「・・・・・読んだ?」
「はいエリス様、読み終わりました、次は・・・」
「残念だけど、もう時間よ」
「時間!?」
「そう、外の時間で10分たったわ、元の世界に戻る時間よ」
元の時間で10分・・・
1秒がこの世界での1000万年だから・・・
もうそんなに時間がたったんだ・・・早いものだ、
あの衝撃的な初体験からエリス様の助手として、
本を読む勉強とエリス様の助手としての仕事、すなわち・・・アレを、
ほぼ交互に繰り返し続けて、ついに約束の時間がやってきたのだ。
「さ、軽くジャンプしてみて」
「はい・・・んっと」
ぐんぐんと体が上昇する僕とエリス様・・・
あ、出口だ・・・外へ出る・・・うわぁ、懐かしい・・・
薄暗い本の洞窟・・・明かりを照らすランプ・・・
出てきた本が開いている・・・そこからエリス様も・・・
ランプにかかった懐中時計を見ると・・・ほんとだ、10分たっている。
途方もない無限の時間を本の中で過ごしたにもかかわらず、
いざ外へ出るとここへ来たまでの事が鮮明に思い出される、
これが「現実」という物なのだろう、さしずめ本の中でのことは「夢」のようなものだ、
とはいえエリス様にみっちり教えられた知識はばっちり入っている、
今の僕はまさに何でも出来る無敵の力を身につけてしまっているのだ。
「戻るわよ」
「はい、エリス様」
スッ、スッと軽い手つきで洞窟を形成する本を抜くエリス様、
10冊ほど抜いたところで・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
「こ、これは!?」
「本のエレベーターよ」
「本で作った、ですか?」
「そう、さ、行きましょう」
「はい、エリス様」
上へ行く道は作ってあると聞いていたが、
本でエレベーターが作ってあるなんて・・・・・
やがて上がりきり扉が開く、そこは・・・地下200階だ。
「私を連れて上へ、ほら」
「はい、エリス様」
ぎゅっとエリス様の小さな手を握り、
階段を上に上がる・・・都合150階分も上がるのだから、
本来ならとんでもなく疲れるはずだが、
僕とエリス様は魔法で地面から数ミリ浮いてるため、
まったく疲れずに50階の地下倉庫入口まで歩いてこれた。
入口ではあの変なおやじことグガナンが、
腕組みしてのんきに立っていたがエリス様を見るやいなや、
「気を付け」の体勢になって「進め」でこちらにやってきた。
「これはこれは館長さま、皆で探しておったのですぞ、であーる」
エリス様はかわいらしい声で答える。
「ごめんなさぁい、夢中になってしまってぇ」
「いつもどこにいらっしゃるか、せめて階だけでも教えていただきたいのであーる」
「もう戻りますぅ」
「そちらの方がエリスさまをお呼びになられたのであーる?」
「そうなのぉ、迷子になったエリスを見つけてくれたのぉ」
笑顔で、本人はちゃんとした笑顔なのだろうが不気味な笑顔で話し掛けてくるグガナン。
「おお、そなた、ほうびをとらそう!ご苦労であーる」
「はい、名前は・・・」
エリス様、現実ではかなり猫をかぶっているな。
「グガナン!」
「はっ、エリス様、なんでございましょうかであーる?」
「お友達になったのぉ、ううん、恋人になったのぉ」
僕を改めてグガナンに紹介するエリス様。
「ほう、それはめでたいであーる、
エリス様ももう15歳、結婚できる年齢であーる、
そなた、エリス様をよろしくであーる」
は、はは・・・
この国、いや、この図書館では15歳から結婚できるんだった・・・
幼い笑顔でにっこりするエリス様、でもその瞳から全てがわかる・・・ははは・・・
「ね、館長室に行こ」
「はは・・・はい」
「じゃぁねぇグガナン!」
「はっ!のちほどまたお伺いするであーる」
手を振って倉庫から出るエリス様と僕、
小声で僕に聞こえるようにつぶやく・・・
「・・・いいかげんあのおやじ、髭ひっこぬいてやろうかしら」
エリス様の力ならいつでもできるのに・・・
いや、今となっては僕の魔法でも・・・
そんなこんなでとりあえず1階のフロアについた。
「あら、もう上がってきたの?」
ばったりと懐かしい美人に出くわした、
僕がこの図書館について最初に案内してくれた、
案内係のジーマさんだ、本当はずいぶん久しぶりなんだけど・・・
「あら、その幼い子はだあれ?」
「おねぇさんはじめましてぇ」
「可愛い子ね、いくつ?7歳?」
エリス様は僕に耳打ちした。
「・・・やっちゃいなさい、許可するわ、丁度あなたの力試しに・・・」
僕は「ええ!?」という表情でエリス様を見ると、
コクンとうなずいた・・・これは命令だろう・・・
「どうしたの?ねえ」
「あの、ちょっとジーマさん、お時間よろしいでしょうか」
「なあに?少しくらいなら・・・」
僕はつないでいたエリス様の手を放し、
ジーマさんをロビー外れの小さな掃除用倉庫に連れ込んだ。
「こんな所で何を?」
「その、ちょっとお話を・・・」
「うーん、何かしら・・・」
10分後・・・・・
「あん!ああん!!」
パンパン!スパン!スパンスパン!
