のんびりとした海底探検が終わった、

雪菜ちゃんとの落ち着いた海底巡りは何だかほのぼのしていた。

さてさて、次は雪巳ちゃんとだ、公平に、あくまでも公平に、っと・・・

 

雪巳「乗りたいのあるのー」

僕「いいよ、どれにする?」

雪巳「こっちーー」

 

午前中に1度通った人魚島への橋を渡る、

そして行った先はこれまた覚えのある・・・フナムシコースター!!

 

雪巳「これもーいっかい乗りたいー」

僕「あは、あはは・・・・・これかぁ・・」

雪巳「うんー♪」

 

や、やられた・・・

1度乗ったからって油断しちゃった・・

今日もまた、このミニコースターで、雪巳ちゃんの胸に、顔を突っ込むはめになるのか・・・ははは

 

雪巳「10分待ちになってるー」

僕「うん・・・並べば、すぐ、だね」

雪巳「たのしみー」

 

・・・素直に雪沙ちゃんに一緒に乗る権利を譲らせればよかった、

雪巳ちゃんの余裕さにカッとなっちゃった僕の、自業自得、かもね・・・

 

・・・そして

 

ガーガーガー!!

 

雪巳「はやーーーい!」

僕「んぐ!んぐんぐんぐ・・・んはぁっ!!」

雪巳「お兄ちゃん、あぶないから雪巳の胸に伏せててー」

 

ばふっ!!

 

僕「んぐぐぐぐ〜〜〜!!」

 

何度も何度もばふばふされたのだった・・・

 

 

 

僕「うー・・・雪巳ちゃん・・・」

雪巳「たのしかったねー」

雪沙「おひるごはん〜〜」

雪菜「・・・たべる・・・です、か」

僕「そ、そうだね・・・ついでにトイレ行きたい・・」

 

顔を洗ってサッパリしよう。

 

雪巳「どこにするー?」

僕「うーん、遺跡発掘アドベンチャーの隣にキャンプレストランがあったから、あそこへ」

雪菜「とうもろこしが、おいしそう、でした・・」

雪沙「おなかすいた〜〜」

僕「みんな辛いピラフとか大丈夫?」

 

ここの肉はガイドブックで見る限り、

ビーフもチキンもポークもほんっとに美味しそうなんだよな、

ただ、ついてるご飯が全部からいピラフなんだけど・・お、結構混んでる。

 

雪巳「私、ビーフがいいー」

雪菜「チキンに、したい、です・・」

雪沙「お肉がいい〜〜」

僕「お肉、鳥と豚と牛があるよ」

雪沙「ぜんぶ〜〜」

僕「どれか1つだけ!」

雪沙「うし〜〜〜」

 

僕はポークにしとこう。

ちゃんと全員にコールスローをつけて・・

ジュースも思い思いのものを注文する、会計を済まし食事を受け取り、そして屋外席へ。

 

雪巳「いただきまーーす」

雪菜「いただきます・・」

雪沙「いただ〜〜きま〜〜〜す」

僕「いただきます・・・うん、うまい」

雪沙「おいし〜〜〜」

 

フライパン風の皿もなんだかお洒落だな、

肉はみんなスモークされていて、それに乗ってるソースがうまい。

コールスローも間に食べることによって食がすすむ・・・どんどん食べられるぞ。

 

雪巳「ねー、こんなにおいしくって、いいのー?」

僕「はは、おおげさだなあ」

雪菜「・・・ほんとにおいしい、です」

雪沙「ごはんもおいし〜よ〜・・ジュースなくなっちゃった〜」

僕「もう飲んだの?ピラフ辛いからね・・はい、これでジュースもう1個買っておいで」

 

僕は違う意味で喉がカラカラだよ・・・

食べ終わったらトイレでスッキリしてこようっと。

 

 

 

この後、僕たちはネズミーシーを心ゆくまで堪能し続けた、

まず車輪がやたら大きい三輪自転車に雪沙ちゃんと乗って、

次にジャングルダンスシアターで演奏とダンスをじっくり見て、

もちろんネズミーのキャラクターたちとも触れ合って・・・

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、もう夕方になってしまった。

 

僕「もうすぐ午後5時半か、夕食は6時半からだよ」

雪巳「何か乗ろうよー」

雪沙「きゃはは〜〜!くるくるくる〜〜」

雪菜「ゆきさ・・さっきの2階建てカルーセルから、ずっと回ってる・・・」

僕「いいかげん回るのやめなさい!そうだ、夕食のレストランの近くに劇場があったはず」

 

ここだ、ブロードウェイミュージカルホール、

丁度午後5時半開始の回がある!これは入るしかない!!

