丸一日かけて夏休みの宿題を進める・・・

40日分を1週間ちょっとでやるんだ、そりゃ大変だよ。

実をいうと、約束の日までに終らなくても連れていくつもりなんだけど・・・

でも雪菜ちゃんはもう終らせてしまった、夜遅くも粘ってたもんな、さすがだ。

さらに雪沙ちゃんの家庭教師までやるとなると、スピードは一気に加速する。そして雪巳ちゃんは・・・

 

雪巳「ねーお兄ちゃん、ここの英語はー?」

僕「え?ああそれはナイスが入るね、つづりわかる?」

雪巳「んーと、nice、だよねー・・・」

 

うーーーむ・・・

宿題のプリントよりも、

その上に乗っかってる大きな胸に目が行っちゃう・・・

気にしないようにしようとすればする程、おっぱいが気になる・・・

だってこのシャツ、胸の谷間が思いっきり覗けちゃう・・・これは罠だ!きっとそうだ!

 

雪巳「あー、お兄ちゃん!」

僕「な、なに?なになになに?」

雪巳「お昼作ってくるねー」

僕「なんだ、そんなことか・・」

雪巳「えー?なんだと思ったのー?」

 

ぎくり!

 

雪菜「・・・お昼、おにぎり握ってあるよ・・・」

雪巳「そっかー、じゃーまだいっかー」

僕「そうだね・・・さすが雪菜ちゃん!」

雪菜「持ってくる・・・です」

雪沙「ゆきなおねーちゃーん、ここわかんなーい」

僕「じゃあ、僕が持ってくるよ」

雪巳「いいのー?ありがとー」

雪菜「・・・・・ごめん。なさい・・」

僕「いいのいいの、みんながんばってるから!」

 

・・・・・ふう、胸に見とれてた事じゃなくてよかった。

 

 

 

 

 

気がつけばもう午後8時半か、

さっきの夕食を挟んでし通しだな、

よく集中力が持つよ、やっぱりこれもネズミーランド効果かな?

 

僕「疲れたぁ・・・ちょっと横になるよ」

 

部屋の横で仰向けになる、

先に僕のほうが休憩したくなっちゃった。

 

雪沙「つかれちゃったの〜?もんであげる〜」

僕「あ、ありがとう・・んっ、背中気持ちいい・・・」

雪巳「足も揉むねー」

雪菜「私は・・・腰・・・」

僕「はああ・・・ありがと・・・気持ちいい・・・」

 

三姉妹による同時マッサージ、気持ちいいいいい〜〜・・・

 

ガチャッ

 

美鈴「あらあら、極楽のようね」

僕「みっ!美鈴姉さんっっ!!」

 

なんてタイミングにっ!!

 

雪巳「あー、こんばんわー」

雪菜「こんばん・・わ・・・」

雪沙「こんばんわ〜〜〜〜〜」

美鈴「はい、こんばんわ。そんな揉み方じゃ駄目よ?ここは、こう揉むの」

僕「え?はわわわわ・・ああっ!きっ、気持ちいいぃぃぃ〜〜〜・・・」

 

やっぱり元プロのナースは違う!

と、とろけるうぅぅぅ〜〜〜・・・はぁぁぁぁぁ・・・

 

僕「美鈴ねえさぁん・・・今日は・・・どう・・し・・た・・の・・?」

美鈴「ほら、もっと力抜いて!・・スポーツジムの帰りに寄ったのよ、心配で」

僕「ありがとう・・ねえさ・・・あぁぁ・・・」

美鈴「で、児童相談所から何か連絡は?」

僕「まったく・・ない・・で・・すぅぅ・・・」

 

あんまり気持ちよすぎて眠くなってきちゃった。

 

美鈴「そう、でもそろそろ連絡が来る頃よ、抜き打ちで来る可能性もあるわ」

僕「はひぃ・・・そんときは・・連絡しま・・しゅうぅぅぅ・・・」

美鈴「・・・・・はい、おしまい」

 

ああ、もう終っちゃった・・・

凄いテクニックだった、恐ろしいくらい・・・

何だか汗かいちゃった、喉も渇いてカラカラに・・・

 

美鈴「ちょっと汗くさいわね・・お風呂入ってきなさい」

僕「あ、はい、入ってきます、今すぐですよね」

美鈴「そうよ、出るまで私は待っててあげるから」

僕「じゃあ先に・・・入ってきまーす」

雪沙「ゆきさもいっしょにはいりたい〜〜」

美鈴「駄目よ、ちょっとお話があるから」

僕「え?話?じゃあ早くお風呂出た方がいいですよね?」

美鈴「ううん、弟クンはいいの!ゆっくり浸かってらっしゃい」

 

うーん、なんだろう?

