「さ、とりあえず前戯が終わった所ね、これから第1ラウンドよ」

 

精液の匂いでむせ返る拷問部屋・・・

俺はようやく意識を取り戻した・・・

まだペニスは勃起したまま・・ベットの上で俺をまたいで立つマリー・・・

 

「空になったコレを補給しなきゃあね」

「あう!」

 

足でペニスや玉をもみもみと軽く踏む・・・

 

「さあ、起きなさい」

 

足を離すとしゃがみこんでベットの横から何か取り出す、

これは・・・大きな干しブドウ?紫の実・・どこかで見たような・・・

 

「これわかるかしら?スバランの木の上ではいっぱい食べたでしょ?」

「・・・あ!これ・・ハプニカ様が食べちゃ駄目だって言ってたやつじゃ・・・」

「あら、そんな事言ってたの?ふうん・・・なるほどねえ」

 

どういう事だ!?

 

「これ、保存用に干してあるけどスバランの木の上で取れる実よ」

「一体、それは・・・?」

「食べればわかるわ」

 

俺の首を起こし、干してある実を一口食いちぎると強引に口移しさせるマリー、

ぶちゅうっと唇が重なり、舌を絡めるディープキスで俺に飲み込ませようとする・・・

躊躇する俺を素直にさせるかのような深い深いキスに首の力がストーンと落ち、

マリーは指で俺の喉をしごきながら大量の唾液ごとごきゅごきゅと実を飲み込ませる・・・

後は魔法にかかったように何度も何度も実を飲まされる、抵抗できないまま、全て・・・!!

 

「ふふ、おいしかったでしょう?さあ、私の目を見なさい・・・

ほおら、全てを私に委ねるのよ、とろけなさい、身も心も・・さあ・・・」

「あ・・・ああ・・・熱いぃ・・・」

 

実がまるで毒のように全身の神経・血液を駆け巡る感触が!

しかもそれは、熱い熱を帯びた快感となって俺の体内を燃え上がらせる!!

 

「どうかしら?スバランの木の素晴らしい媚薬の実は・・・

繁殖力の弱い白竜もこれのおかげで滅ばずに済んでいるのよ、

でも体の大きさが比べ物にならない人間が食べたら・・・ふふ」

「う、うぐう!熱い!体中が!焼けるううううう!!」

 

びくんびくんびゅくんびゅくんびゅくん!!!

普段の勃起時に比べ倍ぐらいだろうか、

限界を超えて腫れ上がる俺のペニス!痛い!熱いっ!

 

「全身の血管が浮き上がってるわよ?同時に神経も・・・」

「あぐあ!いたいっ!あついぃぃいいいっ!!」

「痛いの?じゃあなめてあげる、熱いのも私の舌で冷ましてあげる」

 

れろーーーーーっ・・・

 

「あぎいいいいい!!」

 

さらに敏感になった全身を楽しむかのように舐め尽くすマリー!

さっきの噛み後も浮き出てそこがより敏感な性感帯になり悶え狂わす!

ちゅぴっ、ちゅぴっ、と激しく首を上げながら舌でしゃくると、

マリーの首輪が回り背中の方にたれていた鎖が前に来た、

ぶら下がった鎖は千切れた先がだらりと俺の胸に下がりひやりとする!

なおも舐め続けるマリー、鎖が舌を追いかけ冷たい第2の舌のように這う、

この無機質な感触が噛み後をなぞるたびにまた新たな快感が・・・!! 

 

「ぐああ!ぎもぢいいいい!だずげ・・でえええええ!!」

「すっごおい、こんなに敏感に感じる姿、楽しくって濡れちゃう・・・

やっぱり最高のご主人様ね、もう手放さないわ、シグリーヌにだって、

もちろん、ハプニカ様にだって・・・私と一生ここで暮らしましょう」

「い・・いやだああ・・・耐えられな・・・ぎいいいいいいい!!」

 

豪火のごとき快感!

