「トレオさま、私がついています・・私の言葉に集中してください・・・」
耳元でシャクナさんのささやきが聞こえる、
吹き飛ぶ寸前だった意識が戻ってくるっ!!
深い霧の中で遠くに揺れるたいまつを見つけたような、
そんなシャクナさんの声・・・あぁ、死ぬほど射精させられてる俺の、
唯一の救いの女神・・・うぁぁ・・・これで何とか・・・あっ、あああっ!?
「ほほほ、これはどうかしらぁ?」
もみもみもみもみもみっ!!
「ぬふうぅぅぅーーーーー!!」
ジンジン痺れる肉棒の芯がさらに熱くなる刺激が走った!
イキっぱなしのペニスのその素、睾丸をマリーが素早く揉みしだきはじめた!
まるで極上のマッサージのような抜群な揉み加減でみるみるうちにとろけていくぅ・・・
その「悪魔の指先」は残酷に性感を刺激し、みるみるうちに精液を作らせていく!!
枯れていた射精も精液を取り戻し、また尿道から熱き快感を発射させ狂わせるうううぅぅぅ・・・
「ぁぁぁ・・・もう・・駄目だぁぁ・・・お、お、落ちて・・・ら・・く・・に・・・」
「駄目です!ハプニカさまが、みんなが待ってらっしゃいますよ?」
「ぁぁ・・・は・・・ハプニカ・・・さ・・・ま・・・」
ぴゅ、ぴゅーー・・・ぴゅ・・・・・
「そうです・・・ハプニカ様やミルさま、他の方々のために・・私のためにも・・耐えて・・・」
「ぁ・・・ぁっ・・・・ぁぁぁ・・・」
ささやき続けるシャクナ・・・
前髪が俺の鼻にかかって、いい匂いがする・・・
震える腕を伸ばし、シャクナさんの髪をなでる・・・
こうすることで自我を守るんだ・・・そうだ、みんな待ってるんだ、
みんなのもとへ・・・みんなに・・・俺の・・・俺の本当の・・・うぐうううううっっっ!!
「こういうのはどうかしらぁ?ほぉ〜〜〜ら」
ぐいっ、と足を差し込まれた!?
これは・・・松葉くずしの体位だっ!!
より深く、よりえぐるようにペニスがマリーの奥へはまる!!
絡みつきもより一段とあがり、まったく萎えさせようとしない!
次から次へとマリーの責めは緩まずエスカレートするばかり!ぐひい!!
「いいっ!ぎいっ!ぎもぢ、いいっ!いぎいいいいいいっっ!!!」
ぐいんぐいんと腰をひねり、スッポンのように吸い付く膣!
もはや抵抗する体力のない俺は夢中でよだれを流し続ける・・・
肉体が限界を示す、危険な脂汗が滲みはじめる!もう、もう、気が狂いそうだぁ!!
「トレオさま、負けては駄目です!ハプニカ様が、悲しみます!」
「・・・ぅ・・」
「ミル様が、お嘆きになられます!」
「・・・・・ぅぅ・・」
「ララ様が、お待ち申しております!」
「・・ぅぅう・・・」
「リリ様が、心配しておられます!」
「・・・・・ぐぅぅぅ・・」
「ルル様が、お怒りになられます!」
「・・ぐぐぐぐぐ・・・」
「レン様が、拗ねてしまわれます!」
「・・・ぬああああぁぁぁぁぁ・・」
「私が・・・私がこうして・・ずっと回復魔法でお守りしていますから!!」
「・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
そ、そうか・・・
落ちてしまわないのはシャクナさんの魔法のおかげか・・・
そうじゃなかったら、もうとっくにマリーに吸い尽くされて虜に・・ううっ!!
ま、また体位を変えられたみたいだけど、シャクナさんの瞳に集中しよう・・・・・
「ほーーーっほっほっほ!溺れなさい!私の体に溺れて、早く楽になりなさい!」
「駄目です!溺れてはいけません!トレオ様、気をしっかり!」
「うあ、あ、うあう、うがあああああぁぁ・・・」
駄目だ、やっぱり駄目だ、もう駄目だ!
我慢しきれない!いくらみんなの事を思ったって、
やっぱり自分一人じゃ、とても耐え切れない!!
