「そおれ!」 

 

ズボッッッ!! 

 

「ぐあ”あ”!!」 

 

ブビューーーーーッッッ!!! 

 

噴火のような射精・・・!! 

肛門に突っ込まれたマリーの指が、 

まるで俺の射精のバルブを全開にしたかのようなーーー!!

 

「やっぱりマゾね」 

「がはぁ!ぐ、ぐりぐりするなぁぁ!!」 

「あなたはマゾよ、私に攻められて感じる、マゾなのよ」 

 

俺にそう言い聞かせるようにいやらしく語り掛けるマリー・・・ 

俺はマゾ・・・いや、違う!これは・・・これは・・・その・・・ 

そうだ、人は死の直前、激しく勃起するという、それは子孫を残そうとする人間の本能で・・・ 

だから俺は瀕死の肉体だからこそこんなにも勃起し、射精したのであって・・・ 

決してマリーにいぢめられたから感じた訳ではぁ・・・ぁぁ・・・あああああ!!! 

 

ビュッ、ビュッ、ビュッ・・・ 

 

ペニスとアナルを指でもてあそび続けるマリー・・・ 

蒸れた鎧からあのつーんとした匂いとマリーの体臭が合わさって出てくる・・・ 

うう、気持ちいい・・・いい・・・脱力するう・・・はあああああ・・・・・ 

 

「マゾな事をもっと自覚してもらうわよ」 

「あ、あああっ!!」 

 

れろーーーっと傷口をなめるマリー・・・ 

さっき指でなぞられたより格段、くすぐったくってかゆくって気持ちいい!! 

右手では相変わらず俺のペニスをもみしだき、左手ではなめている傷口を開こうと引っ張るぅ! 

 

「ふふふ、傷口、開いちゃうわね」 

「そんなああ!!あああああ!!!」 

 

指で傷口を開きながら舌でしゃぶる・・・ 

この不思議な快感・・・どんな普通の愛撫よりも刺激的で・・・ 

どんな愛撫よりも感じてしまうような・・・恐い気持ちよさ・・・はああ!! 

 

ぺちゃ、ぴちゃ、ぺしゃ・・・れろーーーっっ・・・ 

 

「ひゃあああああぁぁぁ・・・」 

「逆らえないでしょう?気持ちよすぎて・・・ふふ」 

「はぁう!!」 

 

ピュゥッッ・・・ 

 

右手のペニス攻撃もますます旋律が激しくなる・・・ 

精液でべとべとのペニス・・・だから指が滑りやすく、 

マリーにとってはしごきやすいし俺はさらに感じやすくなってしまう!!

 

「あーあ、傷口、パックリ割れちゃったわよ!?」 

「そ、そんなあぁぁ・・・」 

「次はこっちの傷口を・・・血の味って嫌いじゃないわよ、ふふふ」 

 

れろっ、ちゃぷちゃぷ・・・かぷっ・・・ちゅっ・・・ 

 

この舌の動き・・・まったりとして、まさに最高の愛撫・・・ 

すごすぎる舌のテクニック・・・こちょこちょねちょねちょと・・・ 

繊細、華麗でその感覚は傷口を舐め開ける痛みを最高の快感と認識させてしまうほどだぁぁ・・・!!

 

しゅぶ・・・ちゅっ、ちゅっ・・・れろぉーーーっ・・・ 

 

「ひぁぁあああーーー!!」 

 

なんという屈辱的な快感・・・ 

指で犯され・・・舌でいやらしく傷口を1つ1つ舐め開けられ・・・ 

それがこんなに・・・生涯で一番感じてるなんて・・・俺は・・・俺はあああ!! 

 

ピューーーーーッッ・・・・・ 

 

 

 

 

 

うう・・・今度は背中の傷まで・・・ 

もう・・・全身血だらけなのに・・・なぜだ・・・ 

なぜ、逆らえないんだ・・・なぜ、こんなに気持ちいいんだ・・・ 

なぜ、なぜまだ射精ができるんだあ・・・もうとっくに出し尽くしてもおかしくない量なのにい・・・

俺は・・・俺は・・・はぁあ!いや、やめ、やめて・・・も、も、もっと・・・もっとしてくれえええええ!!!

