霧子「・・・あら残念、もう夕食を作る時間ですわ」

 

神経を狂わせる、恐怖のくすぐりがようやく終わった・・・。

 

僕「ひぃ・・・ぃ・・・ぃぃ・・・」

 

もう引きつった悲鳴とも呼吸音とも区別のつかない喘ぎを静かに整える・・・

てきぱきと全身を拭いてもらう、やっぱり霧子さんのメイド服のも白い液がかかっちゃってる、

凄い量を出したから・・・最後にやさしく掛け布団を肩までかけてもらい、やさしく微笑み目を見つめてくる。

 

霧子「用意ができるまで仮眠を取ってくださいね、今のうちに」

僕「は・・・はいいぃぃ・・・」

霧子「明日のお客様用の仕込みもありますので、そうですわね、2〜3時間くらいで戻ってきますわ」

 

ちゅっ、と頬にされたキス、

その感触もいつもの10倍は感じ、

唇が離れてもなお、焼印でも押されたかのように痕が取れない。

 

霧子「ではまたあとで・・・ふふふふふ・・・」

 

静かにドアを閉め出て行った霧子さん、

残った僕は激しいくすぐりの余韻にまだ薄く犯され続けている・・・

こんなんじゃ、眠れない<・・・でも今のうちに休んでおかないと、あ、後がぁ・・・

 

僕「うぅ・・・油断すると、また、思い出しただけでイッちゃうぅぅ・・・・・」

 

・・・・・

・・・・・

・・・・・

 

寝てるか寝てないかの狭間のような時間、

少しでも体が動くと肌がシーツに擦れてビクッとする、

皮膚が全部はがれてるんじゃないかと思うほど過敏だ、もうこれ、動けない・・・

 

僕「あ、う、あ・・・」

 

喋るのはまだ何とか大丈夫だな、

喉が響く感覚はするけど嫌って程じゃない、

人間の体ってよくできてるんだな、とはいえもうインキュバスだけど。

 

僕「もう2時間くらい経ったかな?」

 

いま地震が来てベッドから落とされたらショックで死んじゃいそうだ、

もっと感覚が鋭くなるであろう夜はさすがに守ってくれると思うけど、

昼の悲鳴みたいにもし霧子さんに今度こそ何かあったら、これじゃ助けに行けない。

 

僕「霧子さん・・・」

 

子供が親の帰りを待つような心境、

そう思うと戻ってきたら甘えちゃおうかな?

札幌でも服部先生が言ってたよな、多少の我が侭は言ったほうがいいって。

 

と、た、と、た、と、た・・・

 

僕「!!」

 

来る、誰か来る!

静かながらも早足な音が向かってきた!

これは霧子さん?にしてはちょっと軽すぎるような・・・

 

ガ・チャッ

 

静かにドアを開けられると、

その風圧だけで僕の体が襲われてるような感覚になる!

 

香奈々「お兄ちゃーん」

 

入ってきたのはメイド服ではなく、

赤いジャージに実を包んだ香奈々ちゃんだった。

これはこれで地味かわいい、と同時に胸のふくらみが・・・

 

僕「ば、晩ご飯できたの?」

香奈々「もうちょっとー、霧子お姉ちゃんが冷ます時間もあるからってー」

僕「そっか・・・じゃあもうちょっとだね」

 

てくてくと僕のそばへ来て、

手を伸ばし・・・思わずビクッと反応する僕!

でも、その手はくしゃっ、と僕の頭へ・・・やさしくなでなでされる。

 

香奈々「えへへ〜〜」

 

う・・・頭をなでられてるだけなのに、

髪の毛の中を犯されてるような感覚なのはなぜだろう?

 

僕「ど、どうしたの」

香奈々「あのねぇ〜、うんとねぇ〜」

僕「もじもじしちゃってたらわからないよ」

 

顔を紅く染めて、てれてれしている。

 

香奈々「やっぱり自分でちゃんと言った方がいいと思ってぇ〜」

僕「何を、かな?」

香奈々「ん〜、香奈々ねぇ、告白しにきたのぉ〜」

 

す、すごい事を言い出したぞ!

 

僕「そんな、香奈々ちゃんまだ中学生だし、それに僕には霧子さんが・・・」

香奈々「えー?・・・あー!そっちの告白じゃないよー、そっちのがよかったー?」

僕「い、いや、いいとか悪いとかじゃなくって、じゃ、じゃあ何の告白?」

 

両手で頬を擦って熱を冷ます香奈々ちゃん。

 

香奈々「・・・窓の外とか誰もいないよねー?」

僕「ま、まさかぁ、いても熊だろうし、って熊でもいたら困る」

香奈々「とーちょーきとか無いよねー?大丈夫だよねー?」

 

あ、これは本当にまわりを気にしてるんじゃなく、

何か恥ずかしくって言い出しにくいんだな、さすが中2、わかりやすい。

 

僕「言いにくかったら書いてもいいよ?」

香奈々「書く方が恥ずかしいよー、じゃあ耳貸してぇー」

僕「いいけど・・・あ、やっぱり息が吹きかかっちゃうから・・・」

 

すでに香奈々ちゃんの喋る息がぱふぱふ僕にあたってる。

 

香奈々「んーーーーー・・・か、な、な、ねぇーーー」

僕「うん・・・」

香奈々「実はねー、隠してたけどねー、本当はねー・・・」

 

まさか、本当は・・・・・・・・・・・・・・・男の子!?

 

香奈々「さきゅ、ばす、なんだよー」

 

な、なんだってーーーーーー!?

