「ごめん、あしりん・・その、途中でなんだか、あしりんと紅蘭が交錯しちゃって・・・」
「ちゃんと?まっさらってこと?私の本名・村主葦音(すぐりあしね)としたいってこと?」
「さっきHしてた時、はじめてのHが紅蘭と!って、胸がときめいたんだけど、
でもよく見ると髪も完璧じゃないし、そばかすだってないし、声は渕崎ゆり子じゃないし、
するならちゃんと、あしりんが成りきってるキャラでないと、もったいないっていうか、
あしりんに失礼な気がしたのと、やっぱり僕はじめてだから、中途半端なキャラクターとは・・
ごめん、雰囲気壊しちゃって、でもなんだかそういう気がしたから耐えられなくなって」
「いい!いいわ!これぞ萌えの極みだわ!萌え萌えコスプレHに相応しいHしなきゃ!」
「じゃあ、どのキャラとする?初体験!どんなキャラでも成りきってみせるから!」
「う、うん・・えっと・・・う〜〜〜ん、急に言われても・・・えっと・・・」
「大体の服は揃ってるから、ケモノキャラでもok!あ、男キャラもあるよ」
まさか「初体験の相手を好きなアニメ・漫画・ゲームのキャラから選べ」なんて事になるとは・・・
う〜〜〜ん・・・あ、あそこにあるのはときメモの制服・・いや、僕はときメモよりもは・・・
唯ちゃん・・・妹系キャラって事は、僕がリードしないといけないんだよな・・・
「これじゃない・・これはギャラクシーエンジェル・・・これはエヴァのだし・・・」
僕の指の先にあるのは紫のタイツと繋がった、きわいどい服・・・
「・・・・・モリガンさんねぇ・・・そういう趣味あったんだぁ〜」
モリガンはゲームキャラで、そりゃあ同人誌とかではいっぱい脱ぐけど、
でもその、なんていうか、コスプレしてる人とか見てもモリガンのコスプレって、
すごいエッチなのに中は見せてもらえないから、見せてもらえないのは当たり前だけど、
だからこそ寸止めされてるっていうか、だから、それにこのキャラすごい好きだし・・・」
僕の言い訳を無視してモリガンの衣装がかけてあった壁の下から黒い翼を取り出し装着する、
マジックテープみたいなものでくっつけてたんだ・・・さらには黒いカチューシャ?
それにも小さく黒い翼っぽいのがついてる、それを取り出して・・・あ、ブラ外した!
ショーツも脱いで、直に衣装を着始めている、背中の翼って実は重そうだな・・あ、押入れあけた、
ダンボール箱があって中にスプレーが・・・ヘアスプレー?振って・・頭にかけてる、編みを解いた長い髪に・・・緑になってく!?
カーテンを二重に閉めて外の明かりを遮る・・・部屋はまるで夜のように暗くなった、
あしりんの人影はわかるんだけど、目が慣れるまではハッキリとは・・・って、こっちに来た!?