 

「・・・ふふふ、残念、もう時間だわ」 

 

ふっと鎧から抜け出るマリー、 

口の回りが血の口紅でべったりだ・・・ 

右手は俺の精液でべっとべと・・・指がふやけている。 

 

「次の闘いで私に負けたら、もっといいことしてあげるわ」 

「な・・・なにぃ・・・!?」 

「今度は私の中に入れてあげる、もっともっとすごいことをしながら、ね」 

「ば・・・買収するつもりか!?」 

「もっとも、全身の傷口がなぜか開いちゃってるアナタに勝機はないでしょうけどね」 

 

ぺろりと右手の精液をなめながら背を向けるマリー・・・ 

 

「体力もじゅうぶん奪わせてもらったし・・・あとはステージでね」 

「うぐううう!!」 

「もっとも、ステージまで足腰が立てばだけど」 

 

冷たく言い放ち控え室から出ていったマリー・・・ 

確かに何十回も射精させられ、こ、腰がぁ・・・ 

な、情けない・・・こんな変態的な色仕掛けというか快感に負けるなんて・・・

 

ガチャッ 

 

「トレオさん、お時間です!」 

 

う・・・とりあえず血と精液を拭いて・・・ 

た・・・立って・・・る・・・かな・・・立った・・・ 

うう・・・これは・・・体力がほとんど0だ・・・しかも・・・

血がダラダラ・・・シャクナさんは・・・あ、倒れたんだった・・・ 

・・・これはあんまり使いたくなかったが仕方ないな・・・ぐぅっ・・・・・ 

 

俺は全身の気を体内に集中させる・・・!! 

 

「ふんっっっ!!!!!」 

 

一瞬にして全身の流れ落ちる血が止まった! 

気を使っての強制止血・・・だがこれは1度しか使えないうえ、 

30分もすれば逆に、より激しい激痛とともに血が吹き出てしまう、 

まさに最後の最後にしか使えない最終手段であり、このききめが切れると・・・ 

あとは1週間は休まないといけない体になるのだが・・・もうそうは言ってられない。 

 

一時の快楽に溺れた代償として、 

自分で自分の責任はとらなければいけない・・・ 

もしこれで勝っても次は身動きできない可能性が高いが・・・ 

ここで勝たないとどっちにしろ次はないのだから!!! 

俺は剣を握りしめ、マリーのいるステージへと向かう・・・!! 

 

 

 

準々決勝の会場、 

そこはまさに熱気の渦がステージを盛り上げる。 

マリーへの声援・・・俺への怒号・・・正義と悪人といった構図だ・・・ 

 

「トレオさーん!」 

 

ステージ下についた俺の所へバニーさんがやってきた。 

 

「ど、どうしたんだい?」 

「はぁ、はぁ・・・シャクナさんは、大丈夫でしたぁー」 

「そう・・・よかった、ありがとう」 

「それと、今回の相手のF・マリーさんは前回、準優勝の方ですぅ、気をつけてくださいねえ」 

「ええっ!?」 

「なんでも3年前の前大会、決勝戦直前ルル様に控え室で喧嘩売って、平常心をなくさせたとか・・・」 

「ほんとに?」 

「ええ、ですから卑怯な手を使うかも・・・気をつけてくださいねー」 

 

もう手後れである。 

 

「・・・・・ありがとう」 

 

たったひとりの身方か・・・ 

いや、シャクナさんも入れて2人か・・・ 

ステージ上ではヒゲの審判が俺の方を睨むような目で見る。 

 

「準々決勝をはじめる!トレオ、ステージの上へ!」 

 

マリーはすでに上がっていた・・・ 

フフン、というような表情で俺を見ている。 

 

「アナタ、よっぽどのマゾね・・・いいわ、いぢめぬいてあげる」 

「・・・もう真剣勝負だからな」 

「それはどうかしらねえ?」 

 

・・・どういう意味だ!? 

 

「準々決勝、F・マリー対トレオ、はじめ!!」 

 

ゴ〜〜〜〜〜ン!!! 

 

銅鑼の音とともに間合いを詰めるマリー、 

そして剣を振り下ろすっっ!! 

俺はいつもの闘い通り剣でそれを受け止めるのだが・・・!! 

 

ガキィッッ!! 

 

ズキン!! 

