富士山麓の仲間たち

富士山麓の仲間たち(本)

ヒメネズミ

中川雄三
写真集
Wildlife Party

発行 (株)ぎょうせい

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          目  次

春     水ぬるむ頃          4
梅雨    山に虹のかかるころ   38
夏     緑につつまれて      48
秋     森の恵みを受けて     66
冬     湖の賑わうころ       80
早春    季節はめぐる       100
INDEX                  106
あとがき                  107


1.カワセミ:飛ぶ宝石と言われるほどの美しい鳥ですが、ダイビングして水の中のハヤをキャッチした瞬間(水中からのアングル)、捕らえたハヤを咥え空中に飛び去ろうとする瞬間、枝に止まった途端ハヤがもがいて嘴を中心に水滴が放
射線状に飛び散っている瞬間、雌への求愛給餌としてホーバリングしている瞬間など、背中の紫色、胸の橙色、頭部のゴマ白がきれいに写っています。

2.アカゲラ:キツツキ科のアカゲラが新しい巣穴を作っているとき、木に穴をあけ、中の木屑を外に運び出さなければなりません。嘴いっぱいに木屑を含み、巣の出口から「酒しぶき」のように木屑を吹き散らしている瞬間。

3.ヒメネズミ:山麓の夜に赤いライトを照らしているとネズミやイタチ、テンやリス、ヤマネやムササビ達の大競演が始まると言う。食料調達、生存競争のオンパレード。ヒメネズミの森の寿命は、捕食されるため約一年です。その彼らがどんぐりを口に咥えて苔むす岩や木々をジャンプしている瞬間。生きるためと逃げるためが同居している彼らの行動は、滑稽でも神々しい。

4.サンコウチョウ(幻の鳥:三光鳥):自分の身長よりも倍以上もある尾羽根を持ち全体は紫色で目はアイシャドウが美しい鳥です。もう富士山でもめったに見られない幻の鳥が、雛の嘴に餌を与えている瞬間(雛の喉に餌が通過している)などなど。

もうまったく見飽きません。本当に凄い写真家がいるものです。
(出典 吉田 勝昭氏 99.8.2のメール)

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[Last updated 5/31/2001]