・・かといって全身は痺れるような快感で身動きとれないし、
マリーから逃げ出すなんて不可能だ・・うぅ・・どうすればいいんだぁ・・・
「トレオ様!トレオ様!トレオ様!」
「う・・・うぅぅ・・・」
「・・・トレオ様、もう少しです、トレオ様なら、耐えられますよね!?」
「ぁぁぁああううう・・・」
「あの戦いを、戦場や闘技場を耐え抜いたんですから、こんな試練、耐えられますよね!?」
「ぁぁ・・・はあああああぁっ・・・」
「耐えられなければ、ハプニカ様や皆さんが・・・遠くなってしまいます!!」
・・・・・シャクナさん・・・
シャクナさんの言葉・・・・・わかる・・・
俺がどうすればいいのか、どうするべきなのか・・・
さすがの俺でも、もう、わかる、いや、やっとわかった・・・
も、もう、もうあの過ちを、繰り返しちゃいけない・・・だから・・・
だから、だから、俺は、勇気を出して、シャクナさんに言う、今度こそ、
ハプニカ様に言えなかった、ハプニカ様たちに言わなければいけなかった言葉を!!
「うぐっ・・シャ・・ク・ナ・・・さ・・・ん・・・」
「トレオ様?トレオ様?耐え切ってください!」
「シャクナさん・・・た・・・た・・・」
「なんですか?トレオ様、はっきり言ってください!!」
「た・・す・・・たすけて・・・・助けてええええええ!!」
そう、こんな時こそ、助けの言葉を叫ぶんだ!!
「シャクナさん!助けて!助けて!お願い!助けてえええええ!!!」
「・・・・トレオ様!その言葉を・・・待っておりました」
とたんにスッと俺の側から離れたシャクナさん・・・
「ふふふ、おほほ、ほおらご主人様、こういうテクニックはどうかしらぁ?」
「・・・・・マリー、やめなさい・・・シャフーグ!!」
ピカッ!とシャクナさんのかざした手が光った!?
「きゃあああっ!!」
ずっぽおおおんっ!!
あれだけ深くきつく結合していた俺とマリーだったのに、
シャクナさんの光魔法ひとつであっけなく吹き飛ぶマリー!!
やっと出された、ジンジン痺れたままのペニスからは公園の水飲みのようにちろちろと射精が続いている・・・
あああ、楽になったとたんに一気に意識が・・・気が遠くなっていく・・あああ・・・これで、良かったんだよ・・・な・・・・
「・・・・・マリーさん、大丈夫ですか?」
「いたっ・・いたたたた・・・やっぱりきくわ、シャクナさまの魔法・・・」
ぁ・・・あれ・・・?シャクナさんって・・・いつ・・の・・まに・・こうげ・き・魔法・・・を・・・・・
「トレオ様は再び気絶なされました」
「そのようね・・もう、おなかの中がタプタプだわ」
「これで、ようやく本当にわかっていただけたようです・・・」
「まあ、これでわからないような男だったら貪り殺してもよかったんだけどね」
「マリーさん!!」
「殺すっていっても心を殺すって意味よ、実際に私は本気で落とすつもりでやってたわよ?」
・・・・・ぁ・・・ぁぁ・・・なんか言い合ってる・・でも・・もういいや・・・ハプニカ様ぁ・・・・・
「トレオ様・・・少し騙してごめんなさい・・・回復魔法で射精を持続させたのも・・本当はすぐに助けられた事も」
「ふう、私はこのまま幸せに浸ってるわ、このゴボゴボ出てる精液も全部出切るまで時間かかるし」
「では私は・・・トレオ様の添い寝をさせていただきます・・・あ、まだ出てる・・・」
ぴゅっ、ぴゅぴゅ、ぴゅるっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お世話になりました、ありがとうございました」
「そうですかー、行かれるのですねー、トレオ様ー・・・」
シグリーヌ様に深々と頭を下げる俺、
顔を上げるとあいかわらずバニーガールスタイルでニコニコしてる・・・
「はい、もう私は素直になる事にしました、ハプニカ様が許してくださるかどうかわかりませんが」
「きっと大丈夫ですー、ハプニカ様にはこちらの事は心配ないとお伝えくださいー」
「わかりました、それではまたいつか、お会い出来る日まで・・・」
大き目の荷物を持って玉間を出る、
中身はハプニカ様たちに必要であろう物や、
ゆうべもらった演劇場のお土産などなど・・・
「トレオ様」
「シャクナさん・・・シャクナさんにもお世話になりました」
「あの、トレオ様・・・お願いがあります」
何やら大きい荷物を持っている、まさか・・・!?
