おっさん「へっへっへ・・・」

 

べちょおっ

 

雪菜「や・・・」

 

きたないおっさんが、

手に唾をべっとりつけて雪菜ちゃんの髪をなでてる!!

うわ、雪菜ちゃんの髪の毛、汚い唾液だらけ・・・なんてことを!

 

僕「くおら〜〜〜!!」

 

雪沙ちゃんを雪巳ちゃんに押し付け、

雪菜ちゃんをおっさんから引き離し抱きかかえる!!

そして汚いおっさんを蹴る!蹴る!蹴る蹴る蹴る蹴る蹴る・・あ、逃げた!!

 

雪菜「おにぃちゃ〜〜〜〜〜ん・・・え〜〜〜〜〜ん」

僕「ほら、すぐに拭いてあげるから!!」

雪巳「お兄ちゃん、はい、タオルーー」

雪沙「ん〜〜?どうしたの〜〜?」

僕「うわ・・・これは次の駅で降りたほうがいいな」

 

酷い匂い・・・

タオルで上辺だけ拭いたけど、

こんなんじゃらちがあかない!!

 

アナウンス「次は終点・東京〜東京〜」

 

丁度良かった!!

 

 

 

ジャーーーーーー・・・

 

雪菜ちゃんの頭を一生懸命洗ってあげる、

ここは障害者用トイレ・・・だって男トイレには入れられないし、

女トイレは僕が入れない、雪巳ちゃんに任せる訳にはいかない、

ずっと僕にしがみついて泣いているのだから・・丁寧に髪の毛を洗って・・・

う、この唾だらけのタオルはもう捨てた方がいいだろう、別のタオルを出して・・・

 

雪巳「はいー、お兄ちゃん、シャンプー」

僕「ありがとう、よくあったね」

雪巳「ホテルから持ってきたのー」

 

・・・・・まあいいか。

ネズミーさんのシャンプーで丁寧に、丁寧に・・・

えぐえぐ泣き続ける雪菜ちゃん、あの痴漢めぇ・・・

 

雪巳「リンスもー、タオルもー」

僕「ほら雪菜ちゃん、顔も拭いて!!」

雪沙「ゆきさトイレおわったよ〜?」

僕「ごめんね雪沙ちゃん、もうちょっと待ってね」

雪菜「・・・うぐっ・・えぐっ・・・えっく・・・」

 

・・・終電までには洗い終えないと・・・

 

 

 

タクシーから降りて我がマンションに帰ってきた、

雪菜ちゃんはまだ僕の胸で泣いたままだ・・・本当にかわいそう。

 

雪菜「・・・ううっ・・・うっ・・・っ・・・」

僕「もう平気だから、もう・・・」

 

ガチャッ

 

雪沙「ただいま〜〜」

雪巳「おうちだー」

雪菜「・・・・・おふろ、はい・・・る」

僕「そうだね、ちゃんと今日の夜にお湯は入るようセット・・わっ!」

雪菜「・・・・・」

 

雪菜ちゃんにぐいぐい引っ張られる!

目を真っ赤にさせて・・・お風呂場へ行くと怒ったように服を脱ぎ捨ててる!

僕も脱いで・・シャワー浴びてる、体を震わせながら・・・かわいそうに・・・よし・・・

 

僕「雪菜ちゃん・・・」

 

きゅうっ、と後ろから抱きしめてあげる、

シャワーを浴びながら・・・駅で洗ったリンスの匂いが香る。

 

雪菜「おにぃちゃ・・・ん」

僕「・・・そうだ・・体とか・・さわられなかった?」

雪菜「・・・かみのけ・・だけ・・・です・・・ぐすっ・・」

僕「本当に?・・・うそ、ついて、ない?」

雪菜「うん・・・ほんと・・・」

 

・・・髪の毛に指を通してあげる、

あらためて軽くすすぐ・・・あんまりやると痛めちゃうもんな、

一番の問題は雪菜ちゃんの精神的ショックだ・・・僕が隣についていながら!くそっ!!

