☆シープショー☆

 

雪巳「羊のショーみたーい」

僕「丁度始まるみたいだね」

雪巳「みよー」

 

中に入る、もう9割は席が埋まってる、

前のほうは子供ばっかり・・・団体みたいだ、

ということは、あの中に雪沙ちゃんがいてもおかしくない・・・

 

僕「後ろのほう座ろう」

雪巳「いいよー」

僕「ここらへんでいいよね」

 

ハンドベルの音とともにショーが始まった!

 

マッスル外人「ハーイ!コレカラシープショーヲハジメマース!」

 

・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

 

僕たちはシープショーを堪能した!

 

☆シープショー内部☆

 

マッスル外人「ドモアリガトーゴザイマシター!!」

 

ぱちぱちぱちぱちぱち・・・

 

僕「うーん・・・面白かったけど・・・」

雪巳「ちょっと羊がかわいそー」

僕「まあ、あんなもんだよ、きっと」

 

お、もうすぐ1時か、さて・・・

 

僕「お昼ご飯食べよう、今度こそ」

雪巳「何でもおいしそー」

僕「遊園地エリアに食堂があるみたいだよ」

 

☆ゆーえんちー☆

 

少し先に見える観覧車、

あれが遊園地エリアの目印だ。

 

雪巳「ねーねー」

僕「ん?」

雪巳「あれはいいのー?」

僕「どれ?」

雪巳「あれー」

 

どれどれ?

あ、何か声が聞こえるぞ?

これは・・・叫び声!?まさしく、あれは!!

 

☆ばんじぃー☆

僕「バンジージャンプ!」

 

すごい、あんな高さから飛び降りてる・・・

あれ?あの今落ちた人、一緒のバスだった1人旅のお姉さん・・・

何もかも忘れてスカッとしたかったのだろうか、まあ僕には関係ないけど。

 

僕「バンジーかぁ・・・」

雪巳「するー?」

僕「ははは・・・さ、行こう」

雪巳「しないのー?」

僕「ご飯、ご飯!」

 

・・・・・見なかった事にしよう。

 

 

僕「さあ、やっと食堂についたよ」

雪巳「カレー、ラーメン、ハンバーガーがあるー」

僕「・・・ミルクラーメンだって、牛乳味」

雪巳「おいしーかなー」

僕「まあ、食べられない事は無いだろうけど・・・挑戦する?」

雪巳「たべてみるー」

僕「じゃあこれだ」

 

僕らはミルクスープのラーメンを注文する、

すごく不安だけど、どうだろう・・・どきどきしながら待つ。

・・・・・しばらくして出てきた、ちょっと見とんこつに見えるけど匂いは牛乳だ。

 

僕「よし・・・いただきます」

雪巳「いただきまーす」

 

さあ、どんな味か・・・

・・・・・ん、甘い、けど、おい・・・しい?

 

僕「あったかいミルクが麺にあってるかも」

雪巳「んー・・・失敗しちゃったねー」

僕「そう?そうでも・・・いや、やっぱり・・・」

 

これは・・・人によって合う合わないが激しそうだ。

でも雪巳ちゃんは無理して食べてる、何だか可哀想だ。

 

僕「無理なら残していいよ」

雪巳「えー、もったいなーい」

僕「でも体に合わない物たべると体調崩すよ」

雪巳「牛乳は平気だよー?」

僕「でも牛乳ラーメンは別だからさ」

 

安心した表情で箸を止めた雪巳ちゃん、

僕はそんなにおいしくなく感じてても、

全部食べるのは苦痛ではないけど・・・つきあうか。

2つのどんぶりを食器変換棚に置いて逃げるように食堂を出る、

雪巳ちゃん、ちょっと気分悪そうだな・・・そうだ。

 

僕「ちょっとトイレ行ってくるね」

雪巳「あー、わたしもいくー」

 

 

 

トイレから出て、さあ遊園地で遊ぼう!

といっても、小さな子供用ばっかりだなあ・・・

 

僕「どれか乗りたいのある?」

雪巳「えっとねー」

僕「バンジージャンプ以外でね!」

雪巳「・・・・・あれー」

僕「あれ?あれは・・・あ、あれは、伝説の!!」

 

☆アイスワールド☆

 

マイナス30度の世界!!

 

僕「これがいいんだ」

雪巳「切符買うー?」

僕「うん、1人300円か・・2人分、っと」

 

まあ、暑さもピークだし丁度いいや。

買った切符を係員に渡して中へ入る、

一気に冷気が僕らを包む、涼しい・・・

 

☆−30度のペンギン☆
☆−30度の白熊☆

僕「南極・北極に住む動物の剥製だって」

雪巳「氷がいっぱーい」

僕「汗が退いて気持ちいいね」

雪巳「でもこんなにクーラー強いと風邪ひいちゃうねー」

僕「先に進もう」

 

これでもちょっと混んでるんだな、

たわいの無いような展示物たち・・・

ここって冬でもやってるのかな?

真冬の気温0度近いときに来ても、

ここに入りたくなるのだろうか。謎だ。

 

☆−30度のキタキツネ☆

雪巳「狐がいっぱーい」

僕「でもこれも剥製だね」

雪巳「本物飼えばいいのにー」

僕「それは無理だよ、狭いし」

雪巳「牧場全部マイナス30度にしちゃえばいいよー」

 

無理を言う・・・

うう、さすがに体が芯から寒くなってきた。

早足で駆ける・・夏風邪なんかひいたら大変だ。

 

☆−30度のトナカイ☆
☆−30度のゴマフアザラシ☆

雪巳「おにーちゃーん、しもやけになっちゃうよー」

僕「やっぱり?僕もそろそろ出たい」

雪巳「いそごー」

僕「うん、でも思ったより長い・・・」

雪巳「あー、出口ぃー」

 

剥製を無視してさっさと出る!

外は・・・あったかあい!体が安心してる・・・

ふう、助かった・・・かなり冷えちゃった、

あのままじゃ凍っちゃったよ。

吹き出るため息も冷気がかってそうだ。

 

僕「次はどうする?」

雪巳「観覧車のろーよー」

僕「そうだ、それは外せない」

 

再び切符を買い、

すぐそばの観覧車へ向かった。

 

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