頭に凄まじい衝撃が響く!

ハンマーで強く殴られ続けるような激痛!

目の前がみるみる真っ赤な血で染まっていく!!

 

僕「ぐあ・・・あ”あ”あ”あ”あ”!!!」

 

のたうつ僕を置いて走っていった犯人!

くそっ、あいつ、霧子さんを犯したいからって、

人質の僕を撃っていきやがったっ!あああ、頭が、割れるうううぅぅ・・・

 

僕「うううぅぅぅ・・・」

 

凄まじい量の血、凄まじい痛み!

頭を撃たれたとはいえ瞬間的にのけぞったおかげか、

かすめた程度・・・の訳ない、脳を打ち抜かれた訳じゃないが、

頭蓋骨はえぐれてるだろう、これはもう駄目そうだ、で、でも、でも・・・

僕はもう駄目でも、霧子さんだけでも、助けなきゃ・・・体は動くか?・・・うううぐぐぐぐぐぐ!!!

 

僕「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 

何とかはいつくばって廊下へ出る、

流れる血で方目が開かない・・・あそこだ、管理人室!

扉が開いていて、中が慌しい!歯をくいしばってたどり着くと、中では・・・!

 

霧子「んぐ!んむ”む”む”む”!!」

男A「オラオラ!もっと咥えるんだ!」

男C「うわっ!なんだこの女!?めちゃくちゃ絞まりやがる!」

 

大きなベッドで4つん這いにされた霧子さんが、

髪の毛を引っ張られながら男のモノを咥えさせられ、

後ろからもバックで犯されてる、眼鏡の奥で涙を流しながら!

たぷたぷ揺れる大きな胸・・・他の2人もズボンを下げて待ってる、

助けなきゃ!体当たりで武器を奪って・・・狙うは立てかけてある、僕を撃ったライフル!

 

僕「うおおおおおおおおおおおおお!!」

 

ダダダダダダダ!!

 

男D[なんだぁ!?」

 

ああっ!突っ込んだ拍子にもう片方の目にも血がっ!!

 

すってーーーん!!

 

霧子「ん”ん”ん”ん”ん”!?」

男B「こいつまだ生きてたのか!?」

男D「勝手に転んでんぞおい」

僕「霧子さんを・・・離せえええええ!!」

 

ボグッ!!

 

僕「ぐあああああ!歯、歯があああ!!」

男B「今更、歯が飛んだって関係ねーだろ死ぬんだから!」

男C「飛んだ歯を拾ってやがる!意味ねーのに!」

男A「おい姉ちゃん!はやく俺たちを満足させねえと、アイツほんとに死ぬぜ!?」

男D「もー我慢できねえ!霧子とかいう奴、ケツの穴使わせろよ!」

☆犯される霧子さん☆

ああ、お尻に無理矢理突っ込まれて、酷いことに・・・早く助けないと!

武器、武器は・・・血がさらに目に入ってほとんど見えなくなってきた!

手探りで探す・・・何とか掴んだ長い棒、ライフルか!?よし、これで!!

 

僕「でやあああああ!!」

男B「それもう弾ねえよ!それに振り回すもんじゃねえ!武器っていうのはこう使うんだよ!」

 

グサッ!!

 

僕「がはぁっ!!!」

 

息が・・・息ができない!

胸に突き刺さる熱い衝撃・・・

体から吹き出る大量の・・・・・血・・・

みるみる体中が寒くなっていく・・・痛いを通り越して、寒い・・・

全身のありとあらゆるパーツが崩れ落ちた感覚と同時に・・・小さな音が聞こえた・・・

 

カランッ・・・

 

薄目を開けると霧子さんの落ちた眼鏡が見えた・・・

あぁ、首の力も落ち、目線が胸元に・・・深く突き刺さるナイフ・・・

抜こうにも腕に力が入らない・・・も、もう駄目か・・・せめて霧子さんだけでも・・たす・・かっ・・・て・・・

 

男A「お、すげ!この女、口で吸ってきやがる!キモチいい〜〜」

男B「ぐへへへへ、このおっぱいに挟んだだけでイッちまう!!」

男C「ううっ!で、でるうっ!すげえっ!こんなに具合いいの、尋常じゃねえっ!」

男D「あーあ、あのあんちゃんが死んでるかも知れねえのに自分から腰振ってるぞ!好き者め!」

霧子「・・・・・・・」

 

ゲホッ、と血の塊を吐く、

もう眠気さえ襲ってきた、

ごめん、霧子さん・・ご・・め・・・・ん・・・・・

 

・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

 

霧子「ああん!あん!ああんんっ!!」

 

バサバサバサッ!!