 

お姉さん「いらっしゃいませ、1階席も2階席もまだ空席がございます」

僕「どっちで見る?」

雪巳「うえー」

雪沙「した〜」

雪菜「・・・どっちでも・・」

僕「じゃあ・・・上で!!」

お姉さん「こちらの階段からどうぞ」

 

豪華なホールだなあ、

本場ブロードウェイのミュージカルが見れるショー、

あの有名な作品を「いいとこどり」しているらしい。

 

雪巳「すずしーー」

雪菜「真ん中・・・が、いい、です」

雪沙「おにぃちゃん、こっちこっち〜〜」

僕「あ、はじまる!早く座ろう!」

雪沙「おとなしく見なきゃだめだよ〜〜」

 

そのまま雪沙ちゃんに言いたいよ。

 

・・・・・ホールが暗くなり、幕がゆっくり上がった!

 

<ミュージカルの内容は貴方の目でお確かめくださいね♪by東京ネズミーシー>

 

・・・・・ぱちぱちぱち・・・

 

アナウンス「以上で終了となります、お忘れ物のないよう・・・」

僕「・・・・・ぐおー・・ぐおー・・・」

雪巳「・・・くー・・・くー・・・」

雪菜「スー・・・スー・・・スー・・・」

雪沙「・・・むにゃむにゃ・・・・・」

僕「・・・・ぐぉっ・・ふがっ!?・・・ん?あれ?」

 

ひょっとして、もう、終わってる!?

 

僕「・・あれ?みんな寝てる・・起きて、起きて!」

雪巳「・・・んー?どうしたのー?」

雪菜「・・・寝ちゃって、まし、た・・」

雪沙「ふぁぁ〜〜〜・・・ここどこ〜〜〜?」

僕「もう終わったよ、もうすぐ6時半だ、出よう」

 

みんなもう疲れちゃったんだな・・・僕もか。

後は予約した夕食をいただいたら、最後のお土産をあさって、

夜のショーが終わったらもう早めに帰ろう、閉園時間までいたら帰れそうもない。

 

僕「さあ、アメージング号へ行くよ」

雪巳「人があつまってるー」

雪菜「ショー、するみたい、です」

雪沙「でも見えない〜〜〜〜」

僕「ほんと、立ち見も絶望的・・でも僕らは夕ご飯食べるんだよ」

 

アメージング号前のステージを横目に桟橋の前へ来た、

メイドのお姉さんに朝の予約券を見せ、船の中へ案内してもらう。

 

雪巳「すっごい豪華ーー」

雪菜「飾りが・・・きれい」

雪沙「じゅうたんだ〜〜」

僕「豪華客船の中だからね、こんなもんだよ」

メイド「階段になります、足元をお気をつけくださいませ」

 

用意されたテーブルへ座る、そこは・・・

 

雪巳「あれー?窓があいてるー」

雪菜「ここ・・・すごい」

雪沙「おもしろ〜い!人だらけ〜〜」

僕「凄いな、ショーのステージの真上だよ」

雪巳「上からショーが見れるーー」

 

そう、隠れた穴場というか特等席というか、

朝イチでこのレストランをショーの時間にあわせて予約すると、

人気のここのステージを並んだり立ったりする事なく、食事しながら見られるんだ。

 

僕「あ、始まるみたいだよ」

雪巳「でてきたでてきたー」

雪菜「上から見るの・・・おもしろい・・・」

雪沙「すごいね〜〜とくしたね〜〜」

メイド「あの・・・お飲み物は何にいたしましょうか」

 

そうだ、ご飯も食べなきゃ。

 

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