びゅるびゅるびゅるびゅるびゅる〜〜〜〜っ!!

ぶしゅ!ぶしゅぶしゅっ!ごぽごぽ・・・ぶぢゅうううぅぅぅ〜〜〜・・・

どぶっ、どくどくっ、どびゅうううぅぅぅっ、びゅびゅうううっっっ!!!

 

霧子「もっとお!もっとよおっ!もっともっと吸わせてえっ!すっ、すごいいいいぃぃぃ〜〜〜!!」

 

体内全ての液体が放出されてるんじゃないかと思う射精!

それを膣圧だけでなく内股でしっかり腰を挟む、咥え込んで腰ごと吸わんとする霧子さん!

もう夜空の星どころか、脳の中がスパークしてチカチカした光が僕を覆い尽くす!そのまま吸い込まれるっ!!

 

僕「はあう・・・む・・ね・・があぁぁ・・・」

 

ドクンドクンドクンドクンドクン!!

ドクドクドクドクドクドクドクドクドク!!!

ドドドドド・・・ドドドドドドドドドドドドドド!!!!!

 

限界を超える心臓への負担!

死神に鷲掴みされ、その爪が食い込んでいるかのような痛み!

だが、それさえも徐々に麻痺しはじめ、全身も快感以外のものを感じられなくなってくる!

手足は指先1つ自由にならず、射精も、もう止める止めないの意思の問題じゃなくなっている!!

実験で電極をつけられたカエルが何もできず痺れ続けているような状態!い、息が!息が詰まる!し、死んじゃううううう!!!

 

霧子「ちょうだぁい!ぜんぶぅ!ぜんぶっ、わたしのっ、なかにいいぃぃいいいいっ!!」

僕「あ”あ”あ”・・・あ”あ”お”お”お”・・・お”お”う”う”う”・・・う”う”い”い”い””う”う”う”!!!!!」

霧子「奥までっ!ちょうだあぁ・・・ぁぁぁああああああんっ!くるうっ!きてるうっ!魂がっ、はいって・く・る・のおおおっっ!!!」

 

はああ・・・ほ、ほんとに、僕の意識が、体の物質じゃないもの全てが、精神そのものが、

吸い上げられて霧子さんの中へ入っていく感覚が襲う!いく!いぐっ!イクゥ!い、い、逝くうううぅぅぅぅぅ!!

逝っちゃう!五感全てがイッて、残された心臓が!死んじゃう!魂だけ霧子さんの中に取り込まれて!体が死んじゃう!本当に逝くうううううううう!!!

 

びゅるるるるるるるるるるるるるうううううううううぅぅぅぅぅーーーーー・・・・・

ずずずずずず・・・ずびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅ〜〜〜〜〜・・・ずりゅずりゅずりゅずりゅずりゅ!!

ごきゅごきゅごきゅ!ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅ!!ぶびゅううううううううううううううぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜!!!!!

 

あああ・・・意識が・・・スローモーションに・・・な・・・るうぅぅぅ・・・

 

ドッ・・・・クンッ!

・・・ドッ・・・・・グンッ!!

・・・・・・・ドッ・・・ド・・・・・ビクビクビクッ!!

 

僕「!!!!!」

 

心臓が・・・・・止まった!!

 

霧子「〜〜〜〜〜〜!!・・・・んふっ・・・んふふ・・・んふふふふふふふふふふ・・・」

 

それに合わせるかのように腰の動きを止める霧子さん!

僕が胸の焼け付きにどうしようもなく、息ができないでいるのとは対象に、

大きく大きく息を繰り返している!快感の余韻に浸りながらも興奮を治め呼吸を整えるかのように・・・

意識は遠くなっているのに時が止まったかのように周りの景色はよく見える、涙も出し尽くしたせいか・・・

お尻の奥をえぐっていたしっぽも、細かく羽ばたいていた翼も、無数の触手状態だった髪もだらんとしてまったく動かない・・・!

 

僕「・・・っ・・・がっ・・・はぁ・・・」

 

あああ、全身の血の巡りが止まっていくのがわかる、

寒い!凍える!死んじゃう!サキュバスが雪女と呼ばれていたのもわかる!

このままだと・・・本当に・・・うっ、霧子さんを信じたいけど、怖くて怖くてたまらない!!

 

すぅー・・・はぁー・・・すぅー・・はぁー・・・

 

聞こえてくるのは呼吸音のみ、と思っていたら・・・!

 

霧子「・・・30・・・」

 

すぅ〜・・・はぁ〜・・・すぅ〜・・・はぁ〜・・・

 

そ、そうか、これは呼吸で秒数を計っている!

規定の時間を行き過ぎず、早すぎずもしないために・・・

うぅ、心臓が止まり、血液の流れも止まろうとしてるのに、し、下だけはぁ・・・

 

びゅびゅびゅびゅびゅうっ・・・・・

 

まだしつこく続く射精、と快感・・・

男って、死ぬ時までイケるんだ、悲しいサガ・・・

うぅ、とうとう意識がブラックアウトしてきた、あと、は、き・・りこ・・さん・・を・・し・・ん・・・・じぃ・・・・・

 

霧子「・・・60・・・」

僕「・・・・・」

霧子「・・・80・・・」

僕「・・・・・」

霧子「・・・90・・・91・・・92・・・93・・・94・・・95!今ですわ!!」

 

・・・・・ポワァ〜〜〜ン・・・

 

あああ・・・心地よい光に包まれて、体が浮いている感覚がそのままもっともっと上へ・・・

天に召されるって、こんな感じなんだろうな・・・人間としての魂を一度、肉体から離してるような・・・

 

・・・・・トクンッ!・・・トクンッ!!