恐ろしい事にこれほどの快感なら狂いすぎてぼやけるはずの意識が、

まるでいつもよりもはっきりしているかのように敏感に脳へと伝わる!

無我夢中で我を忘れるはずの快感も我をしっかりと持たされる!!

これほどつらい快楽拷問があっただろうか?全身が激しく怒張・勃起している状態で、

その快感が神経を蝕み、飲み込んでいく・・それを全て現実の物として受けさせられるうう!!

 

「すごいでしょう?気持ちよすぎるでしょう?あの木の実のおかげよ」

「あぎゃああぁぁっ・・・」

「男狂わせの実・・・全身の力を奪いながらも性衝動を押さえられなくして、

さらに強力な精力剤・性感促成薬になるだけじゃなく、もっとすごいのは、

食べた男はその直後に抱かれた女に魅了される惚れグスリにもなるって事なのよ、

普通の男ならこの実一口で一生、食べさせられた女に尽くすようになるわ、

そして実を丸々1個食べたらもう大変、毎日その女を抱かないと狂い死ぬくらい・・・

それぐらい心と体を奪われる実なのよ、ご主人様、アナタの精神力は素晴らしいけど、

体の力はもう、ほとんどゼロ・・そのアナタが、この実の効果に耐えられるかしら?

ううん、それは無理ね、しかもその精神力ですもの、より大きい快感を味わう事に・・・

人間が耐え切れないほどのね・・・一生面倒見るから安心して壊れなさい・・・

一生、これまで傷ついたアナタをこの地下牢で癒してあげるから・・・身も心も・・・」

 

い、い、いやだあああああああああ!!!

 

「ハプニカ様も、さっさとこれを食べさせればよかったのにね・・・

まあ、気持ちはわからなくはないけど、その甘さが逃げられる結論を生んだのよね」

「いやだ・・いや・・こんな・・こんな形で・・逃げられなくされるのはぁ・・」

「アナタが助けて欲しいって言ったんじゃない!それに、どんな形なら良かったの?ねえ」

「う・・・そ・・それは・・・」

「よーく考えなさい、感じながら、ね・・・」

 

俺の股間を顔を埋めるマリー・・・

 

「ううう!!」

 

マリーの舌が、俺の玉袋にいいい!!

ぴちゃ、ぴちゃぴちゃ、れろれろれろおおっ・・・ちゅばちゅばちゅば!!

敏感になりすぎている袋をあま噛みしながら、まるで袋のしわ1つ1つを丹念になぞるかのようにしゃぶり尽くすう!!

 

「んふっ・・・ペニスがこおんなに痙攣して・・私に入れて貰いたくってピクピクウズウズしてるのね」

「やめ・・これ以上・・・本当に・・・俺、狂っちゃう・・落ちちゃうう・・・」

「落ちちゃえばいいじゃないの、落ちちゃえば」

「嫌ぁ・・・耐え・・きれないぃ・・・」

「耐え切れなければ耐えずに狂えばいいじゃない」

「嫌だああああああああああぁぁぁぁぁ・・・」

 

袋から舌をそのままペニスの根元へ這わすマリー!

そのまま先へ、と思いきや避けるように滑り俺のお腹から胸へと・・・

 

「れろっ・・美味しい、傷だらけのこの体・・・

こおんなに傷ついちゃって・・そりゃあもうこれ以上、

傷つきたくないはずね、自分が傷つかなければまわりを傷つけてでも・・

傷つくのが嫌なら、だったら私が、傷を快感に代えてあげる、これから毎晩慰めて・・

傷を舐め尽くしてあげるわ、クセになるくらいね・・・フフッ、

別に愛してくれなくてもいいのよ?愛がなくても感じているはずよ、

ハプニカ様に愛されている時よりも・・その時よりも感じてるはずよ、

無理矢理感じさせられる媚薬の実でね・・これがアナタの本性よ」

「ちっ、違う!そんな、ハプニカ様は・・」

「あら、ハプニカ様の愛を信じられないんでしょう?シャクナから話は全部聞いてるわ、

信じられないなら信じなければいいわ、でも本当は信じたいんでしょう?