「私も、連れて行ってください!」
「そんな!だってシャクナさん、この国の参謀役じゃあ・・・?」
「そうでしたが、もう私の役目は終わりました、それに私の意志は、トレオ様のお傍にいたいのです」
「でも、バニーさん・・シグリーヌ様が困るよ!」
「いえ、実はこれはシグリーヌ様の命令でもあるのです、今後はトレオ様のためだけに生きても良いと・・」
「俺のためにって・・・」
「それに、あちらでは回復魔法の使い手はミル様だけですよね?もしミル様がお怪我なされたら治す方がいないと・・」
「う、うん、確かにそれはそうだけど、でも、その、義務や責任で来られるのは困るし・・・」
「まだそのような事をおっしゃられますか」
トランクを足元に置きその上に乗るシャクナ、
顔が俺の正面の高さになり、そのまま近づいて腕を首に絡ませてきた・・・
んちゅうううっ・・・
重なる唇、濃厚な舌、
まるで魂を吸い取られるような、
そんなねっとりとした執拗なキス・・・
「私の心は・・・ひとつです・・・連れて行って・・・くださいますね?」
「う・・は、はい・・・」
逆らえない・・・
シャクナさんの綺麗な瞳を見ると絶対に逆らえない・・・
これもあの実のせいか、いや違う、これはもう、紛れも無い事実・・・
「じゃ、じゃあ、行きましょう、一緒に」
「はいトレオ様、屋上ですね・・・」
一緒に階段を上がる、
両手いっぱいの荷物が無かったら手をつなぎたい気分だ、
シャクナさんが一緒に来てくれる・・・素直に嬉しい、そして素直に喜べる自分が嬉しい。
「・・・・・ふう、ついた」
「トレオ様、忘れ物はございませんか?」
「うん、大丈夫だ・・・さあ、行こうか、白竜」
すでに待ってたかのように伏せている白竜。
「グルルルル・・・」
全てわかっている、と言いたげな感じだ。
俺にとってはまだまだ重い荷物を白竜に乗せる、
シャクナさんも次々と・・これで全部かな・・・よし・・・
「待って!まだ行かないで!!」
張りのある声が俺たちを止める、
やってきたのは・・・ま、まさか、もしや!?
「はぁ、はぁ・・・間に合ったようね」
「マリーさん!!」
まさか、マリーさんまで!?
「これ、ハプニカ様に」
「え?これって・・・?」
渡されたのは小さな箱だった、
ちょっと見覚えがある・・・そうだ、この中は確か・・・!
「それ、アナタがハプニカ様につっぱねたやつよ」
「じゃあこれ、あの、ハプニカ様が俺に渡した、指輪・・・!」
「そう、今度はアナタからハプニカ様にはめてあげなさい」
・・・・・ありがたい、
ハプニカ様は喜んでくれるよな・・・?
「感謝します、マリーさんにもお世話になりました」
「そうそう、この国の復興が片付いたら私も行くから」
「ええっ!?」
「アナタの第8王妃にさせてもらうわ、スバランの木王国のね」
「く、来るん・・・ですか」
第8王妃って・・・
「断らないわよね?」
「え・・・」
「断れないわよね?」
「ええっ・・・」
「断らせないから!」
「え・・・は、はいっ」
「ふふ、よろしい、半年くらいで片付けて私の白竜呼べるようにするから」
「わ・・かりま・・・した」
とてつもなく恐ろしい寒気がした・・・
「じゃ、じゃあ、行きます!・・・さあ、白竜、行こう、スバランの木の上へ!」
「グエーーーーーッ!!」
バサバサバサバサバサ!!!
勢いをつけて空へ舞った・・・・・
もどる |
めくる |