2009/06/14(日)


<1/144・HG ゼータガンダム製作1>

 グフガンキャノンの次はゼータガンダムを作成することにしました。

すごくカラフルなキット

 現在購入できるHGUC(2003年発売)ではなく、前のバージョン。
 1990年5月に発売されたキットです。発売された当時、

「こんなにリニューアルされたキットが出るなら、とりあえず抑えておかなければ!」

 ということで、あんまり作る予定もなく購入して寝かせておいたというわけで。約20年の歳月を経てようやく日の目を見ることになりました。

 ガンキャノンのとき、塗り忘れていた裏側の地色が見えちゃったり、パーツ構成に戸惑ったりといったことがあったので、今回はちゃんと仮組みから始めます。つーか、基本中の基本なのに、これまでやってこなかったので。
 接着剤不要を謳っているだけに、一度組んじゃうと外すのが相当大変。というわけで、ダボの先っぽを細くする等して、あとで分解しやすくします。

 今日は両手と両足の仮組みまでやりました。
 昔のキットな上にニューバージョンが出るくらいなので当然、現在のキットと比べるとアラがあります。1999年発売のガンキャノン、2000年発売のグフと比べても一目瞭然。スジや合わせ目もかなり甘い作りです。大河原邦男さんがリデザインしただけあって、入れ過ぎなほどスジがあって、しかもそれが合ってない。この辺は埋めちゃってもいいかなー。
 多色射出成形により素組みでもカラフルに作れるようになっているのは良いんですが、色が最近のものより軽い感じだし、現在のキットなら別パーツとなりそうな部分まで一体成形されているので、かえって塗装や加工がしにくい感じ。別色の樹脂の合わせ目ではけっこうはみ出してきているので、きれいに整える必要あり。塗装するときのマスキングも手間がかかりそう。
 それから、複数色の樹脂を1つのパーツに注入するということは、そのための道となるゲートが必要なわけで、それは当然、パーツ中央にある部分を作るためにも必要なのです。その結果、下の写真のように別色の樹脂によるゲート跡がクッキリと。塗装するつもりとはいえ、このへんがきれいにできるかは心配なところです。

両腕と両脚を仮組み

黄色のゲート跡がくっきり

2009/06/21(日)


<1/144・HG ゼータガンダム製作2>

 HGゼータの仮組みの続き。
 ダボを削って取り外しやすくした上で、とりあえず説明書どおりに最後まで組んでみました。

 バージョンアップ版=HGUCが出た今になって旧キットを云々する人もいないでしょうが、問題も。合わせ目が面一にならないし、可変機構を優先した結果、いろんな場所にありがたくない隙間があります。
 いろいろ加工を試す良い練習台になりそうです。これを塗装などして見栄え良くできたらより嬉しい感じだし。

 もっと短足になりそうな印象があったんですが、組んでみるとプロポーション的には意外に悪くないかも。
 腕がちょっと細い印象。シールドを固定するラッチが両腕についてますが、その用途なら左腕だけでいいはず。なので右腕側はただの穴になっちゃっててかっこ悪い。
 ゼータの特徴は銃身の長いビームライフルですが、それ故に+取り外しが可能になっている関係で、保持性が悪い。いっそのこと固定しちゃうほうがいいかも。どうせビームサーベルを持たせるつもりもないので、手ぶらのときの手はそっちを使えば良いし。
 そういえば、ビームサーベルのことが一切説明書に書いてなくて、そのパーツをどうすれば良いかちょっと迷ってしまいました。

 問題なのは背中のフライングアーマー。
 設定では横向きで、体の横や肩から上に少しはみ出すようになっているのに、このキットではまったく付き方が違います。縦というか後ろ方向に突き出す、ヒレのような形状になっており、後ろから見るとゴテゴテと非常に邪魔な感じ。ジョイント部も細い支柱でぶら下がってるだけなので、なんかふらふらと頼りない印象です。
 可変機構を優先した結果こうなったんでしょうが、うーんこれは気に入らないなあ。改造は未経験だから、たいしたことはできないでしょうが、横向きに変えて貼り付けるくらいはやってみようかな。可変は諦めて。

とりあえず組んでみた

いろいろ出っ張る背中

 で、問題の可変機構。
 本来の設定=ウェイブライダーではなく、ウェイブシューターというオリジナルの形態に変形する上に、変形時に頭と腹を取り外さなければならないという制約があります。
 よくがんばってはありますが、どうせ別形態になるんだったら、パーツを外さなくても済むようにしてほしかったところ。それか、HGUC版のように、もっとたくさん外させてきちんとウェイブライダーにするとか。

 ウェイブシューターのスタイルは、うーん、イマイチかな。
 より翼が大きくなって飛行機っぽくなったのは良いんだけど、その他の部分が収まり悪い。なにより、機体側面を脚のプロテクターで塞ぐ形になっているんですが、ぴっちりはまらないため、隙間が見えててかっこ悪い。

 変形させるためにいろいろ無理してるため、強度的に不安な部分も。いろんなところが外れたり抜けたりして、変形させるのがすごく大変でした。ダボを外れやすくした上に接着してないからってのもあるんですが、それでもポリキャップで接続している部分が抜けちゃうのは変わらないしなあ。
 可変の都合により、動いてほしくないところが動いたり、動いてほしいところが動かなかったり。
 可変はすっぱり諦めて、いろいろ埋めたり接着したほうが見栄えが良くなる感じがします。

