体を互いに洗い終え、ジャグジーへ・・・

先に霧子さんが入り、僕を待っている・・・

しかも両腕を広げ、さらに、お湯の中で翼まで広がっていく!

 

バサバサバチャバチャ・・・!!

 

霧子「さあ・・・いらっしゃい」

僕「う・・・・ちょ、ちょっと心の準備を・・・」

霧子「まだインキュバスにしてしまう訳ではありませんから」

 

・・・大きな浴槽いっぱいに開いた翼、

その真ん中で待ち構えるサキュバス姿の霧子さんは、

獲物を待ち構える蜘蛛のような、もしくは水の蟻地獄とでも言えるような・・・

足を入れたが最後、底までずるずる引きずり込まれてしまいそうな恐怖感、

薄暗いディープブルーの照明が、より一層、危険な罠であるかのように演出している・・・

 

僕「あ!そうだ、明るい照明に変えるスイッチか何かないかな・・・」

霧子「来なさい!さあ・・・来るのよ」

僕「は、はいっ!・・わかり、まし・・・た」

 

逆らえない・・・逆らってはいけない・・・逆らいたくない!

 

僕「失礼・・・します」

 

足を震わせながら泡のお風呂へ足を、ちゃぷっ、と・・・

 

バシャッ!

 

僕「ん!?」

 

しゅるしゅる・・・はしっ!

 

霧子「ふふっ」

 

泡の中から、黒いしっぽが伸びてきて足に絡みついた!

 

霧子「えいっ!」

 

ぐいっ!!

 

僕「わーっ!」

 

バチャバチャバチャ!!

 

ひ、引きずり込まれる〜!

 

霧子「つかまーえ・・・たぁあっ♪」

 

ザブン!

 

一気に浴槽の中へ・・・

溺れているかのようにもがくも、

水中で霧子さんが翼ごと抱きついて、逃げられない!

 

僕「た、たすけ、て・・・」

霧子「ほぉら、すぐに抵抗できなくなるますわよ?」

僕「ああ・・・あ!あああああぁぁ・・・」

 

両脇の下から伸びてきた魔の手が、

さっきのお返し、倍返しとばかりに乳首をクリクリしてくるぅ!

背中にはクッションと呼ぶには余りにも重圧すぎる乳肉が、逃がすまいと埋もれさせてくるぅ・・・

 

クリクリクリッ

カリカリッ、きゅっ、きゅきゅきゅきゅっ・・・

 

僕「ふぁああぁぁぁ・・・」

霧子「だんだん力が抜けてきましたよー、ほら、もっと感じて・・・」

僕「ぁぁぁ・・・いいっ・・・ぃぃぃぃぃ・・・・・」

 

とろけるぅ・・・

あっという間に乳首がビンビンに・・・

そして股間も、ペニスも痛いくらいビンビンに・・・あうぅ!?

 

しゅるしゅる・・・きゅうっ!!

 

股の間から何かにペニスを握られた!

これは・・・霧子さんのしっぽ!蛇のように巻きついて、

きゅうっ、と根元を縛ってくる!こ、これは、き、きっくうっ!!

 

霧子「今夜のために、たっぷりと溜めていただきましょう」

 

お風呂の中で乳首をクリクリされていると、

本当に身も心も溺れてしまう、全身が敏感になって、

ジャグジーの泡にすら愛撫されてるみたいだ、

しかもペニスを巻きついたしっぽがしごいて、

いつイッてもおかしくない、根元さえ縛られていなければぁ・・・!

 

霧子「しっかり乳首を開発させていただきますわ、今後のためにも・・・」

 

くりくりくりくりっ・・・

きゅきゅきゅきゅきゅっ・・・

 

僕「ぁああ!ちょっと、きつっ・・・い・・・」

霧子「どっちがですの?こちらですか?それとも・・・こちら?」

僕「あああ!下も、そっちも、き、きついいいいい!!!」

 

ペニスの根元をきゅうっ、と絞めているしっぽが、

たまに少しだけ解かれ、イケるっ!と思った瞬間には、

またすぐ、ギッチギチに絞められる・・・こうする事で精をより多く溜めさせているのだろう。

 

僕「も、もう、もうゆるして・・ごめんなさいっ!」

霧子「おかしいですわね、私に何も悪いことしていないでしょう?」

僕「ごめんなさいごめんなさいっ!もう、もう、もう!!」

霧子「謝られる理由がわかりませんわ、ですから困ってしまいますの」

僕「そうじゃなくって!あああ!乳首が、乳首がもう・・・おかしく、なっちゃうっ!!」

 

自分でも、もう何が何だかわからなくなってきた、

ふと砂丘病院地下のプレイルームで狂わされていたインキュバスを思い出す、

今の僕がまさに、あんな感じ・・・早くも躾けのようなものが始まっているみたいだ!!