 

何か大きな傘が開く音・・・

もう眠くて眠くてしょうがないのを我慢して再び薄目を開けると・・・

そこには・・・目の前の血で色はよくわからないけど、霧子さんの背中から大きな翼が生えている、

まるで天使のよう・・・そして眼鏡の外れた霧子さんは一心不乱に男の上で腰を振って、感じている・・・!!

 

びゅるびゅるびゅるびゅるびゅる〜〜〜!!!

ぶしゅぶしゅぶしゅぶしゅびゅしゅうぅぅ〜〜〜!!!

 

男A「ぐあああっ!や、やめろっ!、す、す、吸われるっ!と、と、止まらねええええ!!!」

 

まわりには干からびた男たちがミイラのように倒れてる、

股間を起てたまま・・・そして霧子さんの下になってる男も、

骨と皮だけになって、あ、眼球が・・・天使の霧子さん、綺麗すぎて、ゾクゾクする・・・

 

霧子「ああぁん・・あん・・・んふふ・・・んふふふふふふふ・・・・あはははははぁぁぁん!」

 

そっか、霧子さんの正体は、天使だったのか・・・

最後に、謎が解けて良かったよ・・ありがとう、霧子さん・・・

そして・・・助けることができなくって・・・本当に・・ほ・・ん・・とに・・ご・・・め・・・・ん・・・・・

 

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

 

霧子「・・・何とか助かりそうだわ・・・」

 

ぱわ〜〜〜っ、と眩い光に包まれる・・・

なんだかふわふわする・・・いい匂い・・・ここは天国だろうか?

あたたかく、やわらかな、それでいて甘えられるような温もり・・ここは・・・?

 

霧子「あっ!気付かれましたね?」

僕「きり・・こ・・・さん・・・」

霧子「無理に喋らないでください、いま、再生していますから!」

僕「霧子さん・・たすか・・った・・・?」

霧子「動かないで!・・・私の事は、もう心配いりませんから・・・」

 

どうやらここは、霧子さんの胸の中みたいだ、

じゃあ、僕がもたれてるのは、霧子さんの、おっ・・ぱ・・・ぃ・・・

ああぁ・・・光が心地よい・・・さっきの痛みがそのまま快感になってるみたいだ・・・

 

霧子「このまま眠ってください・・そうすれば朝には、全て・・・夢に変わりますから・・・」

僕「・・・・・ゆ・・・め・・・?」

霧子「はい、悪い夢を見たんです、後でちゃんと処理をしておきますから、今はどうか・・・」

 

そうか、夢か・・・

夢ならしょうがない・・・

だったら寝よう・・・起きたら・・・絵を・・・描かなくっちゃ・・・・・

 

霧子「本当に申し訳ありません・・・時間はかかりますが・・必ず、完治してさしあげますから・・・」

 

・・・夢の怪我なのに、時間がかかるんだ・・・

あああぁ・・・全身を光でやさしくマッサージしてもらってるみたい・・・

唾を飲む・・・あれ?前歯が・・・無い・・・夢の中で殴られて飛び散ったんだっけ・・・

 

霧子「・・・・・では、後片付けを急いでしないといけないので、とりあえず私のベッドへ・・・」

 

ふわりと体が宙に浮く、

持ち上げられた?霧子さんまで浮いてるみたいだ・・・

 

バサバサバサ・・・

 

大きな羽根の音、かなり近くに聞こえる、

そうだ、霧子さんは天使なんだっけ、それで飛んでベッドへ・・・

じゃあやっぱりここは天国?ふぁぁ・・・眠い・・・寝て起きて、あらためて、考えよう・・・

 

霧子「お願いします・・・この事は・・・忘れてくださいね・・・だって・・・全て・・・夢・・なんです・・・から・・・」

 

うん・・・・・と軽くうなずく・・・

あの酷い事件が夢だっていうのなら・・・

そのほうがいいや・・・よかった・・霧子さんが・・・無事なのが・・・一番・・・・・

 

僕「ん・・・」

 

最後に薄目を開けて見た霧子さんの表情・・・

眼鏡をかけて心配そう・・・あ、ちょっとツルが曲がってる・・・

落としたときに踏まれたのかな・・・レンズも右側に傷がついてる・・・

 

霧子「おやすみなさいませ・・・・・」

僕「おやす・・・みぃ・・・・・」

霧子「・・・・・まずは捨ててこないといけないわ、銃やナイフも一緒に・・・」

 

・・・・・・・・zzzzz・・・・・・

 

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