さて、メイン会場に入場。前回(2001年)は仕事がらみだったので電装メーカーも回ったが今回はそんな必要なし、ということで自動車メーカー、特に国産車メーカーを中心に回り、輸入車メーカーは珍しいのだけをピンポイントで見ていくという方針に決定、…したものの。
<西ホール>
順路と逆走していたことにあとで気付くのだが、西ホールから見学開始。通りすがりにミシュランブースでトヨタのF1・TOYOTA TF103だけ見て会場の奥へ。
◎スズキ
一番最初はスズキ。
けっこうおもしろいコンセプトカーを出してるので注目していた。特にバイクのようにタンデム乗車する2人乗りコミューター、S-ライドはおもしろい。同乗者に負担がかかる(シートをまたぐ形で座る)ので出たとしても自分は買わないが、こういう感じのコミューターが何種類も安く売られるようになればいいなあ、という感じ。
もう少し現実路線で4シーター・スポーツ、コンセプト-S2は完成度が高く、このままでも出そうな雰囲気だった。サイズも良いし、デザイン的にもかっこいい。これにはちょっとグラッと来た。
◎スバル
続いてスバルを見たが、(少なくとも外見的には)堅実な作りのコンセプトカーばかりで今ひとつ面白くなかったのでさらっと流し。2シーター・オープン、B9スクランブラーにも特に来るものはなかった。
◎ホンダ
西ホール最後ー、ということで意欲的なクルマを多く展示しているホンダへ。行ったんですが。
しかし激しい人出でまったく見えず。何がそんなに受けてたんだろう?NSXの後継と言われるHSCかな?
コンセプト・カーを置いてあるステージが一段高いのは良い、というか当然としても、そこに至るまでのスペース(=見学者が見るために立つ場所)がステージに近づくほど高くなっているという激バカな設計(=列の後ろの人は人垣でまったく何も見えない)のため、見学不能。HSCもKIWAMIも見れなかったのは残念だった。
籠の鳥状態で展示されてたミニバン、ASMを見て他は諦め、パンフだけもらって立ち去り。
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転ばないバイクって感じのS-ライド
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人垣でまったく見えなかったホンダ
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◎フェラーリ
中央ホールを見終わった時点で、フェラーリを見逃していたことを思い出す。
エンツォ・フェラーリが出品されてないのは残念だが、チャレンジ・ストラダーレのスタイルはなかなか魅力的。ぜひとも見なくては!と西ホールに戻ってみると、時既に遅し。ものすごい人の数が集まってて、一歩も動けないほど。またも人垣のみ撮ってパンフを入手して立ち去り。
◎ランボルギーニ
仕方がないので新車・ガヤルドが展示されている、隣のランボルギーニに。
ガヤルドは他のランボルギーニ車に比べて小さめなので"ベビー・ランボ"と言われてるとか。ベビーっつってもムルシエラゴなんかに比べて小さいってだけで、5リッターV10エンジンで500psを発生し、最高時速が309km/h。やっぱりムダに高スペックです。
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チャレンジ・ストラダーレ(と思われる)
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超健康優良児・ガヤルド
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<中央ホール>
◎日産
日産もおもしろそうなコンセプト・カーが多くて楽しみにしていたところのひとつ。
でもやはり人がすごくてi、SERENITYなど見られなかったのは残念だったが、オープンの機構に惹かれてたREDIGOや、思わず次のマイカー候補にしたくなったほどイイ感じ&完成された感じのC-NOTEなどを間近に見られたのは収穫。
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ルーフの開き方が面白いREDIGO
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5ナンバー・コンパクト、C-NOTE
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◎BMW
BMWウィリアムズのマシンが天上に逆さ磔状態になってるのがなんかおかしかった。ブース自体は人垣でまったく見えず。
◎フォード
往年の名車・GT40を現在の技術で蘇らせたスーパースポーツ・FORD GTが出品されてた。コンパニオンが張り付いてなかったからか人が少なく、じっくり見れて嬉しかった。
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逆さ磔の刑
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ホレました。FORD GT
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◎マツダ