まったくアナタ、国と力を失ったうえに、心まで失っていいワケ?だったら、

その心、ハプニカ様にあげたくないなら、私が貰ってあげるわ、媚薬漬けで私のモノになるの」

「そんなの嫌だあ!自分の意志で・・決めるんだ!絶対に、お、落ちないぞ・・」

「じゃあなぜその意志をハプニカ様に使ってあげないの?」

 

・・・はっ!そ、それは・・あうう!!

 

ぎゅううっっ!!

 

「な、何をぉ!!」

「ふふ、今度はそう簡単にイけないように、根元を縛ってあげたのよ、このペニス用ベルトで」

「そんな・・いつのまにい!!」

「アナタとお話してる最中よ・・ねえ、ハプニカ様って、本当に完璧な女性だと思う?」

「うっ・・そんなの、当たり前だぁ・・・」

「違うわ、完璧だったらハプニカ様は父も兄も説得できたはずだし、

私やスロトの陰謀にも気づいたはずよ、何より、アナタを助けられたはず・・

アナタを愛するがゆえに見えなかった部分もあるはずよ、アナタだけを見てたために」

「まさか・・・ハプニカ様ほどの完璧で最高な女性・・が・・なぜ俺なんかを・・・」

「じゃあなんでそれほど最高な女性の言う事が信じられないの?

愛してるって言ってるんでしょう?ハプニカ様ほど最高の女性が軽く言うわけないじゃないの、

アナタが思う最高以上に愛してくれるわよ?ハプニカ様は」

「ううう!!」

 

いつ破裂してもおかしくない風船状態のペニスをさするマリー!

 

「アナタの不幸の1つはね、ハプニカ様を過大評価しすぎている事なの、

あのトーナメントの時・・私は気絶してたから後から聞いたんだけど、

スロトが親玉だって気づいても、自分でハプニカを助けに行かずに決勝に出たんでしょ?

あの時、優勝する事よりアナタが自分でハプニカを助けに行けば・・

シャクナに任せずハプニカを守る事を第一に考えていれば、こんな悲劇は起こらなかったはずよ」

「でも、だって、俺・・それに、優勝しないと、あそこまでした意味が・・誇れる物が」

「どうして優勝より国を守った事のが誇れないの!?」

 

激しい口調でどなるマリー!

 

「ぐああ!!」

 

と同時にペニスもぎゅうっと強く握られる!!

も、漏れそう・・でも、きついベルトのせいでぇ・・・

な、涙が出ちゃって、止まらないよう・・でも、俺の意見も・・言わなきゃ・・・

 

「俺だって・・でも、本当にもう、力がなくなって・・誇れる物が・・ない・・・」

「そんな事はないわ、ハプニカ様を惚れさせた、それでもうじゅうぶん国中に誇れるわ」

「それに・・それでも、これ以上、ハプニカ様を引き付ける物が、もう何も・・」

「ハプニカ様だって不安よ、アナタと同じように・・アナタをあんな目に合わせたんだもの、

ワタシが言うのも変だけど、アナタを殺しかけたハプニカ様も不安でたまらなかったはずよ、

アナタが去ってしまわないかどうか・・今ならアナタがスバランの木の上に戻ってきてくれるかどうかね」

「でも!俺には力がない!ハプニカ様を守れない!」

「ハプニカ様は完璧で最高なんでしょ?その女性が誰かに守ってもらう必要あるの?