 

ぁぁぁ・・・ふわふわした感覚から、徐々に醒めていく・・・

重力を感じ、少しずつ魂が下がっていくような、肉体に戻っていくみたいな・・・

全体にのしかかっていた重い重い麻痺感も、全身に血が廻ってきて元へ戻ってくるぅ・・・

 

僕「・・・・・」

霧子「さあ、息を・・・」

 

ちゅうっ・・・

 

あぁ、肺に空気が送り込まれてくる!

鼻をつままれて・・・一気に胸の熱さが蘇ってきた!

 

・・・・・スー、スー、スー・・・

 

はっきりとわかる、再開した呼吸!

霧子さんが通してくれた息に、肺が思い出したようだ!

徐々に感覚が戻り、同時に鈍い痛みも股間から・・・はあう!こ、これはっっ!!

 

びゅるびゅるびゅるううっっ!!

 

感覚が無くなっていた時も出し続けていたのか、

生命活動の復活と共に再開したのかはわからないけど、

心臓が止められる前と同じような快感、射精感、そしてイキすぎて痛い感覚!!

 

僕「ぅ・・・ぅぁぁ・・・ぅあああああ!!」

 

全身の毛穴から汗が噴出し涙も止まらない!

お腹もぎゅるぎゅる言いはじめた!熱い!ありとあらゆる感覚が、熱い!

のたうつ僕の体からようやく体を外そうと腰を上げる霧子さん!すると・・・!

 

ずりゅずりゅっ・・・ぬぽんっ!!

 

僕「はあう!!」

 

膣と同時にお尻のしっぽも抜かれた!

ああう!出てる!そして出ちゃう!な、何もかも!はあああああ!!

 

霧子「・・・上手く行ったようですわ・・・あなた・・・」

 

ああ!あうっ!あっ・・・あつぅっ・・・ああああああああああ!!!

 

僕「ああああぁぁぁぁぁ・・・・・」

 

それからしばらく、全てを出し切ったのち、気を失ったのだった・・・。

 

・・・・・

・・・・・

・・・・・

 

僕「んん・・・かはぁっ・・・喉が・・かわい・・・たぁ・・・」

 

明るい・・・もう朝みたいだ、それはいいけど喉がカラカラ・・・

体はまだ熱い、いや、熱いというより、暖かい・・・これは抱きすくめられている感覚・・・!

 

霧子「・・・おはようございます、あなた」

僕「ぁ・・・」

霧子「喉が渇いたでしょう?さあ、お水をどうぞ」

 

と、小さなペットボトルのミネラルウォーターをひと飲みする霧子さん、

そのまま唇を重ね僕の喉へ・・・ん・・おいしい・・お水も・・・キスも・・・

潤されていく・・・喉だけじゃなく、心も・・・最初に口にしたのが、愛情のこもった水で・・・よかった。

 

僕「ん・・・体が、思ったより、変わってない・・・むしろ、あまり疲れてない」

霧子「ええ、人間で言えば完全な健康体になったと思っていただければ」

僕「シーツが心地いい・・・あれ?あまり汚れてない、あれだけ汚したはずなのに」

 

夕べのことは夢?いやそんなはずは・・・

 

霧子「シーツは新しいのに取り替えました、お体も拭いてさしあげましたわ」

僕「ありがとう・・・あ、天井が擦りガラスになってる!朝って、こうなるんだ」

霧子「リビングに食事を頼んでありますわ、もう届いています」

 

・・・最初の食事は霧子さんの手料理が良かったかも?

贅沢は言えないか、僕の体の世話でそれどころじゃなかったろうし、

霧子さんだって疲れてるだろうし・・・最初に飲んだお水だけで、気持ちは伝わったから。

 

僕「これでもう・・・インキュバスになっているんですよね?」

霧子「はい、成功しました・・・11秒数えれば実際の10秒になるとガイドラインにありましたから、95秒目で」

僕「そっか・・・焦っちゃいますからね・・・あーお腹が空いた」

霧子「食べ終わったら砂丘病院ですから、それほど急ぐ必要はありませんのでゆっくり食べましょう」

僕「うん、その後に今度は僕につきあってください、こっちに置いてある荷物の整理もしなくちゃ」

 

完全に引っ越したほうが良さそうだけど、

絵まで全部送るとペンションが狭くなりそうだからなぁ、

札幌とか網走で資料だけトランクルームか何か借りるかな。

 

霧子「あの・・・インキュバスになられた今、言わせてください」

僕「はいっ」

霧子「・・・愛していますわ、心から・・・必ず、残された時間を・・・幸せにしてさしあげますから」

僕「ありがとう、僕も・・・残っている時間、霧子さんを、その、餌なりに、幸せにするから」

霧子「ありがとうございます・・・好き・・・大好きぃっ・・・」

 

ぼろぼろ流す涙、

それをそっと指で拭いてあげる、

眼鏡は外れないように・・・ようやく心が1つになった感じがするな。

 

僕「僕も・・・・・愛しています、これからも、ずっと」

 

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