今年のショー全体の傾向として、"和のテイストを取り入れたコンセプトカー"というのがあったように思うが、その1つであるマツダのミニバン、鷲羽も楽しみにしていた。割と近くで見れたのは良かったのだが、期待していたほど面白くなかった。もっとうんと近くから内装まで含めてじっくり見たいところ。遠くからショーアップされた形式でしか見られないコンセプトカー展示の限界か。
ロータリー・エンジンのカット・モデルを見て次のブースへ。
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鷲羽。ドア開き過ぎ。
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RENESIS
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◎光岡
スーパースポーツ、オロチを見ようとしたが、やはり人垣で何も見えず。まあ前回見たからいいや、とあっさりスルー。
<東ホール>
このあたりまで来たときは3時頃。時間が経つに連れてドンドコ人が増えてきてえらい状況に。コミケと違って立ち止まる人だらけなのでさらに悪い状況です。
◎メルセデス・ベンツ(マイバッハ)
マクラーレンSLRでも見ようかと思ったが、人がすごくて見る気が失せた。
というわけで、めったに見る機会がないであろう超絶高級車・マイバッハ62を見た。もっとすごくでかく感じるかと思ったら「ちょっと長いセダン」くらいにしか思えなかった。確かに前席に比べて後席が妙に長いし、乗ったらきっとすごく広く感じるんだろうけど…これに4,600万出すぐらいならオレだったらフェラーリの575Mマラネロ買って2,000万のオツリもらうね…ってターゲットがまったく違うのでそういう比較はまったく無意味ですね、というかどう転んでもワタシが買える身分になることはないですね、ハイ。
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通路が人で埋め尽くされてます
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ホンモノの金持ちしか乗れません
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◎三菱
三菱は意外と人が少なくて助かった。
やはりコンパニオンが貼り付いてなかったからターマックスパイダーはじっくり見れました。でもうーん…ワタシには来るものがなかったな。
アルミ感たっぷりがイイ感じだったSE・ROなどを遠目で見て、次へ。
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ターマック・スパイダー
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鉄仮面ことSE・RO
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◎トヨタ
最後はトヨタ。
ブースはムチャクチャ広く取っていたのだが、時間的にも、人気の度合いから言ってもそれじゃ足りないくらいの混み具合。レクサスLF-S、クラウン・コンセプトなどはとても見られる状況じゃなかったし、さほど興味もなかったのでスルーして、その他のコンセプト・カーを見るためにステージの斜め後ろ上方に陣取る。ステージを終えて去っていくPMを横目に見ながら期待感をパンパンにして開始時刻を待つ。…が待っても待ってもちっとも始まりやがらねえ。
30分ほど待ってようやく始まり、CS&S、ファイン-Nの紹介を見ることができた。CS&Sはまだまだ完成度が低い感じ。ファイン-Nはミニバンなので形はともかく、開放感のあるフロント・ガラスはすごくイイ感じ。これは市販車にどんどん採用していってもらいたいと感じた。
さあ次はいよいよPMタン!と思ったらまたもやぜんっぜん出てきやがらねえ。ここまでで既に棒状態になっているワタシの足は限界を超えました。10分ほど待っても始まる気配がないので、諦めて立ち去り。
ホール外に出て、外に停車中の燃料電池バスを見学→腹も減っていたので、裏手の休憩所で軽食を食べて休憩。最後に正面通路に回ってGran Turismo 4のデモをチラッと見て、うちのistタンも収録車種に入っていることを確認しました。
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こんな角度でしか見れなかったけどCS&S
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スゲー羨ましい、体感筐体でGT4
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ということで、2003年東京モーターショーはこんな感じでした。
前回までと比べ、自分も車を持つようになって見る目が変わり、展示を一段と楽しめるようになりました。先に書いたようにものすごい人手で、すごく疲れた上に見られないブースも多かったですが、楽しかったです。行って良かった。
次回(2005年)はなんとか都合をつけて平日に行こう!
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