ネズミーの声「時間だよー!起きろー!時間だよー!起きろー!時間だよー!」

 

・・・・・う〜〜〜ん、うるさい・・・

これは、目覚ましか・・・起きなきゃ・・止めて、と・・もう朝かぁ・・・

もうちょっと寝たい・・ふう・・体が重い・・・時間は・・・ちょうど6時だ・・・

 

僕「ん・・・んんっ??」

 

なんだろう・・・まだ夕べのワインが残ってるのかな・・

いや、これは眠いとか二日酔いとかじゃなく、物理的な重さだ、

布団の中が暑苦しいというか痺れるというか・・・何だろう・・・

 

もそもそっ、と布団が動いた!?

 

雪巳「・・・んー・・・」

僕「え、ええっ!?」

雪巳「ほへぇー・・・お兄ちゃん、朝ぁー?」

 

布団から顔を出したのは、

僕の胸に抱きついたままの、雪巳ちゃん!?

 

僕「う・・・ああうっ!!」

 

股間が痺れてるっ!

こ、これは・・・つながった・・ままだっ!!

 

☆ほへ〜〜〜??☆

 

雪巳「んー・・・おっはよぉー・・・」

僕「・・・・・!!!」

 

背筋がざーーーっと寒くなる!

間違いなく、紛れも無く、すっぱだかの雪巳ちゃんが、

僕の胸の中で・・おおきなおっぱいをむにゅむにゅ乗せて、

下半身に・・あそこに、僕のアレを入れたまま、繋がったまま・・・

ねむけまなこのその表情は、まぎれもなく幼い、まだほんの数ヶ月前まで小学生だった少女の顔!!

 

─────魔法が解けた!!

 

雪巳「んーー・・・おにぃちゃぁーん・・・んー・・・」

僕「う・・ううううう、うん、お。おは。おはは、おはおはおは・・・」

 

震える手で雪巳ちゃんの肩を掴む、

あれは・・・美しい妖精と戯れた一夜の夢は、

ほ、ほほほ、ほんとう、本当だったんだ!!そ、そんなぁ・・・

 

僕「ど、どうしよう・・・」

雪巳「なにがーー?」

僕「だだだだだ、だって・・・」

 

大人と子供、少女を超越した美しい妖精に変身する魔法は、

一夜で解けて、今、僕と繋がっているのは、紛れも無く13歳の少女だ!

僕は・・・僕は、取り返しのつかない、大変な、とんでもない事をしてしまった・・・!!

 

雪巳「んーーーーー・・ちゅっ」

僕「う・・・あうううう・・・」

 

首を伸ばして軽く唇を合わせられる、

体が伸びた拍子に股間がずれて、完璧に結合したままである事を思い知らされる。

夜はあれだけ幻想的だったはずが、朝日に照らされた姿は幼さしか無い完全な子供・・・!!

 

雪巳「ねーーー・・・一緒にシャワーあびよーよー」

僕「そう・・だね・・・うん・・・」

雪巳「ちょっとまってねー・・・んーしょ・・んー・・・」

 

モソモソと体をくねらせて・・・

う、あう、うぐっ、あああ、うううっっ!!

 

にゅぽんっ!!

 

雪巳「ぬけたよー」

僕「うん・・・うん」

 

あっけらかん、とした表情で起き上がり、

するり、と僕の胸から離れベットを降りる、

雪巳ちゃんが離れた布団の中を見ると・・う・・グチャグチャだ・・

 

雪巳「んー、まだはさまってるみたいー」

僕「あ、血が・・・」

雪巳「おにいちゃーん、汚れはやく流さないと雪菜たち来ちゃうよー?」

 

・・・女の子って強いなあ・・・

僕はといえば、まだ半放心状態・・・

雪巳ちゃんの血も僕の股間にしっかりと付いている・・・

 

僕「まって・・・あう」

 

くらっ、と足がもつれる。

シーツにはしっかりと雪巳ちゃんのヴァージンだった跡が・・・

ホテルの人、どう思うんだろうか、だってこの部屋に泊まってるのは・・・!!

