☆地図☆

地図を見る、

近くに炭鉱の跡があるみたいだ、

身を潜めるならここがいいかな?でも危険そう・・・

 

「自分で大きい怪我をしたら、失格だよな」

 

失格したらあのザマス先生と・・・嫌だぁ!!

でも、あんまり奥へ行かなければ大丈夫だ、よし行こう!

 

パシュ!パシュッ!!

 

銃声が近づいてきた!?

隠れなきゃ!どこだどこだ炭鉱跡は・・・あった!

中は真っ暗で恐いけど、逆を言えば隠れるのにもってこいだ!!

 

たたたたた・・・・・

 

千切れた立ち入り禁止の看板を踏みつけながら、

暗い暗い炭鉱跡のぽっかり開いた入り口に僕は入っていった。

 

 

・・・・・

・・・・・・・ピチャン・・・

・・・・・・・・・・・ピチャンッ・・・

 

隠れはじめて30分、真っ暗で恐いよー・・・

ていうかここって、入り口から誰か来たらどうするんだよ?

これより奥って真っ暗で何も見えないはず・・・でも潜んでいれば気付かれないよな?

 

ザッ、ザッ、ザッ・・・

 

誰か来た!?

 

ザッザッザッザッザッ・・・

 

入ってきた!!

頭を低くしゃがんで息を殺す・・・

 

ザッザッ・・・ザッ・・・・・・・

 

立ち止まった!?

 

バシュッ!!

 

「あうっ!!」

 

膝を撃たれた!?

 

ズキンッ!!

 

「あぁあああぅぅぅ!!」

 

ペニスが疼き、膝から力が抜ける!!

 

「やっぱりここだったのね」

「だ、だ・・・れ?」

「私?私は雷光 射夢(らいこう いむ)よ」

 

声だけで姿は見えない・・・

 

「どうして・・ここ・・が・・・」

「そんなの後、後!早速やっちゃうわね」

「や、やめ・・・あぁぁ・・・」

 

下ろされそうになるズボンを食い止めようとするが、

膝から襲ってきた快感に脱力し、腕が思うようにきかず、

ぺたん、と尻餅をつき、するするとズボンを脱がされる・・・パンツも!

 

ずるっ!!

 

「結構おっきいね」

「み、見える・・の?」

「私、さっき撃たれてかすったから、もう濡れてんだ」

 

するすると下半身を脱ぐ音がする・・・

 

「じゃ、入れるね」

「待って!ぼ、僕、はじめて・・・」

「私もよ、それじゃ・・・」

 

ぐにっ、とペニスを掴まれ、

温かくもぬるぬるした感覚が亀頭へ・・・!!

 

バシュ!バシュッ!!

 

「きゃーっ!?」

「うわっ!?」

 

入り口のほうから閃光が・・・

催淫銃のビームが僕に跨る少女を貫いた!!

 

「んああああああっっ!!」

 

ビクビクビクビクッ!!!

ブシャーーーーーーーーーッ!!!

 

ペニスに降り注ぐ温かい液・・・

そして僕の上に跨っていた少女は、崩れ落ちて倒れこんできた。

 

「あ、あの・・・」

「ぁ・・ぁぁ・・・ぁぁぁ・・・」

 

イッちゃったみたいだ、

ということはこの子は失格・・・

冷たい無機質な感触が僕の顎を押す、これは・・・眼鏡?

 

「君、ちょっと起き・・・れないか」

 

僕もまだ脱力感が残り、立ち上がれないどころか彼女をどかせられない。

 

ザッ、ザッ、ザッ、ザッ・・・

 

わわ、いっぱい来た!?

僕の体が軽くなる、かぶさってた少女がどかされたみたいだ・・・

でも顎には眼鏡が乗ったまま・・・そして沢山来た足音は・・・

 

ザッザッザッザッザッ・・・

 

洞窟から去っていった、

眼鏡だけ残して・・・どういうことだ?

残された眼鏡をなんとなくかけてみると・・・

 

「み、見える!!」

 

暗闇なはずの洞窟内部が、

白黒だけどはっきりと見える!

去って行った人たちが少女をかついで・・・

あのヘルメット、迷彩服はおそらく兵隊さん・・・

なるほど、失格になった少女を運んで行ったのか、納得。

 

「これは便利な物を手に入れたぞ・・・」

 

夜中になっても、これで移動ができる・・・

それよりこの洞窟の奥へ行くのも可能だろう、

見回すとさっきの少女の物であろうリュックも落ちている。

 

「ん・・・よし、ゆっくりなら動けるぞ・・・」

 

まだ股間が突っ張ったままだけど、

パンツとズボンを上げて膝で立つ・・・

洞窟の入り口には・・・誰か待ち構えてる!?さっき銃を撃った子だろう。

 

「・・・やばいな、出ていけない・・・」

 

あの子もあの銃の腕前からすると中が見えるのかも・・・

いや、銃声は2発だったよな?ということは1発目で中を一瞬明るくして、

2発目で少女を撃ったとも考えられる、だとするとまた撃ってくるかも・・・

 

バシュッ!

 

「やっぱり!!」

 

岩場に身を隠す!!

・・・でも入ってきてくれれば、僕も撃てるよな?

この暗視眼鏡があるから・・・だから入り口で待ってる子も慎重なんだろう。

 

「・・・・・よし」

 

僕は急いで2人分のバックを担ぎ、

少女の銃も拾って炭鉱跡の奥へ奥へとゆっくり入っていく・・・・・

 

「・・・だんだん足に力も入ってきたぞ」

 

とはいえ走るわけにはいかない、

岩とか落ちてきて潰れたら、強制結婚とかよりも僕の命が危ない。

西暦2020年代のこの世の中、馬鹿げた戦争ごっこで死にたくはないからな・・・

 

「お?休憩所みたいなのがある」

 

木の椅子に座る・・・

 

バキバキッ!!

 

「わっ!!」

 

くさってる・・いだだだだ、

椅子の底が割れて尻餅ついた・・・

 

「・・・・・やっぱりここは、物理的に危険だ」

 

ここに身を隠すにしても、4時間いればタイムオーバーだ。

1時間くらいここで過ごしたら他の出口を探そう、

確か敵には忍者の子とかいたはずだし、暗闇だから安全という意識は捨てたほうがいい。

 

「喉かわいちゃった・・・」

 

あの少女、雷光さんだっけ?

39番と書かれたリュックを開けてみよう、

お水が入っているかもしれない・・・中からむわっ、と女の子の匂いがした。

 

「えっと、セーラー服・・あと普通の私服、し、下着も入ってる!」

 

なんかイケナイことしてるみたいだ。

 

「それと・・・食事はこれ?この形は・・・きゅうり!?」

 

きゅうりが3本・・・

まあ、水分が多い野菜だから喉は少し潤うかも。

 

「いただきます・・・」

 

コリッ、シャクシャクシャク・・・・・

 

きゅうりを食べながら彼女の銃をチェックする、

残り10発か・・・これで合計27発、大事に使わせてもらおう。

そうだ!現在地は・・・データも見なきゃ。僕のリュックから小型機械を出す。

 

「今のデータは・・・」

 

ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・

ザザッ・・・ザッ・・・ザッザッ・・・

ザッ・・ザッ・・ザッ・・ザッ・・ザッ・・・

 

誰か来た!?

しかも・・・足音は複数!

やばい・・・どうしよう、とりあえず銃をかまえる。

 

ザザザッ・・・ザザザッ・・・・・ザッ、ザッ、ザッ!!

 

きたっ!いまだ!!

 

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