 

僕「ごめんね、ごめんね・・・」

雪菜「・・・・・」

 

また引っ張られる、

今度は湯船へ・・シャワー止めなきゃ、

ってそんな余裕ないか・・お風呂の中で抱きつく雪菜ちゃん。

 

雪菜「おにぃちゃん・・・」

僕「もう、髪の毛、きれい、だよ」

雪菜「・・・おにぃちゃん、つば、つけて・・・」

僕「ええっ!?」

雪菜「おにぃちゃんの、つば、で、つけ、なおして・・・」

 

付け直す、って・・・

 

僕「そんな、せっかく綺麗にしたのに、きたないよ・・」

雪菜「おにぃちゃんの・・なら・・・消毒に・・なる・・です」

僕「あとは乾かすだけなのに・・そうだ、明日、美容院へ行こうよ」

雪菜「・・・お兄ちゃんの匂い、つけて、ほしい・・の・・」

僕「・・・うーーーーーん・・・」

 

僕の胸におでこをぴったりつけて、

まるで頭につばをつけてもらうのを待ってるみたい・・・

・・・こういうのは、心を癒してあげないと可哀想だ、となると・・やってあげるしか、ない、よな。

 

僕「わかった・・・ほんとうに、いいの?」

雪菜「うん・・・おねがい・・」

僕「・・・・・よし」

 

手に唾をつけ、やさしくなでてあげる・・・

すでに濡れた黒髪に、丁寧に・・うーん、あんまり意味ないような?

乾いた髪になら、もっとべったりついた感じになるんだろうけど、すでに水分含んでるから・・・

となると、匂いがつくくらい、もっと唾だらけにしてあげないと・・さらに手をなめる・・うぇ、リンスの味が・・・

でも雪菜ちゃん、涙を溜めながらも、僕の手の感触に浸ってるみたいだな、遠慮なくいっぱいつけてあげないきゃ・・・

 

雪菜「・・・髪の毛の・・・先も・・」

僕「うん・・ごめん、喉が渇いてて、唾がそんなに出無いや」

雪菜「・・・・・もっと・・・もっと・・・」

 

・・・そうだ、こうすれば・・

雪菜ちゃんの髪をつまみ、その先をしゃぶる、

唾を飲み込まなければ体には大丈夫だろう、歯磨きもするし・・・

もしゃもしゃと口の中へ髪を入れる、何だか、何とも言えない感覚・・・

こんなことで雪菜ちゃんは本当に満足なのだろうか?・・・これくらいでいいかな・・・

 

僕「じゃあ・・・なめてあげる」

雪菜「ん・・・」

 

頭の先を、じょりっ、じょりっ、となめる、

毛をかき分けて・・・毛の根元から唾をしっかりつけてあげる。

・・・変な気分になってきた、まるで僕は犬か猫みたい・・それより雪菜ちゃんは・・・

 

僕「・・・ほんとうに、これで、いいの?」

雪菜「・・・お兄ちゃんしか、だめ・・お兄ちゃんで、しか・・・」

僕「・・・嫌がってない?」

雪菜「もっと・・・髪の毛ぜんぶ・・なめて・・・」

僕「わかった」

 

後ろ向きにさせて、後頭部の髪もなめる・・・

このへんは、あの痴漢野郎に特に酷く唾を舐められた所・・・

そう思うとあのおっさんと間接キスをしてるような、いや、たっぷり髪は洗った後だから大丈夫だ、

何より雪菜ちゃんの不快感のほうが、今の僕よりも、もっともっと大きいはずなんだから・・・

舌を髪の毛に絡ませる、うなじもジョリジョリなめる・・雪菜ちゃん震えて・・・感じて、る!?

 

僕「・・・後はもみあげだけだね・・ん・・」

 

れろれろと舌でマッサージするように・・・

右も左も・・・これで一応、全部つけたはずだ、

雪菜ちゃんの髪は僕の唾で完璧に覆われたはず・・・

 

僕「これでもう、全部、僕の唾に塗りかわったよ」

雪菜「ありがとう・・・」

僕「さあ、あらためて、すすごう?」

 

その前に僕が水道で口をうがいする、

シャンプーやリンスでお腹壊さないといいな・・・

と思ったら、またぴとっ、とくっついてきた!?

 

雪菜「まだ・・もうちょっと・・・」

僕「髪の毛、まだ足りないの?」

雪菜「ううん・・今度は・・・体・・なめ、て・・・」

僕「ええっ!?」

雪菜「体中・・・全部・・・なめ・・て・・・」

 

そそそそそ、それは、いくらなんでも!!

 

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