「あっ!ああっ!!あぎひいいっっ!!!」

 

物凄い締め付け、凄まじい肉の感触、

何もかも吸い尽くされそうな絡みつき、

あまりの快感にシーツを握ろうとするも指が痺れてまともに動かせられない!

 

「皆の想い・・そして私の想い・・・快感にしてそなたに全て伝えてみせよう!」

「あ”あ”あ”!!ぐ、ぐあっ!そんなぁ・・気持ちよすぎ・・・るううううう!!」

 

きゅうきゅうきゅう、と締め付けられる感触も7倍になる!

脳を焦がす電流のような快感も7倍となり、スパークし続けている!

力の入らないまま、ただ強制的に7倍の快楽を流し続けられ、狂い続けているう!!

 

「ふふふ・・・どうだ、逃げられまい・・逃げられぬまま、存分に感じるが良い」

「う”う”う”う”う”!!あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」

「そなたはもう、素直に私たちの愛を受け入れなければ生きていけぬ体だ!!」

「ぎいいいいいいいいいいいいいいいい・・・ひいいいいいいいいいい・・・・・」

「命尽きるまで骨抜きにされ、ひと時たりとも私たちに甘えぬ事はない体にした・・あきらめるが良い」

「い・・・いぐ!ぐ!いっ・・・ぐううううううううううううううううううううう!!!」

「これからが楽しみだ・・どのようにそなたを愛するか・・甘えさせるか・・そして・・なぶるか・・ふふふ」

「は・・ハプニカさま・・あ・・あ・・・ああああああああああああああああああああああ!!!」

 

ぴゅうううううううううううううう〜〜〜〜〜!!!

 

吸い込まれる!ハプニカ様の、いや、みんなのなかへ、吸い尽くされるううううう!!!

7倍の射精が!そして7つの膣がきゅっ、きゅっ、と絞まる快感が!7人分の愛が!俺を犯しているううう!!

ハプニカ様のゆらめく動き、その影がブレて残影のように、これは、ハプニカ様と一緒に犯しているみんなの影だ!!

ミルちゃん、ララさん、リリさん、ルルちゃん、レンちゃん、シャクナさんの影もハプニカ様へ乗り移ったかのように!!

こ、これは、罰だ!戒めだ!今までハプニカ様たちの愛から逃げ続けた罪が、今こうして一気に俺の中へ・・うあああああ!!

 

「そうか・・そんなに涙とよだれをたらす程、気持ちよいか・・・んあっ・・・」

「おにぃちゃん、ミルも同じくらい気持ちよかったよ〜」

「狂いそうな程の快感も、過ぎてしまえばクセになってしまうものですわ」

「そうですー、慣れればもぉっと凄い事をしてさしあげますー」

「あー、また我慢できなくなってきちゃった、今度はもっとエグいことしてあげるからね」

「ダーリンはぜったい逃げられませ〜ん、レンもぜったいに離れませ〜ん♪」

「トレオ様・・・もうトレオ様の体は私たちものです・・あきらめていただけますでしょうか・・・」

 

びゅくん!びゅくん!どっくん!どっくん!びゅぶぶぶぶぶぶぶぶ・・・・・

 

ハプニカ様がまるで戦闘中のように体を激しく動かしはじめた!

俺はなすがまま、獲物のように両手両足が揺れ、まさにあそこで喰らい尽くされている・・・

7倍の快感は全身の神経を、さらには血液を、骨を、皮膚を、全細胞を快楽信号で狂わせ続け、

それはまさに快楽地獄という言葉がぴったり当てはまる、恐ろしい程の感覚だ・・まるで死ぬ間際・・・!!

いや、男としての俺はもう殺されているのかもしれない、なぜなら、もう、身も心も、全て奪われているのだから・・・!!

 

ぢゅぶうっ!びゅびゅうっ!ぬちゃっ、びちゃっ、びぢゃぁっ、ずぢゃぁっ!!

