みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「11 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 この冬は寒い日が多かったようです。桜は3月31日にようやく開花が宣言されました。昼は強い日差しが感じられるようになりましたが、朝夕はまだまだコートが必要です。それでも4月上旬には、お花見ができそうです。白と黄色の水仙が咲き、バラも順調に葉を付けています。
1.「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  今月はアルフォンス・デーケンさんの「回復する力は誰にでも」という記事を載せました。これは副題の「生きる意味は見つけられる 苦しみは選べぬが対応は選べる(あの日から)」にもあるように、3.11の東日本大震災の心の回復を生死学の観点から考えた内容です。
2. 3月のトピックス
 3月の主なトピックスをご紹介します。右の写真は「ウオーキング」に追加された「六郷用水2」に出てくる「千鳥いこい公園」で、写真では見にくいのですが、中央に紅梅が咲いています。
 2.1 ミュージカル「9時から5時まで」
  10日、天王洲の銀河劇場での公演を見に行きました。
 2.2 バッハ「ロ短調ミサ曲」
  11日、横浜のみなとみらい大ホールで行われた演奏会を聴きに行きました。
 2.3 「3月大歌舞伎」
  22日、新橋演舞場での、昼の部に行きました。
  3項とも、家内同伴です。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
 
「5 本の紹介」の「38 天地明察」 は細かい文章の修正です。
  「8 ウオーキング・旅行」に追加した「55 大田区の散歩道9 六郷用水2関連 北堀」は、前に約1年かけて歩いた大田区を流れる六郷用水の続編です。今年(2012年)初場所で優勝した大関把瑠都(バルト)が所属する尾上(おのえ)部屋が大田区にできたので、その紹介が発端です。
  「11 興味あるリンク」には、「10 趣味1−絵画ほか」「10.3 音楽」に「10.3.8 ロ短調ミサ曲」を、「10.4 演劇」に『10.4.6 「9時から5時まで」』を追加しました。両項目共このページの2.1項と2.2項の関連です。

 1.2 新聞の記事から 「回復する力は誰にでも」 生死学者 アルフォンス・デーケン
     生きる意味は見つけられる 苦しみは選べぬが対応は選べる(あの日から)

 私たちは1万5千を大きく超える人の死を突然、経験しました。その衝撃と悲しみは1年たった今も癒えません。長年、死と向き合う大切さを語ってきた「東京・生と死を考える会」名誉会長のアルフォンス・デーケンさんに、この体験をどう受け止めたらいいのか改めて聞きます。

──今回、私たちはいやおうなく死と向き合うことになりました。日本人の死に対する意識は変わったと思いますか。
 「これまでは死と聞くとがんによる死を考えましたが、突然死もありうると考えるようになりましたし、遺族の悲嘆ケアの重要性が意識されるようになりました。個人主義的な価値観が見直され、共同体意識やきずなが深まりました」
──臨床心理士やカウンセラーに加え、ボランティアが被災者に寄り添って話を聞く活動も広まりました。それでも、うつや自殺が増えています。
 「大切な人の死から立ち直るには2、3年はかかります。突然死からの回復はもっと複雑です。継続したケアが必要で、1回のカウンセリングで癒やされるものではありません」
──死を受け入れるのに、宗教が大きな助けになりますが、大多数の日本人は信仰をもちません。どう考えますか。
 「人間である限り、だれでも生きる意味や目的を探求する能力を持っています。それをスビリチユアリティーと呼びます。自己の存在を超えた大いなるもの、キリスト教では『神』ですが、それを感じる力、なぜこの世に私が生まれてきたかと考え、苦しみに意味を見いだし、許し、自分なりの生を全うしようとする能力です。宗教を信じる、信じないではありません」
 「大震災の津波で娘と孫を亡くし、家を失った福島の女性が、私の本を読んで訪ねて来られました。ずっと自分の中に引きこもっていたけれど、今は周りの人を励ましています。人間にはすばらしい治癒力がある。スビリチェアリティーはユーモアや愛の能力に似ています。その能力を開発する人もいるし、開発しない人もいますが、少なくとも関心を持って欲しい」
──どうすればよいですか。
 「私は30年にわたり、上智大学で『死の哲学』を教えました。自分の死について考え、語り合い、死をテーマにした文学や芸術作品を味わう。それは結局、人間は何であるかを考える人間学です。私は中学高校で年に1度、医師や看護師、子どもを亡くした親を招いて話してもらうことを提案しています」
──「問題」と「神秘」とを区別しなければならないと著書に繰り返し書かれています。
 「私の恩師ガブリエル・マルセルの教えです。『問題』とは客観的に答えられる問いで、技術的なノウハウで解決できる。それに対し『神秘』の問いかけは、愛、自由、人間、出あい、悪など、決して解決も支配もできない。どんなに医学が発達しても、生と死は単なる『問題』ではなく『神秘』であり、その前で必要なのは、素直な驚き、謙遜、畏敬(いけい)、開かれた心です」
 「被災や死別など苦しい体験をするかしないかは選べない。でもそれにどう対応するかは自分で選択できます。いま世界中の人が、日本がどのようにこの悲劇に対応するのか見守っています。どのように価値観を見直して、エネルギー問題、環境問題、社会の高齢化に対応していくか。それは世界のモデルになります」  (聞き手・伊佐恭子)
アルフォンス・デーケン  1932年ドイツ生まれ。59年に来日。上智大学名誉教授。 カトリック司祭。91年全米死生学財団賞、菊池寛賞を受賞。著書に『よく生き よく笑い よき死と出会う』(新潮社)、『新版 死とどう向き合うか』(NHK出版)など多数
(出典 朝日新聞 12.3.19. 夕刊)

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2. 3月のトピックス
 3月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 ミュージカル「9時から5時まで」
  ドリー・パートン作詞・作曲、パトリシア・レズニック脚本のミュージカルを草刈民代、紫吹淳、友近と石井一孝が演じます。筋はアメリカの大企業コンソリデイテッド・インダストリー社が舞台で、男尊女卑の社長(石井一孝)を、3人の女性従業員(草刈民代、紫吹淳、友近)がやっつけるというコメディーです。
  元いた会社の友人の息子が出演しているので、見に行きました。
 2.2 バッハ「ロ短調ミサ曲」
  友人が属している町田フィルハーモニー合唱団の演奏会が、横浜のみなとみらい大ホールで行われました。曲はJ.S.バッハ 「ロ短調ミサ曲」で、指揮は松井 眞之さん、オーケストラは東京ヴィヴァルディ合奏団です。独唱はソプラノが永崎 京子さん、アルトが戸畑 リオさん、テノールが経種 廉彦氏、バリトンが浦野 智行氏です。なかなか聴き甲斐のある演奏でした。
 2.3 「3月大歌舞伎」
  出し物は次の2つです。「1 真山青果作 荒川の佐吉」「2 仮名手本忠臣蔵 9段目 山科閑居」 配役は荒川の佐吉が染五郎、相模屋政五郎が幸四郎、成川合右衛門が梅玉です。忠臣蔵では戸無瀬が籐十郎、大星由良之助が菊五郎、大星力弥が染五郎、加古川本蔵が幸四郎です。荒川の佐吉は4幕あり、染五郎の活躍が見物です。忠臣蔵の山科閑居の場は初めてだったので、筋にも興味がありました。

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3 来月の予定
 3.1  本の紹介
  今月載せるつもりだった「幸福大国ブータン」の追加は、内容が間に合わなかったので来月載せたいと思います。
 3.2 「趣味」の「演劇」に、今月見た3月大歌舞伎載せたいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 4/30/2012]