むごい、容赦ない・・・もし剣なら首が跳ねられていた所だろう。
少女とは思えない悲痛な声でひっくり返って倒れるレンちゃん・・・
な、何か可哀相だけど・・・ひょっとして、トーナメントで俺が経験した事を、
わざとレンちゃんが受けた?ララさんが与えた?・・ま、まさかね、でも思い出しちゃうなあ・・・
それにしても真剣勝負だった、大戦の時の模擬練習みたいな、いや、それ以上の!?
両隣のリリさん、ルルちゃんも食い入るように見ていた、少し興奮気味に言う。
・・・やっぱり闘いが好きなんだなあ・・・って、ルルちゃん!?
「負けちゃいられないからね、レンの愛情表現見たろ?だから私も・・・」
「そうですー、この闘いはー、単に強さを誇示してるんじゃなくてー、ご主人様への愛情を示しているんですー」
「ああっ!力が抜けちゃう・・・あ、あ、あれ?み、見て!あれ・・・ハプニカ様!?」
いつのまにか下では完全武装したハプニカ様がララさんと向かい合っている!
馬鹿な・・・かなう訳無いのに!いくら木の棒といえどララさん、命までも心配になっちゃう!!
涼しい顔で構えているハプニカ様とは対照的に相当緊張しているララさん、そりゃそうだ・・・
さっきの闘いぶりから想像すると本気でやるだろう、そうすればハプニカ様ならたとえ木の棒であっても、
殺してしまう事は可能・・・!!殺す訳ないはずなのに・・でも、でも・・・
そこまで本気!?この本気が、俺への気持ちが本気だという印なのか!?
「・・・・・決勝戦、ララ対ハプニカ・・・・・・・・・・・・・・・はじめ!!」
これは・・・ハプニカ様にまったく隙がないゆえに、ララさんが動けない!?
俺の考えるに、ハプニカ様への攻めは勝機が薄いと思うのだが・・・
もちろんこういう状態でハプニカ様が攻めに出た時は100%以上の勝てる確信での事だから、
日が沈むまでの持久戦とかいう訳にはいかないか、それは意味がない?
あくまでも、真剣勝負とはいえ「闘技」だもんな、きっとこれは。
時間をいくらかけてもハプニカ様は揺るぎようにないし、よって、ララさんから仕掛けるしか・・・
舞う木の棒、カラカラカラ・・と転がっていく、そしてララさんは体を仰け反らせ、
吹っ飛んだ・・・ドスンッ、とあまりの勢いにバウンドして、大の字に倒れて、動かない・・・!!
やはりハプニカ様の反射神経はすごい、真正面に来る木を冷静に跳ね除け、
その木が視界を遮っているはずのララさんを瞬時に蹴り飛ばすなんて・・・
やはり強すぎる、大きすぎる、ハプニカ様は・・・これほどの女性、守ろうと思う事自体、間違ってるかも・・・
ララさんの、蹴りを受けた瞬間の防御・・・見てなかった、というか、
モロに顎へ入っていたと思うんだけど、瞬時に自分で後ろへ跳んだ!?
だとしたら受け身の技術も相当なものだ、そういえばダルトギアの戦士は皆、攻めて闘う、
でもいつもその攻撃が決まるとは限らない・・・闘いの下地には徹底的な「受け」があるのかも。
「そうですねー、ハプニカ様がこっちも学習し終わらないうちにー・・・はむっ」
ダルトギアの戦士は、闘いはもちろんのこと、Hでも責めみたいだ!!
「ちゃ、ちゃんと見てました!・・あっ、ルルちゃん、そこ感じる!」
「ふむ、良い運動になったが、そなたが望むならリーグ戦やハンディをつけて毎日でもお目にかけるが」
「いえ、もう・・・正直、見てられま・・あああ!レンちゃん!強く吸いすぎて、痛い!・・でも気持ちいい・・」
「やはりそなたには闘いよりこちらの方が相応しいな、では私もまざろう・・・」
「わたくしも、今度はハプニカ様に負けませんわよ、もちろん妹たちにも」
「あ、あ、ああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
確かにこの5人の闘いは闘技トーナメントの比でないぐらい高いレベルで、
見ごたえもあるんだけど、俺の求めていた物とは違う、あの楽しいお祭りと、
たくさんの人によるドラマがないから・・・これは人数規模の差だからどうしようもない、
雰囲気とかいろんな要素が欠けすぎて・・そういう意味ではルルちゃんやハプニカ様は、
俺の望んだ願いを適えられなかった事になる、でもそれは仕方が無い、だってこれは、
俺の出した希望に対して今の条件でできる本当にベストの、最高の・・あ、で、出るううう!!
・・・はぁはぁはぁ・・・彼女たちの、最高の事をやってくれたのだから・・・
ただ、それとは別にこれにはハプニカ様たちの、大きなメッセージが込められているような気が・・
いろんな、いろんなメッセージが・・・いろんな・・・あああ!!ルルちゃんの指が俺のおしりの穴に!
気持ちいい・・うう、ハプニカ様たちのメッセージ・・何だろう・・
何にしろ、ハプニカ様たちは、ある材料で最高の料理をしてくれたんだ・・・
贅沢は言っちゃいけないよな・・それより今は・・あ、今は俺が料理になってるみたいだ・・
食われてる・・うっぷ!ハプニカ様の胸に顔が・・うぷ・・やわらかあい・・・いい・・・