しばしの休憩を終え「CP−3」と書かれた扉に入ると、とたんに明るい光りが射し込んだ。

 

「・・・・・暑い」

 

踏み込んだ足元は砂・・・

今度は一転して長い長い廊下で出口が見えない、

天井からはさんさんとした太陽、足は灼熱の砂漠だ。

 

「これを通り抜けるのか・・・」

 

覚悟を決めて砂の上を歩く、

ザッシュ、ザッシュと乾いた音・・・

まさかサソリとかいないよな、と確認する・・・

 

「まあ、すぐに着くだろう」

 

そう思ったものの、砂漠というのは思った以上に歩きにくい。

あっという間に汗でびっしょり・・・僕は上着を脱いで上半身はシャツ1枚になる、

それもしばらくすると耐えられなくなり、今度はズボンを脱いで歩く・・・大変だぁ・・・

 

ザッシュ、ザッシュ、ザッシュ、ザッシュ、ザッシュ、ザッシュ・・・・・

 

「・・・・・ひぃ、ふぅ・・・まだか・・・出口は・・・」

 

もう何十分歩いているんだろう?

さすがにおかしい・・・かといって、ここまで来て引き返す気にはなれない。

きっともうすぐだろう・・・あれ?誰か立ってる、出口か?と気力を振り絞り近づくと・・・

 

「す、涼しい・・・」

「ふふふ、いらっしゃい・・・」

 

それは白い着物、白い髪、白い肌の・・・雪女だった。

 

「あ・・・あ・・・・・」

 

ふらふらと近づく・・・

ひんやりした冷気が汗まみれの肌を癒してくれるぅ・・・

腕を開いて待ち構える雪女のその胸に、僕は倒れるようにして抱きついた・・・!!

 

「きっ、気持ちいい〜〜〜・・・」

「そうでしょう?ほら、もっと・・・」

「ひあっ!」

 

真っ白な手が僕の頬をなでる、

暑さが一気に吹き飛ぶようで、心地いい・・・

はぁぁ・・・全身が体の芯から癒されるううぅぅぅ・・・

 

「はぁ、はぁ・・・ちべたい・・・」

「もぉっと、気持ちよくしてあげる・・」

「え?あ・・・あ・・・」

 

つめたぁい手が僕の胸を這う・・・

ゾクゾクと、言葉では言い表せない程の快感に痺れ酔う・・・

ひああ!背中もつつつーーーっと撫でられると、とろけて全身の力が抜けるぅぅ・・・

 

「どう?私の手は・・・」

「い、いいですぅ・・・」

「手だけじゃないのよ、ほおら・・・」

 

胸をはだけると、

白く大きな乳房がふたつ・・・

乳首の先まで真っ白だ、そこへ顔を埋めさせられる・・・

 

「ぁぁ・・・やわらかくって・・・きもちいい・・・」

「でしょう?もっともっと気持ちよくなりなさい・・おほほ・・・」

 

さらに全身をまさぐられ、

皮膚の体毛全てが冷たい快感で逆立っていくようだ・・・

やがてその手は僕のパンツの中へ・・ひあああああ!いい!めちゃくちゃ、いいっ!!

 

「ここも冷ましてあげるわ・・・」

「あああああ!!!」

 

もうビンビンに熱く膨らんだペニスを、

さわさわと指で手で包みなでてくれる・・・

ふわあ・・・極楽・・・あっ、玉まで揉む包んで・・・このまま・・イきたいっ!!

 

「さあ、私の中へいらっしゃい・・・」

 

僕を抱きかかえたまま着物の裾をあげ、

真っ白なあそこへすっかり勃起しきったモノを・・

 

「あ・・・だ、駄目だっ!!」

「・・・どうしたの?ふふ・・」

「これは・・・罠だっ!!」

 

あわてて雪女から逃げる!

するすると・・・ふう、危なかった・・あやうくまた負ける所だった。

 

「その手にはのらないぞ!この部屋をクリアして後を楽にするんだ!」

「あら・・・次の部屋を我慢すればいいじゃない・・」

「いいや、この部屋をクリアしてやる!」

 

雪女から離れて砂漠を進む!

