成功への道


成功への道
マキノ出版発酵の“手作り「フルーツ酵母」が効
く!”という本を入手。

りんご:「フルーツ酵母の基本はりんご酵母」という文
字が、まず本を開くと飛び込んできました。
いままでりんごを使わなかったのは、農薬のついて
いないりんごなど、入手するのは非常に困難きわま
ることだからです。
しかし、ここまで失敗続きだと、とりあえず成功した
い!わけで、“なるべく低農薬のもの”という自分へ
の言い訳を唱えつつ、りんご酵母に挑戦。

切ったりんごが浸るぐらいの水と蜂蜜をちょっと入れ
て蓋をきっちりと閉めて置いておくだけ。泡がたち始
めるまでは蓋を開けずに、一日1〜2回瓶を振りま
す。泡がたち始めたら、一日一回蓋を開けてチェッ
ク。
それでもやっぱり農薬付には変わりなく、以前のオイ
ルコーティングレーズンがなかなか発酵してくれなか
ったのと同様、泡はたってきますが、元気がありませ
ん。
泡がたくさんたち始めたら冷蔵庫に入れて酵母の活
動をゆっくりにして保存します。
でも、泡立ちは写真のこれで精一杯でした。
それでも、成功は成功。私は成功気流に乗ってい
る!! そう思って、「庭になったような無農薬のりんご」
をどう入手したらいいか、思案に暮れる毎日でした。
ここで、「庭になったような」で思い出したのが、私の
実家の大量の干し柿です。いまいち人気のない干し
柿は、数年前のものから冷凍保存されていて、今ま
さに手に入る「庭になっていた無農薬の果物」だし、
家にあるものだからタダ。これを使わない手はありま
せん。
困ったことに、先日手に入れた本には干し柿からの
培養の方法は記されていませんでしたが、干し柿は
甘いし、すでに白い粉をふいているから、まぁそのま
ま水に入れておいて置けばいいかな、と。
元手がタダだと、“適当な行動派”にも磨きがかかり
ます。
時間の経過とともに、だんだん干し柿が浮き上がってきました。
見てください、この元気なこと!
さすが、「庭になっていた無農薬果実」。
元気なうちに使うべし!が鉄則の天然酵母。
冷蔵庫に入れておくと、あれ?というぐらい静かにな
ったように見えますが、なんのなんの。ほんのちょっ
と蓋をひねっただけでこの通りです↓。
少しでも蓋を開けようとすると、シュワシュワと泡が勢いよく湧き上がります。
生きているんだなぁ〜と、不思議な感銘。そして、ものすごく尊いものに思えてきます。
だって、干し柿を水に浸けていただけなのに。
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