独自設定のウェイブシューター

隙間から中が見えてます

 というわけでいろいろ大変ですが、やりがいがありそうです。

2010/07/24(土)


<1/144・HG ゼータガンダム製作3>

 ギャンを作っていたところだったんですが、突如ワタシの中に「光らせる」ブームが到来。
 ギャンもモノアイを回転させる改造をしようと思っていたのに、そんなことよりモノアイ光らせるぞー!という気になりまして。
 とはいえ、本命ともいうべきギャンでいきなりやるより、まずは他のキットで練習しようということで、胴体にいろいろ仕込みやすそうで、かつ失敗してもあまり後悔しなさそうなZガンダムでやってみることにしました。

クリアパーツの裏にムギ球

 頭の中のホゾをニッパーで取り去って空間を空け、ムギ球を設置。
 ケーブルを通すために首のパーツを削ったり、ボンドで固定したりしたため、首が回らなくなってしまいましたが、そんなことより光らせることが大事なのです。
 首の裏から出したケーブルを通すため、首の付け根のパーツに2.5mmのピンバイスで穴を開け、頭への仕込みが完了。

ピンバイスで穴開け

頭への組み込み完了

 というわけで、とりあえず首だけで光らせてみることにします。
 いろいろむき出し状態で、LR44のボタン電池×2個を接続。

 おおっ!光った!目がギラついた感じになって、なかなかカッコイイ!
 いや、あれ?と思ってよく見ると、目だけじゃなくて頭全体が光ってる!ひやー。頭のパーツが薄いのか、ムギ球の光が意外に強いのか。

光った!けど…

頭全体から光が透けてる

 体全体が光るなら『機動戦士ガンダム00』のトランザムモードみたいでかっこいいですが、このゼータの場合は頭だけだからなあ。塗装して上手く隠れればいいけど。

2010/07/25(日)


<1/144・HG ゼータガンダム製作4>

 昨日のムギ球仕込みの続き。

 スイッチと電池を仕込むために、胴体を加工します。
 内部にそんなもの入れたらもちろん変形なんてできなくなるので、変形のために用意されている部分は削り落とします。その結果、腹部分にそこそこの空洞が。
 HGゼータガンダムは、変形のために胸から上が開くようになっているので、腹に空洞を作ることにより、何かを仕込むのにちょうど良い感じのスペースが生まれます。ここにELPAのスライドスイッチ:HK-SLS01Hをボンドで接着。3つの端子のうち、隣り合っている2つにそれぞれケーブルを半田付けし、残る1つはオープン。これで、ムギ球のオン/オフを切り替えます。

 さらに空いている部分に、LR44ボタン電池用の電池ボックスを入れようと、単5用の電池ボックスを切断して短縮化して作りました。単5とLR44は直径がほぼ同じなので。

腹にスイッチを内蔵

LR44用に改造したけど…

 が、1/144スケールの細身のモビルスーツの胴体にはそれでもデカ過ぎたようで、ケーブルまで含めるとどうしても収まらない。
 なんとか入れても、今度は胸から上の部分がしまらなくなっちゃう。
 ということで、仕方なく電池ボックスの使用は今回は諦め、ケーブルとLR44×2個をマスキングテープでグルグル巻きにして直結するという荒業で対処することにしました。
 乱暴だし、電池交換が大変だけど、とりあえず今回は光りさえすれば良いやということで。

 なんとかゼータの腹の中にスイッチ、LR44×2個、ケーブルを収めることに成功。
 その過程で、腹部分を背中に接着した状態では強度的に不安があったので、腹部分を胸に接着し、胸の開閉と同時に腹ボックスも上がるように変更。
 これで部品の収まりも良くなったんですが。

 腹ボックスに接着したスイッチは、胸部分を上に跳ね上げて、上から操作する形にしていたため、今度はスイッチへのアクセスができなくなる事態に。
 しまった、うかつだったー!
 でも、都合のいいことに、HGゼータは変形のために腕の付け根がかぱっと開くようになっています。その隙間からちょうどスイッチが見える!穴が小さいので指で操作するのは無理ですが、ピンセットなどを入れればなんとか操作できます。
 とりあえずはこれで良いけど、この腕が不自然な方向に動くとことか不満点が多いので、あとで見直すかな…

この中に入れようと

腕の付け根からスイッチ操作

分かりにくいけど光ってます

 そんなわけでいろいろ苦労しましたが、とりあえずは仕込み完了。
 ケーブルを通しているので首の座りが若干悪いですが、なんとか形になりました。
 両手、両脚を付けて、光らせてみます。

 光った!

 …けど、意外と分かりにくい!
 ゼータの目のパーツが割と分厚くて、濃い目のグリーンなので、光が通りにくいのかなー。良く見ると、点灯前より目がぎらついてるのが分かるんですが。

点灯前

点灯後

 まあ、とりあえず電飾1発目としてはこれで良しとしましょう。
 次のキット以降では改良していくということで。
 とりあえずこのHGゼータは、あとはあんまりいじらず、塗装して完成させちゃおうと思います。


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