・・・・・後ろからゆっくり、ゆっくり雪女もついてくる・・・

襲おうとはしない・・うーん、ルールとしては「誘惑」までしかしないのだろうな、

それに負けたときだけ襲ってくるけど、無防備な、ちゃんと意思として断ってる場合は襲えない・・・

とにかく出口へ急ごう・・うう・・・さっき勃起させられたペニスが歩くのに邪魔になる・・・

 

ザッシュ、ザッシュ、ザッシュ・・・

 

歩く・・・歩く・・・まだまだ歩く・・・

・・・・・歩く・・・歩いて・・・歩いて・・・

歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて歩いて・・・

 

「むきー!いつになったら出口なんだ!!」

「あらぁ、私ならすぐに出口へ連れていってあげるわよぉ?」

「なにっ!?」

「そのかわり・・・ふふふ・・・」

「その手には、のらないっ!!」

 

服をはだけた雪女から逃げる・・・

でも、本当に出口はあるんだろうか?

ひょっとしたら、雪女を抱かない限り、永遠に出られないんじゃ・・・?

 

「おい・・・雪女」

「なにかしらぁ?」

「・・・・・んしょ、このびしょ濡れシャツ、持って・・・」

「いやよ」

「ケチ!」

「私は荷物運びじゃないわ、でも・・・アナタの精をくれるなら・・・アナタごと運んでアゲル」

 

ザッシュ、ザッシュ、ザッシュ、ザッシュ、ザッシュ・・・

 

「ううぅ・・・喉が・・カラカラ・・・」

「つめたぁいお水、あるわよぉ?」

「ど、どこ!?」

「ここに・・・ふふふ・・・」

「ええっ!?」

 

ジャー・・・・、と水が砂漠に流れ落ちる!

それは雪女の口から出ていた・・あぁ、水だ、水・・・

もう我慢できない、このまま焼け死ぬより、水だ・・命が大事だ・・・

 

「お水・・・くだ・・・さい・・・」

「そう・・いい子ね・・・直接飲みなさい・・・」

「は、はいっ・・・」

 

唇を重ねる・・・

つめたいっ!きもちいいっ!!

水が流れてくるぅ・・雪女の舌がアイスキャンディみたいで気持ちいいっ・・・

 

ごくっ、ごくっ、ごくごくごくごくごく・・・・・

 

あああ、つつつーーーっ、と雪女の指が体を這う!!

今度は逃げられない・・・汗があっという間にひいていく・・・

うあぁ・・抱きつかれて・・胸におっぱいが・・いいっ!いいよおっ!!

ふわあ、おちんちんも握られて、出さされて、雪女のあそこへ・・立ったまま入れられるう!!

ひああ!!つめたい!ちべたい!雪女のあそこ、ちべたい!はいって、はいっていくううううう!!!

 

ずぬぬぬぬぬ・・・

 

「ん・・ん・・・んんんーーー!!」

 

熱いペニスが冷やされて、いや、熱を吸われて、凄い快感!!

ペニスの中の、奥の、僕の熱い精まで吸われる!吸われ・・・いっくうううう!!

 

ぴゅーーーーーーっっ!!

 

「あ・・あ・・・あぁ・・・」

 

唇を外した雪女が満足そうに微笑む。

 

「ほぉら、イッちゃったぁ・・・うふふ」

「うぅ・・う・・・ぅぅぅぅぅ・・・・・」

 

・・・・・ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!

 

ここでもブザー音・・・また、負け、かぁ・・でも・・・いいぃぃぃ・・・

 

「ふふふ・・ほほほ・・・はい、おしまい」

「はぁぁぁぁ・・・」

 

精を出し終わると真っ白なあそこからペニスを外される、

中から白い僕の精がつつーー、と白い肌を伝ったかと思うと凍ってパリン、と割れた、

ペニスをさわると・・・ち、ちべたいっ!あのまま入れてたら、凍っていたかも・・・

 

「さあ、出口まで連れてってアゲル」

「・・・・・くそぉ」

 

抱えられて・・あ、浮いた!

雪女はそのまま先へ・・え、もう出口が!?

あと30歩ぐらいで出口が見えてたんじゃん・・・

本当にもう、あとちょっとだったのに!くっそー!!

でも、負けは負けだ、その僅かな距離が俺には我慢が足りなかった・・・それだけだ。

 

「さよなら・・・雪女さん」

 

CP−4と書かれた扉を静かに開いた。

 

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