ま、いいか、美鈴姉さんなら信用して大丈夫だ。

 

 

 

ザプンッ・・・

 

僕「ふ〜〜、それにしても気になるなあ・・・」

 

美鈴姉さんが三姉妹とお話・・・

まあ、僕にとって悪い事は言わないはずだけど、

一体何を・・・って、聞いてもはぐらかされるんだろうなあ、

だからといって雪巳ちゃんたちに聞くのはなんだか抵抗がある、

雪沙ちゃんくらいなら・・いや、「ひみつだよ〜〜」あたりで逃げるように言われてるだろうなぁ・・・

 

僕「まあ、美鈴姉さんを信用してるんだから、いいや」

 

言われたとおり、ゆっくりじっくりのんびり浸かってよう・・・

 

 

 

ガチャッ

 

僕「お風呂出たよ」

美鈴「長かったわね〜、さ、行ってらっしゃい」

雪巳「はーい、じゃあ次はいるねー」

雪菜「はいり・・ます・・」

雪沙「はいってくる〜〜〜」

僕「いってらっしゃ・・あれ?」

 

何か袋を持ってる、

弁当箱みたいなのを包んだ・・・なんだあれ?

 

僕「あれ?それ・・・むぐぐ!」

美鈴「ゆっくり入ってらっしゃ〜〜い」

 

ぱたぱたと風呂場へ・・・

あの謎の包みは一体なんだ!?

 

僕「美鈴義姉さん!急に口塞いでなんすか!」

美鈴「・・・・・そんなにあの袋の中身が知りたい?」

僕「そりゃあ気になりますよ・・・」

美鈴「聞かないほうがいいかもね?」

僕「えー?なんか恐いなあ・・・・・でも気になる」

 

ここまで気になったら教えてもらわないと眠れないよ・・・

 

美鈴「あれは入浴剤よ」

僕「ほへ?そんなもの?」

美鈴「ほんとにそう思う?」

僕「・・・・・本当は何ですか?」

美鈴「ひ・み・つ」

 

うう・・・美鈴姉さん独特のこのはぐらかしかた・・・

 

美鈴「・・・・・教えてあげる、1度しか言わないわよ?」

僕「はい・・・」

美鈴「耳を近づけて・・・」

 

言われたとおりにすると、

聞こえるか聞こえないかギリギリの囁きが僕の耳をくすぐる。

 

美鈴「あれは・・・・・ぃ・ょぅ・ん・・よ」

僕「ええっ!?せい・・」

 

スパーン!!

 

僕「いてて・・・はたかれた」

美鈴「ばかっ!いい?あの袋について今後一切触れちゃ駄目よ?」

僕「は、はひぃ・・・」

美鈴「それについての相談は電話で私にすることになってるんだから」

僕「じゃあ、もう・・・?」

 

女の子だもんなあ・・・

 

美鈴「ま・だ、三人ともまだよ」

僕「え?だって・・・」

美鈴「まだだからこそ渡したの、いつ始まってもいいように」

僕「でも・・・雪巳ちゃんなんて中1ですよね?」

美鈴「あら、私なんて中2の秋からよ?それにあの子たち今まで栄養不足だったから、それで遅れてるのかもね」

僕「そんなもんですか・・・」

美鈴「だから雪沙ちゃんが1番乗りってこともあるわ、だいたい小5から中1にかけてはじまるものよ」

僕「そういうの、何だかすっかり忘れてた・・・」

美鈴「あの子たち、そういう知識はちゃんと持ってたわ、小5で習うし一番上の姉もあるから」

僕「えっと、じゃあ、僕はどうすれば・・・」

美鈴「普通でいいの、ただ、もし具合悪そうにしてたら、そっとしてあげて。出来るだけ篭らせること」

僕「はい・・・」

美鈴「後はあの子たちにちゃーんと教えてあるから、連絡も来るから、心配しないで」

僕「そんな細かい所まで、ありがとう・・・」

 

やっぱり頼りになるなあ

 

美鈴「さて・・・次は君の番よ」

僕「はい、なんでしょうか・・・」

美鈴「あの子たちとさっきも軽くカウンセリングしたけど・・君に2つ言いたいことがあるの」

僕「ななな、なんでしょうか」

美鈴「というより、あの子たちと話してて2つ気がついたことね・・・よーく聞きなさい」

 

こわいよー、こわいよー・・・

 

美鈴「まず1つは・・・」

僕「はいっ!!」

 

どきどきどき!!

 

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