 

びゅうううううぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜・・・・・

 

「ぁぁ・・・・・・ぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・」

 

最後の一滴まで吸い尽くされるぅぅ・・・

精液と一緒に、全ての感情を持っていかれているみたい・・・

言うなれば、魂を吸い取られているよう・・そして、その感覚が心地よくなってきたぁ・・・

 

ガクガクガク・・・ぶるぶるぶるぶるぶる・・・・・

 

「・・・・・はぁ、はぁ・・・ふぅ・・そなたのでいっぱいになったぞ・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・ふふ、真っ白に燃え尽きたようであるな」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「普通ならば髪が真っ白になり、廃人になる程の快感だが・・これも魔の実とシャクナの魔法のおかげだ」

 

・・・・・ぴゅ、ぴゅぴゅっ・・・

 

「さて・・・抜くのが惜しいが・・・」

 

・・・・・・・・・にゅぽんっ!!

 

まだ、先から精液がチロチロと出てる・・・

終わった後の余韻も7倍だ・・・あぁぁ・・・

意識が真っ白になっていく・・・気が遠くなって・・眠い・・・あぁぁあぁあぁぁぁぁぁ・・・・・

 

「休むがよい・・・まだまだそなたとの愛は・・・始まったばかりだ・・・」

 

そっとハプニカ様の手が俺の首筋にかかった時、

目に見えない鎖をかけられた、そんな感覚に陥ったのだった・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・夜明け・・・

 

俺は開いた窓から朝日を浴びていた、

背後からはハプニカ様がきゅっ、と抱きしめてくれている。

何だか心が軽くなったような、本当にすがすがしい朝の光り・・・

 

「ハプニカ様・・・」

「どうした?」

「俺、ハプニカ様に、自由にして欲しいって・・・言いましたよね」

「・・・・・そうだな」

「・・・ハプニカ様のおかげで・・・俺の心は、やっと、自由になれたような気がします・・・」

 

そうだ、見えない鎖で縛られた時、

やっと自分は正直になれた気がする。

ハプニカ様は俺を快楽で縛り、逃げられなくする事で、

ようやく素直な自分を手に入れる事ができたんだ・・・・・

朝日の光りが俺の心を晴らしてくれている、ハプニカ様のぬくもりも・・・

 

「そうか・・・そうであれば嬉しいぞ・・・」

「はい・・・ハプニカ様が救ってくれたんです・・・」

「そなたは私達を救ってくれた、私達も当然そなたを救う・・それだけの事だ」

「そうですね、ですからもう償うとか考えなくても・・・」

「ああ、これからは、ただ、ただ愛し合うだけだ・・・」

 

朝日に照らされたハプニカ様のやさしい顔・・・

心が洗われる・・・もう、この人を疑うなんて、できない・・・

俺は静かに唇を重ね、互いの鼓動を感じ取る・・・ハプニカ様の目から、一筋の涙が流れた。

 

「お兄ちゃん、次はミルだからねっ」

「あら、順番は決まってませんわ、私ですわね旦那様?」

「私もー、1曲と同じくらいのキスを奏でたいのですー」

「キスだけじゃ満足できないキスをしてあげるけど、どう?」

「ダーリン、キスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキス〜!」

「あの・・私は最後でかまいませんので・・・キス・・・して・・ください・・・」

 

みんな来ちゃった・・・キス1つで大騒ぎだ。

こういうのが毎朝・・いや、何かある毎に・・・はは・・大変だぁ・・・

あはははは・・・はぁ・・・俺に攻め寄るみんなをハプニカ様が掻き分ける。

 

「そうせっつくではないぞ、困っているではないか」

 

それを聞いてララさんがハプニカ様と向かい合う。

 

「ではこうしましょう、旦那様が選べないようでしたら抽選にしましょう」

「・・・それは良い案かも知れぬな」

「ハプニカ様は今朝1番のキスをしてらしたので明日は最後ですわね」

「な・・・抽選ではないのか」

「抽選せずキスしたからですわ、よろしいですわね、旦那様?」

 

・・・バトルまで始まってるし!

これは覚悟を決めて、本当に覚悟を決めてみんなを愛さないと・・・

一番遠くで見つめているシャクナさんのフォローもしっかりやらなきゃ。

 

「あの・・・トレオ様、私、くじを作ってまいります・・」

「シャクナさん・・・キスしよう」

「えっ!?わ・・わたしは・・最後で・・・」

 

みんなに押し出されるシャクナさんをそっと抱き寄せ、

万感の思いを込めて唇を重ねる・・・トクトクと心音が速くなっているのがわかる。

 

「・・・・・トレオさま・・」

「シャクナさん、我慢しないで・・いいんですよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・はい」

 

胸に甘えてきた・・・

やさしく髪をなでてあげると、

仔猫が眠るような安らかな表情になった。

 

