足もちゃんとあるし、いま白い恋人ドリンクのホットを飲んだように、ちゃんと飲食もする。
僕「いえいえいえ、その・・・こんな夜遅くまで大変だなあって」
霧子さんって、美人で、スタイルよくって、ほんと、いい人だよなあ・・・
気立てがよくって大和撫子って感じ。若くはないけど。それでも落ち着いてていいよな、
ちょっとぽけーっと物思いにふける事があるけど、仕事は完璧にこなすし、ワープしたかのような身軽さだし。
にもかかわらず、あの大きすぎる胸・・・知的な眼鏡と相まって、魅力を倍増させる。それでいて家庭的で・・・
あの清楚可憐かつ色気たっぷり・・・あ、矛盾してる・・まあいい・・・
きっと、純粋な気持ちで、大平原の小さなペンションをやってみたいっていう、
小さい頃に憧れてた夢を叶えたに違いない・・・ふぁああああぁぁ・・・・・もう寝よう・・・・・
雪を吐き出す音がしないから・・・トラックにしても変だし・・・
このペンションのある道は本道から大きく外れてて近道にはならない、
事故かなにかの迂回としても遠すぎるし、通るのは本道を通った除雪車が帰りにおまけで通ってくれるだけ・・・
男B「大人しく食い物とガソリンと、あと金もあるだけ貰おうか」
男C「わかってるなら話が早い、この女を傷つけられたくなかったら・・・」
霧子「わ、私はどうなってもいいから、このお客様だけには・・・」
男D「うおーい、どうせならこいつら縛り上げて、朝までやっかいになるか」
抵抗したいけど・・・霧子さんの首元に光るナイフを見ては・・・うぅ・・・
強盗たちはあちこちを好き勝手に物色してる、2人は奥へ・・・そうだ、見張りが1人になればチャンスが・・・!
僕「金ならくれてやる!だけど、そんなにないぞっ!強盗してきたなら、数万円なんていらないだろっ!」
男A「甘いな兄ちゃん、銀行の札束は番号で跡が付くから処理がいるんだよ、お前らの番号なら控える暇ねえからな」
男B「おーーーい!なんかいいものあったかーー?他に人はいねえかーーー?」
ナイフを奪うべきか、銃を奪うべきか、置いて逃げて通報なんてできやしない!
どうにかして1人だけにする方法を考えなきゃ・・・でもどうやって?いざとなったら怪我覚悟で2人を相手にしよう!
男A「ほう、姉ちゃん、よく見たら美人だな・・・いや、おばさんか!?」
男B「こんだけ乳がでけえなら、どっちだっていーや!うひゃひゃひゃひゃ!!」
男A「何にもできねえだろうが!俺はこうやって蹴れるけどな!!」
男B「へへへ、いい揉み心地だ、垂れてなけりゃいいけどよぉ・・・」
男C「おーーい、他に人はいなかったぜ、食い物もほら、酒もこんなに!」
男A「よくやった、これなら船で外国逃げるとき、十分足りるな!」
男D「俺は管理人室を見てきたけど、薬が大量に、引く程あったぜ!おい、あれは何の薬だ?ヤクか!?」
霧子「あっ、あれは・・・あああぁ・・や、やめてっ!も、揉まないでえっ!!」
男B「ぐへへへへ・・・すげぇでかくって、エロい体していやがるぜ、ひっひっひ・・・」
男D「それと管理人室にあった大きい金庫、あれを開けてもらおうか」
男C「そこの兄ちゃんの財布はもう貰っておいたからな!思ったより持ってんじゃねーかよ!」
霧子「お、お客様にこれ以上、手は・・・わかりました、あ、開けますからっ!」
男A「よし、じゃあついてきて貰おう、この男はお前とお前が見張ってろ!」
男B「ええっ!?・・・仕方ねぇ・・・おいお前、下手に動いたらこれで終わりだからな」
男C「じゃあ俺は持ってきたもん食うぜ!このベーコンうまそー」
霧子「は、はい、あれは・・その・・・血液の、く、薬で、血液の中に溶かして・・・」
男D「携帯電話とか持ってねえだろうな?・・・まあどっちみち圏外か」
でも、この姿勢のまま朝までは無理だろう、絶対に隙は出るはずだ。
ベーコンやコンビーフを頬張る男がパソコンに気付いた、そうだ!あれで助けは呼べないか・・・?
男C「お!ネット繋がってんじゃん!・・・出てる出てる、俺たちの事件がニュースになってるぜ!」
男B「俺にも何か食い物くれよ、あとお前は運転手なんだから食い終わったら少し寝ろ!」
男C「あいよ!じゃあ酒は飲んじゃまずいな、飲酒運転で捕まっちまう!ぎゃははははは」
管理人室の霧子さんが気になる・・・そもそも僕だって、生かしておく必要は無いだろう、
あえてあるなら僕を殺されたくなければ金庫の番号を言え、と霧子さんを脅すくらい・・・ということは開けたら僕は・・・