 

僕「ええっと・・・サキュバスって、ちゃんと何か知ってる?」

香奈々「うんー、小5の時に視聴覚室で見せられたよーサキュバスのお友達とー」

僕「そ、それはサキュバスとは・・・あ、サキュバスはサキュバスで別のを見せるのか!?」

 

もじもじとはにかんでる・・・恥ずかしそうだ。

紅い顔でこっちをちらちら・・・あんなえっちなことしたくせに!

でも、それよりもサキュバスである事を告白する方が恥ずかしいって、ちょっとかわいいかも?

 

僕「わかった、じゃあまず、翼を見せて」

香奈々「えー、だ、だってー」

僕「サキュバスなんでしょ?まずはその証拠を見せてもらわないと」

 

顔が真っ赤になった、

そうだよな、中2って事を考えれば、

いかにあんな事してきたとはいえ、

裸を見せるのに抵抗があってしかるべき・・・

翼を見せるのがそれより恥ずかしい行為である可能性だってあるから。

 

香奈々「それはまだなのー」

僕「まだって、じゃあ、いつ?」

香奈々「・・・明日だけどー・・・」

 

そんな、明日になって急に生えてくるものなのか!?

急にうさんくさくなってきたぞ、うーん・・・どういう事なんだろ?

 

香奈々「ちゃ、ちゃんと説明するねー」

僕「うん、でも今ちょっと、敏感だから、あんまり息こっちに向けないで・・・」

香奈々「じゃー耳元でささやいた方がいいよねー?」

 

うぁ、ぐいっと僕の耳へ香奈々ちゃんの唇がぁっ!

 

香奈々「あのねぇー、香奈々ねぇー・・・」

僕「く、くしゅぐったぁ・・・耳が、おかしくなっちゃうっ!」

香奈々「えー、でもこういうのいいんでしょー?・・・気持ちいーい?」

 

やっぱり幼くてもサキュバスなのかも知れない・・・

 

僕「じ、じゃあ香奈々ちゃん、サキュバスなら何百歳とかなの?子供なら今で80歳とか・・・」

香奈々「ううんー14歳だよー、パパもまだちゃんと生きてるしお仕事してるよー」

僕「はぁう・・・じゃあ香奈々ちゃんのパパって、インキュバスなんだね・・・人間からなったんだよね?」

 

声と息が鼓膜をくすぐってくるっ・・・

 

香奈々「サキュバスはねー、大人になるまでは普通の子と同じ成長なんだってー」

僕「普通の子って人間って意味だよね?大人っていうと・・・第二次性徴?それとも・・・」

香奈々「19歳くらいまでだってー、でもちゃんとしたサキュバスの体を出せるのはぁ、そのぉ・・・」

 

・・・あ、ひょっとして!

 

僕「サキュバスの体を出せるのは、初潮・・・今は初経って言うんだっけ、その、生理がきてから?」

香奈々「そうだけどー、それだけじゃないんだよー、ちゃんと吸わないと、翼もしっぽも出せないんだってー」

僕「吸うって、まさか・・・・・ちょ、ちょっと待って、そういえば明日どうとか言ってたよね!?」

 

という事はだ、霧子さんも確か、するのは明日とかなんとか香奈々ちゃんに言っていた、

香奈々ちゃんも明日になれば翼とか出せるって・・・で、そうなるには、吸わなきゃいけないとなると、

さすがにここまでくれば僕でもわかるぞ!そして香奈々ちゃんが恥ずかしそうに告白した理由も!つまり・・・

 

僕「そっか、じゃあ、吸われるのは・・・・・僕ってこと!?」

香奈々「うんー、バージンもらってぇー・・・きゃっ」

僕「やっとわかった、理解できたけど・・・ええっと、僕で、ほんとに、いいのかな」

 

そうはいってもインキュバスの数は少ないんだっけ?

僕以外って、香奈々ちゃんのお父さんとなると倫理的にも生物学的にもまずそうだし、

サキュバスが成長するために必要な、不可欠な事ならそれこそ僕には義務が発生するのだろう。

 

香奈々「お兄ちゃんだと安心だよー、匂いでわかるもーん」

僕「はは、そんなものなの?」

香奈々「うんー♪バージンあげるから、お兄ちゃんの精ちょうだーい」

 

凄い子だなぁ、サキュバスなら当然か。

よし、こうなったら腹をくくって、こう考えるんだ!

霧子さん以外のサキュバスで最初に吸われるのが、香奈々ちゃんで良かったと!

 

僕「わかった、頑張ってエスコートしてあげるよ」

香奈々「ほんとにぃ〜?きゃ、嬉しい〜お兄ちゃんは寝てるだけでいいからねぇー」

僕「そうはいかないよ、大事な大事な、初めてなんだから・・・そっか・・・それでか・・・」

 

インキュバスになる前、お兄ちゃん童貞?とか聞いてきてたのも、

インキュバスになってからペンションへ帰る車で妙に懐いていたのも、

こうなるのを見越していたというか、ちゃんと情報を霧子さん経由で聞いてたのだろう。

 

香奈々「じゃあ今から、つばつけちゃおー」

僕「えっ!?」

香奈々「入るねー」

 

ゴソゴソと足元の方からベッドに入ってきた!

そしてモソモソと布団の中、僕のパジャマのズボンとパンツに手をかけ、

ずるっ!と下げる!ああ、ツインテールが僕の太腿をくすぐって、あっという間にペニスがビンビンに!

 

僕「だ、だめだって、い、いまは、今されたら・・・あああ!」

 

かぷっ♪

 

もどる めくる