「さて、次は・・・」

 

みんなを見回すと、

まるでワクワクしながら待ってるみたいだ。

どうしよう・・・誰がいいかな・・気分で決めていいよな。

 

「・・・・・」

 

ハプニカ様が外を見つめている、

ぶわっ、と風が髪を持ち上げてなびく・・・

 

「そうだ、そなたに良い考えがあるぞ」

「なんでしょうかハプニカ様」

「ここを新しい国にするのだ、そなたの生まれ育ったモアス・・・ニューモアスという国名はどうであろうか」

「ニューモアス、ですか・・しかしモアスは海のイメージが・・・」

「なあに、広まれば皆、馴染むものだ・・・天空の島ニューモアス・・・良い響きではないか」

 

言われて見れば、そうかもしれない・・・

 

「ニューモアス国王はそなた・・我々は后(きさき)だ」

「では、国民はどうしましょう」

「そうだな、しばらくしたら地上で希望者を募り、白竜で運ぶとしよう」

「これだけ広ければ、確かに街の1つはできますね」

「しかし国民だけでは足りぬ・・・早く王子や姫を作ろうではないか」

 

子供、かぁ・・・2人ずつ作っても14人、

あ、マリーさんも来るんだっけ、8人の后で16人の子供・・・

それだけじゃきかないような気がする、思ったより早く国が出来そうかも・・・

 

「おにぃちゃ〜ん・・・えいっ!」

 

ちゅううっ!!

 

「!!」

 

ミルちゃんの吸い付くようなキス!

我慢できなくなって抜け駆けしちゃったみたい、

他のまだキスしてない俺の妻が恐い顔してる・・・ひぃ・・・

 

・・・ちゅぽんっ!!

 

ルルちゃんがひっぺがしちゃった!

 

「次は私っ!!」

「んぐ!んぐぐぐぐ!!」

 

むさぼるようなキスでルルちゃんの舌に口の中が犯される!

今までのキスを上塗りするかのように・・・力が、体の力が抜けるぅぅ〜〜・・・

ルルちゃんの後ろにはララさんとリリさんとレンちゃんが並んでいる。

 

「んん・・・んんんんん・・・」

 

窓際のハプニカ様が冷静につぶやく。

 

「・・・やはりそなたは、キスをするよりされる方が似合っているな」

「・・・・・んむむ・・」

「早い者勝ちだと争いになる、早速今夜からクジを引こう」

「んんんんん・・・」

「そなたが順番をつけられるようになるまでの暫定措置だ、いつでも順をつけるが良い」

 

・・・これは俺が順番を早く決めなきゃ逆に問題だ・・・

こうなったら楽しもう・・・ルルちゃんの執拗なキスもなかなかいいなぁ・・・

ってパンツの中に誰かの手が!これ誰だ!あぁ!ゆうべあんなに出したのにぃぃぃ!!!

 

「ダーリン〜、レンは〜、こっちにキスするね〜」

 

レンちゃんがパンツをずり下げて・・・ああっ!!

 

ぱくっ♪・・・ちゅ〜〜〜♪

 

「!!!!!〜〜〜〜〜」

 

ララさんリリさんも俺の服の中へ手を!!

ハプニカ様まで俺の耳に唇を近づけてきたっ!!

 

「・・・皆で軽く朝食をいただくとするか・・・そなたをな・・・」

 

あああぁぁ・・・

し・・し・・幸せだぁぁ・・・

とろける・・とろけるぅ・・・いくうぅぅぅ・・・

 

気が遠くなる中、

窓の外に目をやると、

沢山の姫や王子と国民でごったがえす、

ニューモアスの街並みが浮かんで見えた・・・

上空では白竜たちが舞い、踊り歌っている・・・あぁぁ・・・

 

「そなたと・・・幸せに・・なるぞ・・・良いな」

 

その言葉とともにハプニカ様の舌が耳に入ってきた、

ゾクゾクした快感が背中を走る・・・ルルちゃんの唇を外し、俺はつぶやいた。

 

「はい・・・みんなと・・・幸せに・・な・・り・・ま・・・す・・・あああああ!!」

 

ぴゅううっっ!!

 

こうして俺はハプニカ様たちと天空の国ニューモアスを手に入れ、

最高の幸せを過ごすことになったのだった・・・もう、誰も、何も、疑わない・・・・・

 

主人公編・おわり

 

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