 

霧子「さあ、たっぷりと、とろけてくださいませ・・・」

僕「あひぃぃぃ・・・ぃぃぃぃぃ・・・ぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜・・・」

霧子「良い表情になってまいりましたね・・・ほら、もっと・・・狂って・・・」

 

あああ・・・お湯の中にいるのが、霧子さんに溶かされてるみたいぃぃ・・・・・

 

霧子「ふふふふふふふふふ・・・・・」

 

 

 

お風呂が終わり、全身を拭いてもらった、

ビンビンのペニスも治まらないまま丁寧に・・・

お返しに霧子さんの体を拭いていたら余計に興奮してきちゃった。

 

僕「・・・もう薬がきく時間かぁ・・・」

 

リビングの時計を確認したのち霧子さんに目をやると、

小冊子を真剣に読んでいる、僕をインキュバスにするためのガイドラインだ。

 

霧子「・・・お酒を少し飲むのも良いようですわ」

僕「そうですか・・・そうすると痛みが和らぐとか?」

霧子「それもありますが、心臓へ負担をかけやすくするそうです」

僕「そっか・・・お酒・・・かに大魔王で食前酒はちょっと飲んだけど・・・」

霧子「ルームサービスでワインでも頼みましょうか?何でしたら生ハムとチーズも」

 

テーブルにある注文表、ラーメンやおにぎりセットまであるのか。

 

僕「いえ、いいです、それより・・・そろそろ・・・」

 

股間もずっとスタンバイしっ放しで、ジンジン痛い。

 

霧子「わかりましたわ・・・こちらの本によれば、怖がらせるのが効果的とありますわね」

僕「そういえば恐怖って心臓に負担かかりますね、肝試しやお化け屋敷ってドキドキするし」

霧子「では試してみましょう、クローゼットルームにそのような衣装もあるようですわ」

 

2人で階段を上がり、

まず僕は寝室へ、霧子さんは衣装部屋へ・・・

怖がらせる衣装って?何だろう、もしかしてサキュバスの、

女悪魔のセクシーな衣装とか?確かにドキドキしちゃうな、

ベッドに寝そべって待つ・・・バスローブは、はだけておこう・・・

 

僕「満月だ・・・」

 

真上に浮かぶ夜空、

女淫魔に犯されて殺されるには良い感じだ、

まさに今、心臓が凍りつくような恐怖を準備してくれている・・・

 

僕「あ!飲み薬」

 

ちゃんと持ってきた・・・あったあった、

心臓発作しやすくなるって、ニトロか何かか?

まあいいや、さっさと飲んじゃおう・・・んぐ、んぐ・・・

 

パチッ

 

僕「あれ?明かりが消えた・・・」

 

ただでさえ暗めに調節されてた照明が消え、

満月と星空の薄明かりだけが射し込んでいる・・・

一気に室内の空気が冷たくなり、不気味な雰囲気が漂う。

 

僕「・・・・・あ、ドアが・・・」

 

少し空いてる、あそこから手を伸ばしてスイッチを切ったのかな?

と、ゆっくり、ゆっくりドアが開き、誰かいるみたい・・・まあ霧子さんだろう、

白い手が2本見えてきた、そして全身も・・・え!?こ、この衣装は、ま、まさか!!

 

♪ひゅ〜〜〜・・・ドロドロドロ・・・

 

BGM付きで入ってきたのは、

白装束に頭に白い三角の布をつけ、

前へ伸ばした腕は両手を下にした霧子さん!

 

霧子「う〜ら〜め〜し〜や〜・・・」

 

☆幽霊衣装霧子さん☆

なんて・・・・・ベタなんだ!!

 

僕「う・・・うはははは!あはははははは!!」

霧子「うーらーめ・・・し?」

僕「あーっはははは!あは!あはは!霧子さん!そ、それ!あひゃひゃひゃひゃっ!!」

霧子「あ、あのー・・・怖くは・・・?」

僕「ごめん、それ、駄目!無理!面白すぎ!あはははは・・・はあうっ!!」

 

む、む、胸が、心臓があ!!

 

霧子「だ、大丈夫ですか!?」

僕「あぅ・・・・ぁ・・はぁ、はぁ、はぁ・・・うん、落ち着いた」

霧子「お水を・・・ちゃんと用意してありますわ、はい」

僕「ありがとう・・・って霧子さん、その頭の、は、外して!うぷぷぷぷ・・・」

霧子「・・・おかしいですわね、1970年頃は凄く効果的でしたのに」

 

情報が、古すぎる!

時代錯誤も甚だしい!

 

僕「ごめん、コントみたいだったよ」

霧子「では、出直して参りますわ」

僕「・・・いや、無理に演出しなくても、サキュバスの格好だけで、十分・・・・・だから」

 

とりあえず幽霊の衣装を外す・・・

あ、死に装束の中は真っ裸・・・と思っていたら翼と尻尾が出てきた。

 

霧子「これで・・・よろしいのですわね?」

僕「うん、あ、さっきの格好、あれはあれで結果的に、心臓に負担はかかったから・・・笑いすぎて」

霧子「・・・何だかプライドを傷つけられてしまいましたわ、このままではいけませんから・・・」

 

あ、表情がなんとなく、本気になってきた。

 

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