 

雪巳「お湯出たよー」

僕「僕も・・・浴びるよ」

雪巳「洗ってあげるー」

 

丁寧に布団を直す、

中が見えないようにしっかり重ねて・・・

バスルームへ行くと雪巳ちゃんが股間を流している真っ最中だ。

 

雪巳「もーちょっと待ってー」

僕「へ、へいき?大丈夫?」

雪巳「えへへー、おにーちゃーん♪」

 

だめだ、笑顔が眩しすぎて見れない!!

 

雪巳「はいー、流すねー」

僕「うん・・・お願い」

雪巳「ボディソープ使うねー」

 

丁寧に汚れを落としてもらう、

特に股間は念入りに・・・あ、足が震えてる・・・

まだ冷静になれない、というか現実を受け入れきれない・・・

 

 

 

雪巳「シャワーあびてきたよー、雪菜もはいるー?」

雪菜「ううん・・いい・・・おはよう・・です」

雪沙「おっはよ〜〜〜、今日も晴れだよ〜〜」

僕「うん、朝日が綺麗だね」

雪菜「ゆきさ・・・動かないの・・・」

 

ぽんぽん、と雪沙ちゃんの背中にベビーパウダーをつける雪菜ちゃん、

時間はいつのまにか朝6時半過ぎ・・早く着替えて今日の作戦を実行しないと。

 

雪巳「ほらー、もう着替えるよー?」

雪沙「は〜〜い」

雪菜「・・・これで・・パウダーおわり・・」

僕「よし、着替え終了、と」

雪沙「ゆきさこれから着るからまって〜〜」

 

黙々と着替える雪沙ちゃんと雪菜ちゃん。

雪巳ちゃんは物凄く機嫌良さそうに荷物をまとめる・・・

僕は・・・どうしよう、あのシーツ・・このまま出て、大丈夫か・・・

いっそシーツを持ち帰って洗って返す・・いや、そんなの不自然だし不可能だ、

それに今、そんなことをしようものなら雪菜ちゃんたちに気付かれて・・・やばい・・・

 

雪菜「服、着たです・・」

雪沙「いこ〜〜」

雪巳「お兄ちゃん、いくよー」

僕「そうだね・・・い・・こう・・・」

雪沙「しゅっぱ〜〜〜つ♪」

 

結局、ベットをそのままにして部屋を出てしまったのだった・・・

 

 

 

雪沙「あ〜〜〜、おっきいプールう〜〜」

雪巳「ほんとー、ホテルにあったんだー、入ればよかったねー」

雪菜「そんな時間・・・なかったから・・・」

雪沙「あっちは子供用映画館だって〜〜」

雪菜「ネズミーさんのアニメやってる・・・」

雪巳「ホテルの中に色々あったんだー、もったいなかったー」

僕「・・・そっ、そうだね、でもホテル入るの遅かったし出るのもはやいし・・」

 

それより従業員に顔を見られないように・・

もう手遅れかも知れないけど、できるだけ気付かれないように・・

チェックアウト無しのクレジットカード方式にしておいてよかった、

あの部屋のベッド見て、宿泊客が僕と小中学生3人だけっていう事と結びつけられたら、

通報されかねない・・・宿泊名簿は確か僕1人と「ほか3名」のはずだから、なんとかなる・・・か?

 

雪巳「こっちみたいだよー」

雪菜「宿泊客専用ネズミーシー入り口・・・」

雪沙「あと7分で6時55分だよ〜〜」

雪巳「お兄ちゃん、シーのパスポートはー?」

僕「えっ?あ・・・えっと・・・あった!はい」

 

シー用パスポートを渡す、

えっと作戦は・・今回はコインロッカー確保は楽そうだ、

ホテル宿泊客は5分先に行動できるからこそライバルは同じ宿泊客だけ、

でもその列も結構並んでる・・あれ?列が進みはじめたぞ?まだ50分になったばかり・・

特別に5分早くしてくれたのか!?進む進む・・・パスポートを入れてゲートをくぐって・・・あれ!?

 

お姉さん「はーい、ここまででーーす!」

 

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