「もっと!もっともっと突いてぇぇ!!」
僕はジーマさんを後ろから貫いていた、
両手を壁につけスカートをまくりお尻を丸出しで突き出すジーマさん、
そのおしりに向って勢いよく何度もピストン運動でペニスを貫く僕・・・
エリス様にみっちり勉強させてもらった僕はジーマさんを口説き落とすのに5分もあればじゅぶんだった、
喜んで僕のペニスを味わうジーマさん、腰を振る僕・・・うーん、やっぱりすごいや、エリス様は・・・
「はぁん!いいっ!いいの!もっと!もっとおおお!!」
バックからジーマさんの大きなおっぱいを揉みしだく、
大人の女性のあえぎ声は迫力が違う・・・あそこの具合も・・・
なんというか、奥深いとでもいうか・・・ジーマさんは快感に狂っている。
こう実感すると少し恐いなぁ・・・
本当に何でもできるんだ・・・思うが侭・・・
「い、いくう!いくのぉ!はぁあああ!!」
「ジーマさん、いってください!!」
腰の動きをさらに激しくする!!
「はああ!いくううううううううううううう!!!」
びくんびくんびくんっ!!と悶えるジーマさん、
ガクガクガクと両足を震わせながら・・・絶頂に達した。
僕はペニスを抜いておしりに向って精液を飛ばす・・・
「・・・はぁ、はぁっ・・・ふう、よかったわぁ、久しぶりにぃ・・・」
「そうですか・・・」
「ありがとう」
ちゅっ、と唇にキス・・・
「・・・仕事に戻るわ、またよかったら・・・お願いね」
顔を赤くしたままずれた眼鏡を直すと、
おしりにべっとりついた精液をろくにふかずにそのままスカートを降ろして、
倉庫から出て行くジーマさん・・・あのままじゃあ近寄れば臭うと思うんだけど・・・
それにしても・・・僕がその気になれば、ジーマさんはもっともっと僕に夢中になるだろう、
それこそ恐いぐらいに、身も心も完全に僕にささげるまでに、もっと深く危険に愛してもらうのも可能だ。
僕は人の心も思うようにできる・・・それだけじゃない、
何もかもが思い通りにできる力をすでに学習している、
この世界を征服する事だって、今の僕には・・・
「ご苦労様」
ぎゅっ、と僕の右手が握られる、
見るとエリス様・・・い、いつのまに・・・
「あのコとはこれっきりよ、いいわね」
「は・・・は、はい、エリス様ぁ・・・」
そうだ、僕にはエリス様がいたのだった、
僕の立場はあくまでエリス様の助手・・・
だからこそこれだけ完璧な力を身につけさせてもらったのだし、
それはエリス様の助手としてだけにしか使ってはいけないはずだ、
もしエリス様を裏切ろうとしたら・・・・・ぶるぶるぶる、想像しただけでちびっちゃいそうだ・・・
「行くわよ」
「はい、エリス様」
うーん、
ぎゅっと手を繋がれただけでエリス様のかけるプレッシャーを理解してしまった、
無言の圧力というか・・・全てお見通しというか・・・っていつのまにこの倉庫に入ってきたんだろう?
最初っから見てたのかな、口説く所から・・・Hの部分は確実に見ていそうだ。
「また気が向いたらあのコとさせてあげるけど、最優先は私よ」
「も、もも、もちろんです、エリス様」
エレベーターをいくつも乗り継ぎ、
ぐんぐんぐんぐん図書館の上に登っていき・・・・・
「ここが館長室の中」
「うわ・・・」
「びっくりした?子供っぽすぎて」
「いえ・・・ぬいぐるみとか色使いとか確かに7さ・・・いえ、でも・・・」
「・・・わかったようね」
そう、これは全てエリス様の計算・・・
まぁ詳しいことを話すと長くなるので省略するが、
この方が何かとエリス様にとって都合がいいのだ。
「ねぇ」
「はい、何ですか?エリス様」
「抱いて」
「え?」
「ここで・・・いいでしょ?」
「は、はい・・・エリス様」
「脱がせてよ」
僕はエリス様の服を命じられるまま脱がせる、
あいかわず幼くも妖しい裸体・・・クラクラする。
小さくわずかに膨らんだ胸・・・ちいさなさくらんぼをぺろっとなめたその瞬間・・・
「きゃああああa!!!」
その声に振り返ると・・・
大勢の人が・・・上品そうな女性や、
立派そうな老人、後ろの方にはグガナンが・・・
「君、館長様に何てことを!」
「本当、ふけつだわっっ!!」
「ま、待ってくだされ、こ、この2人は恋人同士、であーる」
タラーと冷や汗を流す僕、
一瞬、僕に意味ありげに微笑んだのち、
大勢の方を向くエリス様。
「そうなのぉ、エリスのねぇ、恋人なのぉ」
何やらガヤガヤと話し合う大勢の偉そうな人たち・・・
そして・・・・・
「うむ・・・そなた、もちろん、それなりの責任はとるであろうな?」
しまった・・・
こんな初歩的な罠に・・・!!
「はぁい、これ、ゆびわぁー」
スッと取り出した指輪を僕の左手薬指にはめるエリス様、
サイズはピッタリ・・・エリス様の左手薬指にも同じ種類のものが・・・
あ、あは、あはは・・・まあいいや、どっちみちもう僕はどこへも逃げられないんだし・・・
「エリス様・・・ちゅっ」
「えへへへへぇぇ」
やさしくおでこにキスをしてあげると、
本当に心から嬉しそうな笑顔を見せるエリス様・・・
僕の耳元でささやく・・・
「今夜、また時間止めるから・・・覚悟するのね」
おわり
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