少なくともハプニカ様の心は完璧ではないわ・・そしてその心を補えるのがアナタ・・・

どうしてそれに気づかないの?それを認めようとしないの?ハプニカ様、言ってなかったの?」

 

そういえば・・・

そ、そうだ!スバランの木の上での、

あの闘技トーナメントの真似事・・・

あれの意味がようやく今、たった今、

わかったような気がする、あの5人での闘い・・・

高い位置から彼女たちの闘いを見ていて、ハラハラドキドキ心配したけれども、

彼女たちは結果、かすり傷一つ残していない、あれだけやっても・・ミルちゃんの回復魔法の素晴らしさもあるけど、

そのミルちゃんも含めて6人、あれだけの強さをあらためて見ると、守ろうという気が失せる、

それはすなわち、ハプニカ様達には力で敵う者はいない、力でハプニカ様を守るのは無理、なぜなら自分達で完璧に守れるから、

という事になる!元からハプニカ様を力で守ろうだなんて、間違いだった、たとえ俺に力があったとしても・・・

でも本気でやりあっていたのは、俺が見守っていたから?俺のための闘いだったから?そういうメッセージに思える・・・

ハプニカ様を一番心強く守る事、それは、俺がハプニカ様を、見守る事・・・!?

 

「・・・もういいわ、アナタにこれ以上言っても無駄のようね、

ならもう遠慮しないわ、ワタシがアナタの全てをいただく事にしましょう、

もっともワタシは奴隷だからハプニカ様とでも誰とでも私に気を使わず付き合ってもいいのよ、

でも・・・ワタシしか見えなくなっちゃうわよぉ、完全にワタシだけのものに、

ワタシだけのご主人様にね・・・そうなったら今度は、アナタを苦しめたハプニカ様に復讐しましょう」

「ふく・・・しゅ・・う?」

「そうよ、アナタの心と体をボロボロにしたハプニカ様を虐めるのよ、

ワタシと結ばれたアナタはたまにワタシの白竜でスバランの木の上まで行って、

ハプニカ様に2人の仲を見せ付けるの、ハッキリと『ハプニカ様よりマリーの方が好きだ』ってね。

ハプニカ様はきっと、その場では『そうか、よかった』って言うでしょうけど、私達が去ってから・・」

「やめろ!!俺は、そんな悪趣味で残酷な事は、しない!!」

「あら?だってアナタが今までしてる事って、そういう事じゃないの?そんな風にしか見えないんだけれど・・違うかしら?」

 

「!!!」

 

「ハプニカ様を一生責め続ければいいのよ、一生虐め続ければ・・・

それでアナタの心が少しでもまぎれるなら、ハプニカ様は喜んで虐められるわ、

一生、ハプニカ様を恨み続ければいい・・・愛する人にまったく何もさせてもらえないよりは幸せよ、

一生責め続けられた方が生きる目標ができる・・ねえ、私達の仲をハプニカ様に見せつけて一緒に虐めましょうよお、

ワタシと愛し合って・・奴隷に愛する人を奪われた元女王・・最高に良い仕返しになるわ」

「嫌だ!!!」

「なぜ?これはハプニカ様を救う事にもなるのよ?

さあ、もっともっと、許さずに虐めて・・ハプニカ様の所へ行かなくなっても、

木の上でやつれ果ててるのを想像して・・何十年も嫉妬を蓄積させて最後の最後で発狂しちゃうかもしれないわね」

「そんな酷い事、絶対にできない!!」

「そんな酷い事、もうしてるじゃないの!もう結ばれない以上、ハプニカ様はそうやって償うしかないのよ?

ボロボロなのはアナタだけじゃないの、ハプニカ様達も・・だからこそ、もっとボロボロに虐めぬいて、

償わせるべきなのよ、一生・・・アナタに笑顔で気を使いながら心で号泣してる姿を想像してみて・・・

ゾクゾクしちゃうでしょう?それがアナタが本当に心から望んでいる事なのよ、素直にそうしましょうよ」

「ちがうちがうちがうちがうちがう!!!」

 

涙が止まらない俺・・

あくまでも冷静に語り続けるマリー・・・

 

「違わないわ・・じゃあ勝負しましょう、アナタがこれから媚薬の実に負けずワタシの手に落ちなかったら、

アナタのその『ちがう』っていうのを信じてあげる・・でも愛よりも快感に負けて、ワタシの虜になったら・・・

言ってた通りに一生、ハプニカ様達を虐めて楽しみましょう、愛する人に愛されず責められる苦しみを一生味あわせて楽しむのよ」

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