため、車を利用しています。今回は往きに御代田の浅間縄文博物館、帰路は下仁田ジオパークに寄ることができました。その前に自宅から関越高速道路に乗るまでに時間がかかっていたのですが、今回は新たに開通した山手通りの下の首都高から関越に乗る道が判ったので約1時間で東京からの脱出ができました。浅間縄文博物館は御代田の中心にあり、いろいろな石器を見ることができ、勉強になりました。
 また帰りに寄った下仁田ジオパークは新書で読んだジオパークを実感でき、良い経験をしました。
 今回宿泊したホテル(鹿島の森ホテル)は雲間池から近いので、朝の散歩に手頃でした。
 2.2 三つのコンサート
  今村洋子さんのピアノリサイタルは、ハイドン、ベートーヴェン、シューマンのピアノ・ソナタとシューベルトの3つのピアノ曲でした。今村さんは我々合唱団森の会の発表会のとき伴奏をして下さいます。会の先生ご夫妻を含むコーラス仲間数名で、聴きに行きました。
 文京シビック合唱団では神宮テニスクラブにいたIさんがアルトで参加しています。「カルミナ・ブラーナ」は前にも聴いたことがあり、楽しく聞けました。
 佐藤町子さんのシャンソンは初めて聴きました。ほとんどの歌は日本語の歌詞だったので親しみが持てました。シャンソンを聴くのは随分久しぶりでした。
 2.3 陶芸展
  夢楽天は池上にある陶芸教室です。ここでは年に1回、展覧会を開いています。ことしは9月末の2日間、直ぐ近くにある会場で行いました。このところ、あまり大きな作品は作っていませんが、下絵の具で花などを描いています。発色の良い絵の具を入手したので、土も半磁土に変えて、絵が引き立つように工夫しています。

3 来月の予定
 3.1  ウオーキング・旅行
  「26 軽井沢逍遥」に今月訪れた御代田の「浅間縄文博物館」と「下仁田ジィオパーク」を追加したいと思います。
 3.2 油絵
  来月中旬のグループ展に6点出品する予定なので、半年にわたって1点ずつ紹介したいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 10/31/2012]