 

「な、何だ!?」 

 

フフフ、と不適な笑みのマリー、 

とまどう俺の表情を見てのものだ、 

どういう訳か・・・マリーに攻撃されて・・・激しく起っちゃった。 

 

ガキィン!ガシャーン!キィン!! 

 

「う!は!はぁ!う、うわっ!!」 

「ふふ、マゾの悲しいサガね」

 

なんてことだ・・・ 

マリーに攻められると・・・ 

ものすごく感じる体になってしまっているぅ!! 

勃起した俺のペニスが邪魔で仕方ないし、それに力も・・・ 

ううう、攻撃を受ければ受けるほど・・・射精しちゃいそうだ!! 

 

「アナタ、このままじゃあトドメと同時に射っちゃうわね」 

「ぐぐう!ぎぎぎぎぎ・・・」 

「でも、それってすごーーーい気持ちいいわよー、やみつきになるぐらい・・・」 

「や、やめろ!それ以上・・・言うな!!」 

「素直にやられちゃいなさいよ、そしたら・・・私の中で犯してアゲルからぁ」 

 

魔女のささやき・・・ 

これに朽ち果てたら、俺は・・・ 

ハプニカ様に申し訳がたたない!俺には・・・俺にはハプニカ様しか!! 

 

ガキャーン!ガシャーン!ガキィーン! 

 

「足がふらふらじゃないの、もう力が残ってないからかしら?それとも・・・」 

「う、うるさい!」

「それとも、感じちゃってガクガクなのかしらぁ?」 

「だまれ!だまれぇぇ!!」 

「アナタ気に入ったわ・・・ハプニカを殺したらペットとして飼ってあげる」

 

な、な、何い!こいつもか!? 

 

「・・・もう一度言ってみろ」 

「いいわよ、審判に聞こえてないし・・・ハプニカを殺してこの国を手に入れたら、 

アナタを特別に私専用の性奴隷として首輪つけて飼ってあげるわ、いいでしょ? 

一生、私に犯されるのが仕事になるのよ・・・もーっと変態にしてあげるわ、ふふふ」

「ハプニカ様を・・・お前も狙ってるんだな!」 

「そうよ、私はヴェルヴィみたいなドジはしないわ、アナタなんて色仕掛けでコロリ、だったでしょ?」 

「う・・・」 

「ハプニカに女王なんて無理よ、本当の女王は私こそ相応しいわ!」 

「お前が親玉か!?」 

「・・・さあね、とにかくハプニカはこんな刺激的に気持ちいいことしてくれないでしょ? 

どう?私の仲間になれば・・・本物の女王プレイが楽しめるわよ、ふふふふふ」 

 

・・・仲間になれだと? 

ハプニカ様を・・・ハプニカ様を裏切れと!? 

ゆ、ゆ、許せない!こいつ、こいつは、命に代えても倒す!! 

 

「あら、怒っちゃった?でも私が攻めればほら・・・」 

 

ガキィン!ギャイィン! 

 

・・・・・俺は何も感じない。 

 

「え、嘘?あんなにしっかり愛撫調教したのに・・・なぜなの?」 

「・・・・・・・・」 

「こ、来ないでよ・・・アブノーマルな快感を植え付けたはずなのに・・・どうして平気になっちゃったのぉ?」

「・・・・・・・・・・殺す」 

「イヤアアアアアアアアアアアアアーーーーー!!!」 

 

 

 

 

 

「そこまでそこまでそこまでーーー!やめろ!やめるんだーーー!!!」 

 

ん?審判が血相変えて止めに入った・・・ 

あ、血だらけの女性が倒れてる・・・ひどい怪我だ・・・ 

うう・・・顔が見るも無残に・・・可哀相に・・・でも生きてはいるみたいだ・・・ 

まわりでは・・・観客が暴れてる・・・今にもこっちへ飛びだして来そうだ・・・恐い・・・ 

・・・・・・・あれ?俺は・・・何をしてたんだ?剣と腕が血で真っ赤だけど・・・俺の血じゃ・・・ないよな・・・ 

 

「しょ、勝者・・・・・トレオーーー!!!」 

 

ヒゲ審判が躊躇しながら俺の左腕を上げる・・・ 

勝者・・・勝ったのか・・・俺は・・・マリーに・・・という事は、 

今、血まみれで顔を潰している瀕死の女性はもしかすると・・・まさか・・・・・!? 

 

「マリー!!」 

 

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